梅田を再発見!『CREATIVE OCTOBER UMEDA』レポート。
2019.11.21

今とこれからの大阪クリエイティブシーンを映す5つのイベント。 梅田を再発見!『CREATIVE OCTOBER UMEDA』レポート。

大阪梅田で10月25日から開催された『CREATIVE OCTOBER UMEDA』。前回のレポート「大阪・梅田の魅力を発信する複合イベント『CREATIVE OCTOBER UMEDA』とは?」ではイベントの舞台となった街と開催の背景についてご紹介しました。いよいよ同時開催された5つのイベントの様子をレポートします。
野崎さおり
野崎さおり / フリーライター

「おいしいと楽しいに貪欲なフリーライター。郷土料理や外国の料理へも興味は尽きません。趣味は現代アート鑑賞とパン屋さん巡り。」

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1. 今の大阪がてんこ盛り。『BECAUSE This is it OSAKA』。

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家族連れの姿も多かった『BECAUSE This is it OSAKA』。

梅田駅北側のうめきた2期地区として整備が進む公園予定地。この敷地に設置されたテントが『BECAUSE This is it OSAKA』の入り口です。ファッションやデザイン、アートをはじめとした70を超えるクリエイターにスタートアップのブースも出展し、一般向けにも商品が販売されるユニークな展示会です。大阪で人気のあるイベントも同時開催されていて、カップルや親子連れなどたくさんの人が訪れていました。

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使えなくなったシンバルなどからアクセサリーを作る〈81's〉のブース。

展示ブースでお話を伺ってみると、楽しいコミュニケーションが炸裂! 使えなくなった楽器からアクセサリーを作る〈81's (エイティーワンズ)〉でもカメラを向けるとこの通りです。さすが大阪と思わずにいられません。

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大阪北部の軟水を使ったご当地サイダー「桜川サイダー」。

大阪府北部のご当地サイダー「桜川サイダー」のブースでは「ラ・フランスサイダー」をいただきました。100mg/L以下が目安とされる軟水のなかでも、かなり硬度が低い16mg/Lの水がおいしさの決め手だそう。

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黒田さん(右)とタブゾンビさん(左)の即興パフォーマンス。

会場内では大阪出身のイラストレーター、黒田征太郎さんによるライブペインティングが行われました。2025年開催の大阪万博に向けて「BANPAKU」と書かれたボードが鮮やかに彩られていきます。

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パフォーマンス終了後に笑顔で撮影に応じる黒田さんとタブゾンビさん。

ライブペインティングはSOIL&“PIMP”SESSIONSのトランペッター、タブゾンビさんとの即興コラボレーション。黒田さんのエネルギッシュな筆さばきとタブゾンビさんによるトランペットの力強い音に、集まった人たちも圧倒された様子でした。

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17の古着店が集結した『大阪古着祭』。

「BECAUSE This is it OSAKA」は、人気イベント『大阪古着祭』とスパイシーなカレーイベントの『wanna eat CURRY』ともコラボレーション。

値段と個性を重視、柄物ファッションにも積極的という人が多い大阪は、広い世代がファッションに古着を取り入れています。『大阪古着祭』は2010年から古着屋さんが集結して開催される古着フリーマーケット。『BECAUSE This is it OSAKA』の『大阪古着祭』には17店舗が集結し、価値ある一点物を発掘しようとするお客さんで賑わっていました。

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個性的なカレー屋さんが肩を並べた〈wanna eat CURRY〉。

近年大阪発祥の「スパイスカレー」を中心に、カレーの激戦地となった大阪。〈wanna eat CURRY〉は、カレー好きな女子ふたりのユニット「オーバーオールズ」によるカレーパーティイベントです。

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出店者のひとつ〈スパイスカリーハルモニア〉のカレー。

「オーバーオールズ」選りすぐりのカレー屋さん、6店舗が『BECAUSE This is it OSAKA』の会場に出店。会場内は食欲そそるスパイスの香りが漂いました。

2. 街を舞台にした社会彫刻「THE CITY. –社会を彫刻せよ-『2119』」

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『THE CITY.』の総合受付となった西田ビルには街の人が集いました。

