第16回　チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉！」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・16】はじめての家族旅行でちょっと慌てたこと

前回に続き、ロバートの博の話です。彼はプロボクシングでデビューしていて、ボクシングのトレーナーライセンスも取得している。その延長で、子どもが生まれてからは、子どもとスポーツについてかなり詳しく調べているらしく、僕にもいろいろ教えてくれます。

運動能力を高めるためには、足の裏から得る情報がとても大事なんだそうです。ベビーマットも柔らかいもの、硬いもの、あと人工の芝生なんかを組み合わせて敷いておくといいとか。足で踏んだときの違いが脳を刺激して運動神経を発達させてくれるそうです。あとは、ルールのあるスポーツをすることで抑制を覚えられるとか。サッカーは手を使ってはいけないスポーツ、手を使いたいけれど使えないルールだと自覚してプレイすることで、我慢することや規律を覚える。なるほどなあと思います。

本来、子どもは動くことが大好き。でも、逆上がりができないとか、大縄跳びで自分のせいで失敗するとか、そういうひっかかりやマイナスの経験で体育＝イヤなもの、面倒なものという印象になってしまう。そういうスポーツ嫌いになる条件を回避するアプローチを小さいころからしてあげるのが大事なんだと博は熱く語っていました。まあ、運動を楽しくするのはいいことだと僕も思います。

話は変わって、先日はじめての家族旅行にも出かけてきました。

長野県の諏訪の温泉にいってきました。奥さんが調べてくれた子どもに優しいお宿で、お部屋にバンボがあったり、食事するところにもストッケのチェアがあったり、めちゃくちゃ快適でした。……だったのですが、到着直後から息子はなんだかずーんとテンションが低かったんです。でも、ぐずるとかではなくて、いつもよりおとなしいだけ。これは一体、なんなんだろう？　心配になった奥さんは、熱があるのかもしれない、とちょっと慌てだし……。

でも、まあ、大丈夫だろうと様子をみていたのですが、食事の時間になって、なんか顔が赤い？　あれ？　これ……もしかして……うんちしてる!!!（笑）。仲居さんにばれないようにオムツを替えに部屋に戻ってみたら、もうはんぱないくらいのうんち！　おむつから漏れるくらいにしていました。それで、オムツを替えたら、いつものテンションに戻りました。単純に便秘で苦しかっただけみたいです（笑）。