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『クセになるよね、吉祥寺』特集よりお届け! スパイス×おばんざい!?吉祥寺の人気店〈シヴァカフェ〉がリニューアルしました! FOOD 2017.04.14

ネパールカレーで有名な〈サジロカフェ〉の姉妹店〈シヴァカフェ〉が、センスのよい空間はそのままに、佐久間チヒロさんによって受け継がれました。どのように生まれ変わったのでしょうか?吉祥寺の人気店の‟今”に注目しました。

古家具たちが出迎える、 ネパールの空気が息づく店。

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成蹊大学にほど近い、五日市街道沿いにある〈シヴァカフェ〉。ここはネパールカレーの人気店〈サジロカフェ〉のオーナーである、ネパール人のニールさんと一級建築士の川井さん夫妻が2009年に開いた店。カレーだけでなくスパイスを活かしたデザートやドリンクが楽しめる〈サジロカフェ〉の妹的存在として、人気を博してきた。オーナー夫妻が設計を手がけた、古家具をセンス良く配した空間は大切に受け継がれ、良質なランチが味わえる場所として進化していく。この店もまた、アップデートし続ける魅力的なカフェの一軒だ。アーコールなど、一脚ずつ異なるイスが並んだカウンター席。棚には料理に欠かせないスパイスが並ぶ。

「有機玄米おばんざいプレート」(1,200円)
「有機玄米おばんざいプレート」(1,200円)

15年6月から新たな作り手として厨房に立つのが、佐久間チヒロさん。店名と空間を受け継ぎ、メニューやコンセプトは一新。彼女の看板料理は、もっちりと炊き上げた玄米と有機野菜のお惣菜が一皿に盛られた「有機玄米おばんざいプレート」。本日は全粒粉の車麩フライのほか、煮物、和え物、サラダなど日々の副菜8~10品が玄米の周りを囲む。漬物と玄米味噌のお味噌汁付き。このヘルシーさと食べ応えを兼ね備えたランチに心酔する常連がじわじわと増え、行列の人気店へと成長している。

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店内には元理髪店だった当時の大きな鏡が残され、北町で営業していた銭湯〈鶴の湯〉の煙突の鉄製はしごも飾られる。

玄米のおいしさに開眼する、大らかな健康ごはん。

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店主の佐久間チヒロさんは、故郷である京都で姉夫婦とカフェを営んだのちに上京。吉祥寺のタイ料理店や、西荻窪の自然食レストランなどで経験を積んだと聞けば、〝スパイスを利かせたヘルシーなおばんざい〞という彼女ならではの料理にも納得がいく。野菜中心でありながらベジタリアンメニューではなく、選べる主菜の中には必ず肉料理も用意する。お弁当のケータリングも行い、こちらも好評だ。手をかけた健康的な食事を、野菜もお肉もお腹いっぱい味わえる幸せ。そんな大らかな姿勢が女性だけでなく男性のリピーターも生んでいるのだろう。使い込まれたテーブルの手触りや照明の柔らかな灯りと相まって、〈シヴァカフェ〉らしい心地よさを育んでいる。

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〈ハーバルノート〉のハーブティーも人気。550円~。

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〈シヴァカフェ〉のランチプレートの特徴は、季節の有機野菜を使った8〜10品のおかずと、噛むごとに甘く、ふっくらと絶妙な炊き加減の玄米ごはん。有機野菜は専門の業者から届けられ、茨城県の〈お米農家 やまざき〉の玄米を愛用する。一人で丁寧に手作りしているので、売り切れにはご理解を。

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多くの照明が灯りをともす。黒板にはオーナーのニールさんが書いたネパール語の「食事を楽しんで!」の文字が。

〈shiva cafe〉
ほかに〈マンモスコーヒー〉の豆で淹れるコーヒー500円も。
■0422-36-1521
■武蔵野市吉祥寺北町3-1-1
■11:30~18:00(17:30LO)※ランチはなくなり次第終了
■水休 10席 禁煙 
shivacafe.jp

(Hanako1129号掲載/photo : Shin-ichi Yokoyama text : Yoko Fujimori)

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