使う時間もワクワクする。 持続可能なジャム作り?歯磨きで海を汚さない?“買う”を選んで、役に立つ。/未来のために身近にできること。#01

SUSTAINABLE 2020.11.09

何を買って、どう向き合い、どう行動する?日々を彩る選択で、将来を明るくできたらどんなにうれしいことだろう。楽しみながら今すぐできる、アクションをご紹介します。今回のアクションは”買う”。環境や社会への配慮があるブランドへ寄付をするように、買い物でエールを送ってみませんか?行き場のないものを材料にした製品を選べばロスを減らせたり、オーガニック製品を選べば生産者の健康を守る手助けができたりと、世界を変えるアクションになるから。思いのある製品はデザインにもこだわりが詰まっていて、使う時間もワクワクするはず。

1.〈みつこじジャム〉の小島さんが考える持続可能なジャム作り。

行くあてのない果物を救出できる〈みつこじジャム〉。形が悪いなどで市場に出せない果物をジャムにしてアップサイクル。果物は農家の言い値で買い取り、農家のモチベーションを保ちながら食品ロスを削減。収穫にも関わり丁寧に作られた味が絶品と、入手困難になるほど人気だ。販売情報はインスタグラム(@mitsukoji_jam)にて。りんご「メイポール」ジャム各1,300円(みつこじジャム mitsukoji.com)
行くあてのない果物を救出できる〈みつこじジャム〉。形が悪いなどで市場に出せない果物をジャムにしてアップサイクル。果物は農家の言い値で買い取り、農家のモチベーションを保ちながら食品ロスを削減。収穫にも関わり丁寧に作られた味が絶品と、入手困難になるほど人気だ。販売情報はインスタグラム(@mitsukoji_jam)にて。りんご「メイポール」ジャム各1,300円(みつこじジャム mitsukoji.com)

「写真のジャムは、酸味が強く生食しづらい受粉樹のりんご『メイポール』を使用。数年前に農園の勧めでジャムにした時、ベリーの香りがする仕上がりに驚いて。それ以来、捨てるのはもったいないとジャムに。通販の包装材にはボーダーカットソーを製作する県内メーカーの製造工程で出てしまうハギレを利用。心を痛めていたロスを救いながらの循環を目指しています」(小島友見さん)

2.〈 オーラルピース 〉の歯磨きジェルで流した先にある海を汚さない。

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植物由来の乳酸菌を配合し、天然由来の食品とオーガニック成分だけで作られた歯磨きジェルは、飲み込んでも安心な成分100%!研磨剤や化学成分が入っていないので、ブクブクと口をゆすいで流しても海を汚染せず、人にも地球にも優しい。低刺激ながらミントの爽快感もある。歯磨きジェル1,200円(オーラルピース―アコテ 03-6873-7623)

3.放置されていた杉の間伐材を活用した〈しずく〉の除湿芳香剤で山川を守る。

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生い茂った杉が山の保水力を下げ、川の水が減ってしまった徳島県神山町では、前向きに森林整備ができるよう、楽しいアイデアで杉の商品開発をしている。例えば杉のチップは、靴やクローゼットの湿気を吸って爽やかな香りで癒してくれる、繰り返し使えるエコな芳香剤に。除湿芳香剤2本1,500円(しずく―神山しずくプロジェクト 088-636-7292)

4.オーガニックコットンを植物染めした〈スキンアウェア〉で自分も生産者も健やかに。

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化学肥料や農薬を3年以上使っていない土地で育てられたオーガニックコットンを選ぶことは、環境保全や生産者の健康を支えることにつながる。ボタニカルダイの発色のよさ、メッシュの小粋なデザインも気分が上がる理由に。ブラトップ7,200円、ショーツ5,200円(共にスキンアウェア―スキンアウェア東京ミッドタウン日比谷 03-6206-1871)

5.障がい者の仕事創出に協力できる 〈ラッタラッタル〉の裂き織りラグ。

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ものづくりを通して障がい者の自立を支援する〈ラッタラッタル〉。長野県軽井沢町のアトリエでは、障がいのある人たちがスウェーデンの織機で裂き織りを担当している。製作者はものが売れた自信を身につけ、能力を社会的な価値に。仕事を継続できる連鎖が生まれている。ラグ7,000円(ラッタラッタル―サンク・プリュス吉祥寺店 0422-26-8735)

(Hanako1190号掲載/photo:Shinnosuke Yoshimori(model), Satoshi Kaneko, Masanori Kaneshita, Akiko Baba, Hiromi Kurokawa, Natsumi Kakuto styling:Nami Kagiyama(model)hair & make:Yumi Narai(model)model:Serena Motola foodstylng:Toshie Kikawada text:Kyoko Kashimura, Tomoko Yanagisawa, Aya Honma, Miho Arima edit:Nao Yoshida cooperation:UTUWA)

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