日帰りでも、泊まりでも。鎌倉 Magazine No. 1135 2017年06月08日 発売号
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掲載店舗
- カフェ 福日和カフェ細い路地の奥、築70年以上の木造家屋は和と洋がほどよく混在した居心地のいい空間。「一日の始まりに体にイイものを」と、登場したプレートは発酵ずくめ。ミルキークイーン玄米で作った甘酒で喉を潤して胃を動かし、ネギダレの塩麹蒸し鶏、豆腐マヨネーズを使ったポテトサラダなど、手をかけた味わいがひと口ごとに伝わる。醤油麹で食べる玄米卵かけご飯は食欲を加速させるおいしさ。1,180円(税込)。おかずは日替わり。
- 甘味処 たい焼き なみへいたい焼きの店として2010年にオープンし、その後は自家製パンや焼きそばなど名物を徐々に充実させ、現在は“みんなの駄菓子屋”として愛される〈なみへい〉。GWから氷をスタートし、7〜8月の盛夏はたい焼きをお休みしてかき氷1本に。湘南産の柑橘を使った「湘南みかん」など自家製シロップも豊富で、メニュー数は実に約20種類。そして今年5月にお目見えした新作が、ぶどうのシロップやジュレなどで紫陽花を表現した「あじさい氷」。ぶどうの天然色素とミントシロップの淡いグラデーションが美しい、今だけの味。灼熱の由比ガ浜大通り沿いで涼を取るなら、ぜひ立ち寄って。
- フレンチ 野菜フレンチ Suzu神泉の〈TSU・SHI・MI〉出身の鈴木宏和シェフと、パティシエールの麻弓理さん夫妻が手がける、新しさと驚きのある一皿が評判。シェフ自ら栽培した珍しい野菜も楽しめる。ランチコース2,500円〜、ディナーコース3,800円〜。写真はディナーコース3,800円より「アスパラガスとほたるいかのマリネ」(右)、「無農薬レモンのブランマンジェ」(左上)。
- ビストロ Wine & Food Spiritワイン専門店〈湘南ワインセラー〉によるビストロが開店して半年。オーナーソムリエの花里誠一(はなさとせいいち)さんが選りすぐった自然派ワインを楽しめると地元でも話題に。希少なワインや注目の作り手の一本も、リーズナブルな価格でスタンバイ。ハーブやスパイスでメリハリを効かせた料理、インポーターから引っ張ったとびきり上等なチーズやハムとのマリアージュで、おいしさは三倍増しに。グラスは常時赤白各5種600円~で、その日のお勧めを黒板に記載。ボトルはショップ価格+1,000円で提供。
- 和食 活魚料理仲の坂店内に生け簀があり、活きの良い魚介類が味わえると評判の一軒。若い頃、磯釣りにハマっていた大将は、魚の知識が実に豊富。市場から天然の魚を届けてもらったり、地元の小坪港に赴き、活魚などを仕入れる。産地にもこだわっているため、全国各地の漁師から直送してもらうことも! それらを見事な包丁さばきで調理し、薄造りや煮つけ、唐揚げなど、一番おいしい調理法で提供してくれる。
- カフェ Cafe GLASS GRASSアトリエの展示時期にカフェ営業。地元の名店〈パティスリーR〉のケーキセット1,000円(税込)。
- ワインバー binot.鎌倉駅から徒歩2分。陸地と海の温度を一緒にする夕凪が吹く頃にオープン。晩ごはんや呑みの時間より少し早めなのは、駅のホームの立ち食いそば屋のような、気軽さと心地よさを併せ持った存在でありたいという思いから。幼少期に体質改善のため、ベジタリアンだったこともある店主の阿部さんが作る、季節野菜の惣菜は、素材そのものを味わう、繊細で、優しく、力強いもの。お腹いっぱい食べてもいつもカラダごと軽く、スキップして帰れるような感じなのだ。鎌倉で9年、ここで出会った人たちと生み出す阿部さんの食コラボは、満月バーをはじめ、さまざまな形でおいしい記録と記憶を残し続けていて、ほんと、目が離せません。
- イタリアン オステリア ジョイアオーナーは、ソムリエにして野菜作り歴30余年の飯田博之さん。年間100品目の野菜とハーブを自家採取の種から育てあげ、まさに食べ頃なものだけを収穫して即座に厨房へ。それをミシュラン星付き店で腕を磨いたシェフが料理に仕上げる。走り~旬~名残と変化する野菜の風味に応じて料理も日々進化。その淡い甘みや清涼感のある香りなど、鮮烈にして繊細な味わいを引き立てるべく、飯田さんがソムリエの本領を発揮して、地ブドウ香るイタリアワインを選んでくれる。一期一会、今だけの奇跡を楽しみに出かけよう。
- カフェ 燕CAFE築83年の古民家カフェ。ハニートースト(648円)などのほか、お弁当も注文OK(写真は756円)。2階にはセラピスト・山辺まきさんの〈La Présence〉によるマッサージ(足裏30分3,500円、各税込、要予約/la-presence.xyz)も。平日は19時から、第3日・月は日中も予約可能。
- その他アジアンエスニック料理 【休業情報あり】WAHINEカレーの人気店〈珊瑚礁 本店〉隣に姉妹店の海南チキンライス店がオープン。東南アジアなどで親しまれている料理を、独自のレシピで開発。銅製の寸胴鍋を使い、濃厚な鶏スープの中で丸鶏を蒸し上げた、しっとりやわらかな食感とうまみは格別。「海南チキンライス」(レギュラー)1,200円。スープヌードルや焼きビーフンなども楽しめる。