ごみ屋敷を題材にした断捨離人情喜劇! ハナコラボ限定!映画『断捨離パラダイス』の特別試写会&トークショーを開催

LEARN 2023.07.08

ハナコラボ パートナーのためのイベント「ハナコラボミーティング」。今回は、現在公開中の映画『断捨離パラダイス』の試写会を開催。上映後には、監督・萱野孝幸さんとプロデューサー・中村祐美子さんによるトークショーも!当日の模様をお届けします。

映画『断捨離パラダイス』とは?

(C)2023『断捨離パラダイス』製作委員会
(C)2023『断捨離パラダイス』製作委員会

ある日突然、原因不明の手の震えによりキャリアを断たれてしまったピアニストの白高律稀。彼は絶望から立ち直るべく、たまたまチラシで見かけたごみ屋敷専門の清掃業者〈断捨離パラダイス〉で働くことに。破天荒な上司と、様々な事情を抱えた依頼者たち。華やかな世界から一転、律稀は想像を絶する世界を目撃していくことになる。

ごみ屋敷を題材に「捨てられない」人たちの生態をリアルかつコミカルに描いた本作。6篇のエピソードからなる新機軸の断捨離人情喜劇です。

試写会にはゲスト2人が登場!

(左)なかむら・ゆみこ/1989年生まれ、東京都出身。2017年にドラマ『赤かぶ検事奮戦記』で俳優デビュー。主な出演作は、映画『さんかく窓の外側は夜』『ホムンクルス』『夜を越える旅』『シャイロックの子供たち』、ドラマ『必殺仕事人』『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』など。
(右)かやの・たかゆき/1990年生まれ、大分県出身。福岡県在住。映画『夜を越える旅』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021の国内コンペティション長編部門で優秀作品賞と観客賞を受賞。東京国際映画祭にて上映される。堤幸彦監督、本広克行監督、佐藤祐市監督を中心とした映像製作プロジェクト『SUPER SAPIENSS』にて脚本を担当。
(左)なかむら・ゆみこ/1989年生まれ、東京都出身。2017年にドラマ『赤かぶ検事奮戦記』で俳優デビュー。主な出演作は、映画『さんかく窓の外側は夜』『ホムンクルス』『夜を越える旅』『シャイロックの子供たち』、ドラマ『必殺仕事人』『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』など。
(右)かやの・たかゆき/1990年生まれ、大分県出身。福岡県在住。映画『夜を越える旅』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021の国内コンペティション長編部門で優秀作品賞と観客賞を受賞。東京国際映画祭にて上映される。堤幸彦監督、本広克行監督、佐藤祐市監督を中心とした映像製作プロジェクト『SUPER SAPIENSS』にて脚本を担当。

なんと本作のプロデューサーを務めたのは、女優、タレントとして活躍するハナコラボ パートナーの中村祐美子さん。中村さんと監督の萱野孝幸さんをお迎えし、作品が完成するまでの裏話をたっぷり聞きました。

ごみ屋敷=人間ドラマ!?ゲスト2人によるトークショー

参加したハナコラボ パートナーは12名。ハナコラボ プロデューサー・土屋志織の進行のもと、和やかなムードの中、トークショーはスタートしました。
参加したハナコラボ パートナーは12名。ハナコラボ プロデューサー・土屋志織の進行のもと、和やかなムードの中、トークショーはスタートしました。

――そもそも、ごみ屋敷をテーマにした映画を作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

萱野孝幸さん(以下、萱野):2021年3月頃、中村さんと2人で映画を作るための題材を探していたときに、ごみ屋敷がテーマの映画はまだないことに気がついたんです。
中村祐美子さん(以下、中村):私調べですが、海外のドキュメンタリーや、国内だと学生さんが作った作品以外はなくて。現状、「ごみ屋敷 映画」と検索すると、『断捨離パラダイス』が1番最初にヒットします。
萱野:元々、ニュース番組の特集で見て興味はあったので、ごみ屋敷について色々調べることに。なぜごみ屋敷になってしまったのか原因を突き詰めていくうちに、ドラマチックでとても描きがいがあると思い、ごみ屋敷の映画を制作することに決めました。

――実際にごみ屋敷の住人や清掃業者の取材はしましたか?

萱野:8割ほど脚本を書き上げた段階で、清掃会社の方に脚本を読んでもらいました。そしたら「仕事に同行してもいい」と言ってもらえたので、お客様と対面でする見積もりや清掃の現場を見学。そのときは年配のご夫婦でしたが、若くして悩んでいる方もいるし、住人はケースバイケースですね。
中村:劇中ではごみ屋敷の住人が4人出てきますが、各々キャラクターが全然違います。私が演じた明日華のように、シングルマザーで忙しく、ごみ屋敷になってしまう方も多いみたいです。

――劇中のゴミ屋敷はどうやって作られたのでしょうか?

