おうちパワースポット化計画。 今日からはじめる、浄化のテクニック。〜神棚編〜 LEARN 2022.12.31

人生の大半の時間を過ごすおうちが、いるだけでパワーを充電できる場所になったらこれほど素晴らしいことはない。今回は“おうちde開運”するためのあれこれを紹介します。まずは、屋敷神様をお迎えし、家を守っていただくための「神棚」の基本編から。浄化とは穢れや悪いものをとりのぞき、きれいにすること。日々を清々しく過ごすためにできる、神棚の祀り方の基本や浄化のアクションを古神道研究家・暁 玲華さんに教えていただきます。12月26日発売 1217号「開運聖地」特集からお届け。

災いから守ってくれる神棚の基本。

木曽桧神鏡(1.5寸)2,970円(神棚の里☎0120-45-4138)
木曽桧神鏡(1.5寸)2,970円(神棚の里☎0120-45-4138)

神棚は南・東向きで目線より上の清浄な場所に設ける。タンスや本棚の上にお盆などを置き、そこに神札を祀るのもOK。神具には、家にある白い皿やボトル、ガラスの瓶を使ってもいい。

神棚・かみさまの台・L 18,700円、神具セット(中)2,310円、モダン神鏡kintoun(2寸、メイプル)3,850円(全て神棚の里)
神棚・かみさまの台・L 18,700円、神具セット(中)2,310円、モダン神鏡kintoun(2寸、メイプル)3,850円(全て神棚の里)

神札(A)の祀り方は、三社をお祀りする三社造りの場合、中央に日本の総氏神様である伊勢の神宮の神札(神宮大麻)を、向かって右に地元の氏神様、左に自分の好きな崇敬神社のお札を祀る。お供えするものは米(B)・塩(C)・水(D)・お酒(E)が基本。そのほかに旬の果物やお菓子を供えてもいい。また、神様が降りる依代の榊(さかき/F)と御神体となる神鏡(G)も忘れずに置くこと。お供えは毎朝1回替えるのが基本だが、神様の日である1日と15日に替えるのでもOK。

神棚以外で神札を祀るのに良い場所は?

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1.玄関の上または扉が開く側に厄除けのお札を貼る。
「部屋をパワースポットにしたいなら、まず外から入ってくる悪い気のものを入れないことが大事です。玄関の扉や窓の上には厄除けのお札を貼るのがおすすめ。貼る場所は開口部の上か横がいいですよ」(暁先生)

神棚・かみさまの線(MINIWF)19,800円(神棚の里)
神棚・かみさまの線(MINIWF)19,800円(神棚の里)

2.火の災難から守ってくれる神札をキッチンに。
「氏神神社のかまど神のお札はキッチンの高い場所にお祀りを。愛宕神社の火迺要慎(ひのようじん)のお札などのように有名な火の神様のお札をお祀りしても」。

神札の祀り方でどうしよう、と困った時は?

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御祈祷でいただいた大きな木札はどうお祀りすれば?
「大きなサイズの木札は、屋根付きの神棚などの場合、納まらないこともあります。その時は、神棚と同じ高さの位置に横に並べてお祀りすれば問題ありません。崇敬神社以外の神社のお札も同じように並べて」

神棚・かみさまの線(TATE WF)25,300円(神棚の里)
神棚・かみさまの線(TATE WF)25,300円(神棚の里)

あまりスペースがないからできれば一社で祀りたい…。
「一社造りはお札を重ねて納めて。お札の順番は、神宮大麻を一番手前に、その後ろに崇敬神社を、その他参拝した神社のお札はその後ろに納め、最後に氏神様のお札を」。

神道では“清浄”なことが最も重要。

「なぜ神棚を祀るかというと、そこに屋敷神様に降りていただくためなんです。家族を守り、家で安心して過ごせるように屋敷神様をお迎えするのが神棚。悪い気や災いを寄せつけないようにしてくださる。家を浄化したいなら、きちんと神様が降りてきてくださる清潔な神棚を用意することが、まず第一です」

神棚を作ったらきちんと手を合わ神棚を作ったらきちんと手を合わせて、お供えをすることも忘れずに。
「神棚にお供えするのは神様のお食事『神饌(しんせん)』。塩・水・米が基本です。お米は精米した白いお米がいいでしょう。炊いたお米や玄米などでも大丈夫です。また、米から造られた日本酒は豊かさを象徴し、神様が喜ばれるお供物。瓶子に入れ、一対でお供えするのが基本ですが、神社でいただいたお神酒など、ガラスのボトルを本お供えするのでもいいと思います」

神社のような静謐(せいひつ)さが大事な神棚は清浄であることがなにより大事。
「できれば、水は毎日取り替えたいですね。出かける前に行ってきますと手を合わせるなど神様にお声がけするルーティンを作って毎日かかわりをもつことが開運の第一歩。それでも忘れがちな方はお朔日参りと十五日参りといわれる1日と15日。月に2回神棚を整えてお供物を取り替えると決めておくといいですよ」

日々、神棚と向かい合うだけでも心の浄化がぐんぐんと進みそう。いただいた神札はどのぐらいの期間お祀りしていていいのだろう?
「できれば1年ごとに新しいものにしてください。神札は木や紙でできています。木や紙は穢れを吸い取ってくれるもの。長く置いておくべきではないので年たったら神社の古札入れに納めに行くようにしましょう。注意点は、札を納めに行く時に新しい札をいただかないこと。ハレのものはハレの日に。もし正月にお札をいただきたいなら、古札は近くの神社などに年内に納めて」

photo:Yoichi Onoda styling:Mariko Nakazato text & edit:Kana Umehara

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