「THE CITY. –社会を彫刻せよ-『2119』」は、阪急線と地下鉄御堂筋線、2つの中津駅に挟み込まれるようなエリア、中津3丁目を舞台にした社会彫刻のコンセプチュアルアートです。中津に住む人たちに聞いた100年後の2119年を想定して「今残したいものは何か?自分自身がいない世界でも後世に残したいものは何か?」というテーマで街の人たちに募った写真が展示されました。

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お好み焼き屋さんの店頭にさりげなく展示されたアート。

作品ののれんが展示されたのは、パッと見ただけではそうとはわからないようなお店の入り口や商店街など。アートイベントの会場となっていても、住む人の生活は普段と変わりなく続いていて、イベントそのものが街に染み込んでいるようです。

3. 食のクリエイターを育てる『SMORGASBURG OSAKA』。

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『SMORGASBURG OSAKA』の会場は、お酒も販売されて大にぎわい!

阪急高架下スペースで開催されていた『SMORGASBURG OSAKA』は、ニューヨークのブルックリンで毎週末開かれるフードマーケット『SMORGASBURG』と提携したイベント。今回が3回目の開催です。

ニューヨークの『SMORGASBURG』は、トライアル出店の店が出すクオリティの高い料理が話題となって、本格オープンに繋がるという食のクリエイターを育てる試みとして知られています。同じように新たな食のクリエイターをサポートして、食から賑わいを生み出そうというアイデアは、食の街の大阪らしさかもしれません。

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どーんと大きな〈コアラ食堂〉の「丸鶏のフライドチキンサンド」。

今回の『SMORGASBURG OSAKA』にはニューヨークから2店舗、日本から7店舗が出店。多彩なメニューの中でも〈コアラ食堂〉の「丸鶏のフライドチキンサンド」の存在感に目が離せなくなりました。

4. 将来有望なアーティストが手売りもするアートフェア『UNKNOWN/ASIA』。

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2015年にスタートして、今回が5回目の開催となったアートフェア『UNKNOWN/ASIA』。290組という過去最大のスケールとなった今回は、全体的に高いレベルの作品が集まりました。大阪で活躍するアーティストのほか、アジア各国からも多数が参加。

『UNKNOWN/ASIA』では、関係者はもちろん、一般来場者も審査に参加できるだけでなく、その場でポストカード1枚からアートを買えるインタラクティブなアートフェアです。過去の『UNKNOWN/ASIA』がきっかけになって、全国的な雑誌の表紙を飾ったアーティストも誕生しているそう。

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タイから参加したPetchさんのブース。

関西空港にアジアから乗り入れるLCCも多いという地の利に加えて、アジアと大阪は気質が合うとのことから、『UNKNOWN/ASIA』のアジアからの参加者は年々増えています。今回関係者の多くが注目したのはタイから参加したPetchさんの作品。今後彼の作品を日本で目にすることが増えるかもしれません。

5. 路地の町が生んだカルチャーを対等に楽しむ『EQUAL FESTIVAL in Nakazakicho』。

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2017年から始まった『EQUAL FESTIVAL in Nakazakicho』は今回が3回目。さまざまな感性や価値、モノがイコール(=)になる、アート、ファッション、フードのお祭りです。徐々にお店が増える中崎町で、参加するショップやギャラリーなどで計20名のアーティストの作品が展示されました。

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〈NAKAZAKI O HEIGHTS〉の2Fでは、今回の『EQUAL FESTIVAL in Nakazakicho』のメインビジュアルを手がけたアーティスト、Ardneksの作品も展示されました。

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期間中はスタンプラリーやインスタグラムを使ったキャンペーンも展開。路地に隠れるようにお店が点在し、徐々に新しいお店も増えている中崎町。歩くだけでも発見する楽しさを味わえます。

2025年の大阪・関西万博に向けて、新たな開発による魅力が生まれるだけでなく、これまで見えにくかったおもしろさがあぶり出される大阪・梅田。大阪を訪れたら、ゆっくり歩いてみるとおもしろい発見があるかもしれません。イベントで出会ったクリエイターさんたちが、これからの梅田をどう盛り上げていくのか、ますます目が離せません。

『CREATIVE OCTOBER UMEDA』概要

「THE CITY. –社会を彫刻せよ-『2119』」
Facebook イベントページ

『SMORGASBURG OSAKA』
イベントサイト

『UNKNOWN/ASIA』
公式サイト 

『BECAUSE This is it OSAKA』
公式サイト 

『EQUAL FESTIVAL in Nakazakicho 2019』
公式サイト

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