憧れは、バレリーナのような美しさ。 目標はバレエのポーズ・アラベスク!体幹と股関節の動かし方を鍛えるエクササイズ。【バレリーナ金子仁美のきれいなカラダのつくり方】
バレリーナ金子仁美さんが、ベールに包まれたバレリーナの生活と、日常でできる簡単ストレッチやトレーニングをご紹介します。第19回は、体幹と上半身の姿勢、股関節の動かし方を鍛えるエクササイズを紹介します。(記事トップ画像:©︎JPD)
体幹と股関節の動かし方を鍛えるエクササイズ〜その1〜
1.四つん這いになり、地面に対して腕が垂直になるように手をつく。膝は90度に曲げ、股関節の下にまっすぐくるように意識しましょう。
2.息を吐きながら、片方の膝を胸の前に抱えるように。このとき、お腹に力を入れましょう。
3.息を吸いながら、かかとで空気を押すイメージで、脚を後ろにまっすぐ伸ばします。頭に対して水平になるよう意識しましょう。
4.これは応用編。さらにハードに鍛えたい方は、後ろに脚を伸ばしたあと、つま先が天井を向くように足を上げてみましょう。同時に胸を起こし、顔も少し高い位置に。おへそから脚が生えていると思いながら挑戦すれば、うまくいくと思います。
ゆっくり、まずは片脚5回ずつを目指し、徐々に回数を増やしていきましょう。
体幹と股関節の動かし方を鍛えるエクササイズ〜その2〜
アラベスクは脚が開いている状態であることが重要です。そのため、始めから足を後ろに上げて開くことがむずかしい方は、横に上げてから、後ろにそのまま回してみましょう。横に上げたとき、お腹に力を入れないと、脚を支えることができません。
体幹を強く意識して、片脚5回ずつから挑戦してみてください。
体幹と股関節の動かし方を鍛えるエクササイズ〜その3〜
紹介した2つのエクササイズがむずかしい方は、以前にも紹介したスフィンクスのポーズを試してみてください。
1.スフィンクスのポーズをしたら、45度を目安に脚を上げます。このとき、上半身の形が変わらないように背中をしっかりと起こすこと。お尻をしめつつ、脚をしっかり伸ばしましょう。まずは片脚ずつ、ゆっくり5秒キープ!
【日常のひとコマ】おかげさまで、公演で忙しい毎日を送っています!
9月末に舞台『海賊』の公演があり、私は太守に売られてしまう奴隷の娘の1人・オダリスクのソロを踊らせていただきました。今回の衣裳はミラノ・スカラ座からお借りしたとっても素敵な衣裳。デザインもきれいで、生地も素晴らしく、カラダになじむのでお気に入りです。ただ…露出が多いのがちょっと難点。頑張って本番までに6パックに腹筋を割りたかったのですが、残念ながら4つまでしかいけませんでした。
次の舞台は11月6日(土)に世界初演を迎える『かぐや姫』!私は緑の精のソリストという役をいただきました。同時に上演する大好きな作品、キリアン振付の『ドリーム・タイム』と2作品に出演していますので、よければ皆さま、ぜひ観にきてくださいね。YouTubeにはリハーサル風景を公開しています!
以上、金子仁美でした。また来月お会いしましょう!