大銀座から始まる東京小旅行
#ちょっと一杯 食前酒「アペリティーボ」を楽しもう! FOOD 2023.04.05

イタリア語でアペリティーボ、フランス語ならばアペロ。「食前酒」を意味し、夕食前にお酒とつまみを楽しむ習慣のこと。そう、ラテン文化の人々は、まず“ちょっと一杯”嗜んで、気分を盛り上げてからディナーの店へと向かう。そんなハシゴする楽しさを、もっと銀座界隈で満喫しようじゃないですか! 乾杯のスプマンテ(スパークリング)から日暮れ時に最高のカクテルと、隠れ家バーや専門店の角打ち的カウンターまで、ディナー前に立ち寄りたい最旬スポット4軒をご紹介。さあ、銀座でもっとアペリティーボを!

1. 〈THE UPPER〉
極上のミクソロジーが味わえる、隠れ家バーで待ち合わせを。

〈丸の内テラス〉9階&10階のルーフトップレストラン〈THE UPPER〉にあるウェイティングバーの存在をご存じだろうか。実はここ、丸の内エリアではまだまだ珍しい本格的なミクソロジーカクテルが楽しめる店なのだ。昨夏、階部分をイノベーティブフレンチ〈NINE by LaCime〉にリニューアルしたことを機に、バーメニューも一新した。
シグネチャーカクテルのレシピを監修するヘッドバーテンダーの野邑 翔(のむらしょう)さんは、〈フグレントーキョー〉などで活躍したミクソロジーの担い手だ。渋谷の大人気バー〈The SG Club〉出身の山口郁也(やまぐちふみや)さんとともに、実力派トップが店を牽引。バジルを漬け込んだラムや発酵トマトのエスプーマなど、多彩なオリジナル素材で構築するカクテルは料理との親和性が高く、絶妙に食欲を刺激する。まさに食前酒として最高の一杯!


2.〈PROSECCO BAR〉
明るい時間から気軽に“泡”を。夕暮れ時に最高のカウンター。

銀座のコリドー街に、まさに“アペリティーボスタイル”をコンセプトにしたバーが登場した。場所は昨秋オープンしたホテル〈ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー〉のエントランスの一角。
イタリアはヴェネト州を中心に造られる代表的スプマンテ(スパークリングワイン)、プロセッコが楽しめるウェイティングバーだ。1階のイタリアンレストラン〈イル カルディナーレ 銀座コリドー店〉に隣接し、店でハウスワインとして提供する4種のプロセッコがカウンターで常時楽しめる。グラス800円〜、サービス料・席料なしの明朗会計。イタリアのアペリティーボの代名詞、オレンジ色のリキュール「アペロール」のカクテルで始めるのもよし。レストランの厨房から届くおつまみ=アンティパストも納得の味だ。ディナー前に早めに集合して乾杯を!

3.〈FRANCIACORTA BAR〉
アペリティーボを堪能しに、今宵もメンズ百貨店を目指す。

本日は白とロゼを優美な公式グラスで。グラス1,320〜1,980円。フランチャコルタを練りこんだ生チョコ(2個550円)と至福の組み合わせ。
本日は白とロゼを優美な公式グラスで。グラス1,320〜1,980円。フランチャコルタを練りこんだ生チョコ(2個550円)と至福の組み合わせ。

伝統的な瓶内二次発酵方式で造られるイタリアの高級スプマンテ「フランチャコルタ」。なめらかな泡、ほどよい酸と完熟ブドウならではの健やかで豊潤な風味が人気を誇るブランドだ。〈阪急メンズ東京〉内には本国以外で唯一の協会公認バーがある。バイザグラスは10種。希少なボトルも入荷し、公式グラスで飲めるのも公認だからこそ。心地よさは格別!

4.〈TASU+〉
酒のプロならではの品揃え!食前に日本酒で気分をUP。

八重洲の新スポットに酒類卸業の老舗〈日本酒類販売〉が初出店した物販&ダイニングバー。大手からマイクロ酒造までおすすめの銘柄を揃え、5席のカウンターでは飲み比べやグラスの縁に山椒をまぶした「まるがりーた」など、若き日本酒の専門家・山﨑友輔さんが考案した日本酒カクテルが味わえる。新スタイルの優秀な“角打ち”だ。

photo:MEGUMI text& edit:Yoko Fujimori

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