エキスパートが真剣に選ぶ!東西スイーツリレー 関西で行くべき、知る人ぞ知る焼き菓子3選|スイーツアンバサダー・nanshi FOOD 2023.02.07

和菓子・ネオ和菓子専門家の安原伶香さんと、スイーツアンバサダーのnanshi(ナンシ)さんが、毎月交替でテーマに沿ったおすすめスイーツをナビゲート。今月はnanshiさんが、「知る人ぞ知る焼き菓子」を紹介します。

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はじめまして、nanshi(ナンシ)と申します

関西で行くべき、知る人ぞ知る焼き菓子3選|スイーツアンバサダー・nanshi

お菓子を愛する人たちの気持ちや、すべてのお菓子のステキな部分を応援したい!という想いから、“スイーツアンバサダー(菓子応援家)”に。SNSやメディアへの発信を中心に、イベントのプロデュースなどもさせていただいております。
そしてこのたび、安原伶香さんと共に連載をスタート。関西のお菓子事情をふまえつつ、お取り寄せできるお菓子を中心におすすめを紹介していきます。

今回のテーマは「知る人ぞ知る焼き菓子」。普通に道を歩いていては見つけられない、焼き菓子好きに支持されるお店を3つに厳選!

【知る人ぞ知る焼き菓子3選】1.〈Le tamis(ルタミ)〉

通信販売をメインに、週1回ほど工房でもお菓子を販売しているお店。元々は、オーナーのお兄さまが営むうどん店を手伝いつつ、レジ横で販売していたもの。みるみるうちに人気となり、2020年に店舗をオープン。いまや争奪戦になるほど人気です。
店名である〈Le tamis〉の“tami”とは、フランス語で粉をふるう製菓用具のこと。粉をふるうひと手間を惜しまず、おいしいお菓子を作りたいという、店主さんの想いが込められています。
食べるとほっこり笑顔になる優しいお菓子の数々は、ひとつずつ丁寧に作られ、見えない手間が隠されています。特に、季節ごとにフレーバーが変わるバターサンドは生地とクリームのバランスが最高!ぜひ味わっていただきたいです。

〈le tamis〉
■京都府京都市伏見区京町北7-9-1 喜多源第二マンション107
■075-285-2649
■13:00~16:00(予約制)、16:00~(自由来店)
■金曜のみ営業。詳細はHPにて告知

【知る人ぞ知る焼き菓子3選】2.〈équ(エキュ)〉

おしゃれなデザイナーズビルの4階。表には看板らしいものは何も出ていない、隠れ家のような空間に2022年12月、オープンしました。店主の中村忠史さんは、ジョエル・ロブション氏からの厚い信頼を得て、2016年に国内外で活躍。開業間もないながら、そのおいしさがみるみるうちに口コミで広がり話題になっています。
足を踏み入れると、石と木を基調としたこだわりの内装に美しくディスプレイされたお菓子の数々。説明書きがないのは、お客さん一人ずつとコミュニケーションを取りながら販売するスタイルにしたかったからだそうです。そのため、接客は1組ずつ。「パータタルト」と言うタルト生地と名付けられた薄焼きのクッキーは、サクサク軽い食感とバターのコクに手が止まらなくなるおいしさです。

〈équ〉
■大阪府大阪市中央区南久宝寺町1-6-6 CONCOM南久宝寺401号
■11:00~15:00
■月火水休、ほか不定休
■HPはこちら

【知る人ぞ知る焼き菓子3選】3.〈Camphora(カンフォーラ)〉

国宝〈石清水八幡宮〉がある京都府八幡市。住宅街に現れたのは、2022年5月にオープンした天然酵母手ごねで作るパンのお店。
店主さんは国内外で経験したのち、ロサンゼルスにてベーカリーの立ち上げに携わり帰国。噛みしめるごとに旨みの広がるシンプルなパンやサンドのおいしさに加えて、見逃せないのが一緒に並ぶ焼き菓子です。パティシエを主として働かれていた経験も長く、素材の良さと丁寧な仕事が光る味わいです。
ラインナップはその日ごとに違うようですが、アーモンドの香りが広がるフィナンシェと、パリッとした外側とトロリとした中の食感がおいしい平飼い卵のカヌレは、見つけたら必ず買いたいおすすめの2品。

〈Camphora〉
■京都府八幡市男山長沢4−13 長沢ハイツ103
■9:00~17:00(売り切れ次第終了)
■月火水日休、他POPUP出店
■HPはこちら

どのお店も、わざわざ足を運んでよかったと思えるお店ばかり。みなさんも、茶色い焼き菓子に癒されてくださいね。

次回のテーマは…「今年のいちごスイーツ」

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