萱野:通常の映画の現場であれば、美術さんがセットを作ってくれますが、ごみを再現するのは正直むずかしい。そこで、スタッフで弁当の空箱など日常に出たごみを洗って集め、スプレーで汚すことに。生活ごみだけでは完成しないので、家電など大きなごみは周囲の方から断捨離したものをいただきました。
中村:私も家庭で出たごみを溜めて、東京から撮影現場の福岡まで飛行機で空輸。あとは、土屋さんを通じて、ハナコラボのみなさんにも協力いただきました。

――中村さんは演者のみならず、プロデューサーという大役も務められましたね。

中村:初めてのプロデューサーはとても大変でしたが、福岡の土地柄なのか、みなさんハートフルで、年齢の近いスタッフと楽しく作りました。萱野監督とは映画『夜を越える旅』に引き続き2回目ですが、『夜を越える旅』では役者として携わっていたため、今回は、やはり関わる範疇がぐっと広がり、監督の見え方が変わりましたね。一緒に映画をゼロから作るので、自分の意見を提案できるようになったのは大きいかもしれません。頭ではわかっていたけど、実際に裏方を体感したことで、よりスタッフの方に対して優しくしようと思いました。
萱野:プロデューサーって大変。僕は絶対できないです。初めてとはいえ、映画のことをよく分かっていますし、今までになかった新しい提案をしてくれるので素晴らしかったです。人様からごみを集める映画ってなかなかないじゃないですか。でも、どうせ捨てるものですし、効率的だなと。
中村:撮影後は、基本的にリサイクルして処分しましたが、中にはまだ使えるものがたくさんあって、洋服は古着屋、家電はリサイクルショップなどに譲渡しました。さらに、劇中で使わせていただいた不用品類をアーティストさんにお渡しして、アート作品に作り変えてもらうアップサイクルの取り組みも。そういう発想をもっている方はいると思うけど、権利の確認や作る手間はあるので、それなら他のことをしようってなると思います。私は2年間かけて1作品にじっくり取り組んだのでできましたね。

――映画を制作していて大変だったシーンはありますか?

萱野:ごみ屋敷のシーンです。足の踏み場がない中でスタッフが30人ほどいるので、機材の置き場に困りました。どうしても撮影がむずかしい場合はいったんごみを片付けて少しずつ進めたり。時間はかかりましたし、なによりスタッフは大変だったと思います。実は撮影中、カメラマンがレンズキャップをなくしてしまい、結局、見つかっていません(笑)。
中村:私は撮影の前後ですね。“プロデューサーとは?”ってところから勉強を始めました。色々な方に話を聞いて分かったのは、「他のスタッフがやらないことを全部やる」人なんだなと。
萱野:トップの存在ではあるんですけど、なぜか雑用もしますよね。
中村:例えば、スタッフの一人が体調崩して現場に来れない日はお弁当の発注をしたり。監督から見て、私ってどこが大変そうでした?
萱野:泉谷しげるさん演じる繁男のシーンかな。繁男の家は実際にある一軒家をお借りして、ごみ屋敷にしていたんですけど、張り紙をして、ご近所の何軒かに説明しても、やはり周囲で話題になってしまい…。説明するのは大変でしたよね。
中村:懐かしい!あのときはトラブルが起きないよう必死でした。

――最後に、これから映画をご覧になる方にメッセージをお願いします。

萱野:“ごみ”って定義がむずかしい。生活ごみを洗って取っておいたときに、結構すぐ溜まるなって思ったんです。生きている以上、活動すればするほど、ごみは出る。それを捨てていない人がごみ屋敷になっているわけで、出す数はきっと一緒。ひょっとしたら、ごみ屋敷の住人より自分のほうが出しているかもしれない。ごみの話は人生の話だなと思えたので、みなさんにも人間ドラマとして映画を楽しんでいただきたいです。
中村:映画ってパワーを持ったコンテンツだから、ごみをいただけないかお願いするときも「映画いいね」って言ってくれたり、制作費がたくさんなくても協力してくれる。みなさんの優しさに包まれてできた映画です。
萱野:お金3、優しさ7でできていますよね。
中村:作品を一緒に盛り上げていただけたらうれしいです!今回は、ありがとうございました。

あっという間に時間は過ぎ…

最後はハナコラボ パートナーの感想タイム。「とにかく生活ごみがリアルでびっくりした」「はじめは重いテーマなのかなと思ったけど、くすりと笑える場面もあり、楽しく観ることができた」「ごみ屋敷になってしまった原因は人それぞれ。身近なことだからこそ、自分と照らし合わせながら観た」など、映画を通して、何かを感じ取ることができた様子。興奮冷めやらぬまま、今回のハナコラボミーティングは終了です。次回もお楽しみに。

photo:Miyu Yasuda

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