歴史ある空間で特別な時間を過ごす ホテルのラウンジ&喫茶。
<東京ステーションホテル><パレスホテル東京>

FOOD 2023.05.24

一流のホテルには一流のラウンジがある。細部までこだわりしつらえられたラウンジや喫茶室を訪れるのはそれだけで贅沢。伝統をつなぐ歴史あるメニューや心地よい空間を生み出す内装の秘密。そのこだわりを深掘りしてみる。

東京ステーションホテル ロビーラウンジ[東京]<SINCE 1915>

クラシカルな壁や天井のモールディングとマッチする瀟洒なシャンデリア、ブルーのソファや幾何学模様のカーペットなどインテリアのこだわりも必見。
クラシカルな壁や天井のモールディングとマッチする瀟洒なシャンデリア、ブルーのソファや幾何学模様のカーペットなどインテリアのこだわりも必見。

東京駅開業の翌年となる大正4年に誕生。ホテルという「使い続ける文化遺産」として100年を超える歴史を今に伝える。2012年、駅舎の保存・復原工事に伴いホテルもリニューアルを施した。ラウンジも、歴史ある建造物に相応しい王道のヨーロピアンクラシックな内装に一新。特徴的な縦長窓に淡いブルーのダマスク織のカーテンを配するなど、どこまでも格調高い雰囲気に酔いしれたい。

〈ロビーラウンジ〉がある場所はかつて列車の待合室として利用されていた過去もあるという。数々の歴史を刻む場所や建物だけでなく、その味にも伝統が残る。「東京ステーションホテル珈琲物語」(2,200円)は、〈サザコーヒー〉がホテル創建当時のコーヒーの味を、史実をもとにイメージ。日本のコーヒー文化が花咲いた当時を想像しながら味わいたい。

パレスホテル東京 ロビーラウンジ 「ザ パレス ラウンジ」
[大手町]<SINCE 2012>

インテリアはイギリス・GA Groupのテリー・マクギニティが担当。モダンなルックスの中に日本の伝統的な素材やモチーフを使い洋と和をミックスさせた。
インテリアはイギリス・GA Groupのテリー・マクギニティが担当。モダンなルックスの中に日本の伝統的な素材やモチーフを使い洋と和をミックスさせた。

皇居東御苑のすぐ隣に位置し、水辺と緑が眩しいお濠を望む景色は格別。60年以上の歴史ある〈パレスホテル〉は2012年に〈パレスホテル東京〉として生まれ変わり、より広く愛される一流ホテルのあり方を示す。ラウンジのこだわりは、洗練された場でありながらくつろげる居間のような場所であること。ソファの配置や暖炉や照明、細かなサービスに日本のもてなしの視点がある。

皇居外苑の緑とお濠の水辺の景色を楽しめるロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」。丸の内に立地するホテルとして、海外からのお客をもてなす和と洋のバランスを大事にする。暖炉や書棚を置き、居間のように落ち着いたヨーロッパ調インテリアを配置しつつ、和装のスタッフがサービスをするほか漆器や錫(すず)製の酒器や皿など日本の伝統工芸品を積極的に取り入れ、日本の魅力も伝えている。東京都千代田区丸の内1-1-1 パレスホテル東京1F 11:00~24:00(23:30LO) 無休 76席

photo : Yoichi Onoda,text : Kana Umehara

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