その時、必要な行動は!? 防災クイズで学ぼう!いざという時の行動 vol.2『地震発生時の選択 在宅編』
LEARN 2021.03.14
防災の備え、いざという時の行動は、判断に迷うシチュエーションも多い。覚えておきたい基本の考えやアクションを、防災アドバイザーの室崎友輔さんに教えてもらいます。
A1.「トイレに入っていたら激しい揺れ!すべきことは?」
正解は…「状況を確認せず飛び出すのは危険。」
建物が倒壊する危険がある場合は急いで出る必要があるが、まずはその場にとどまり、トイレの外が安全か、歩けるかなど確認を。逃げられなくなると困るのでドアは必ず開けておくこと。
Q2.「リビングにいたら地震が発生。ちょっと先のキッチンではヤカンに火がついていて…。」
正解は…「コンロの火より、まずは身の安全を。」
コンロの火は地震の場合、安全装置で自動的に消える。無理して火元に向かうとやけどをすることも考えられるので、ここは自分の安全を守るべき。火を消すのは揺れがおさまってからに。
Q3.「一人暮らしの寝室。地震で棚が倒れ、出られない。まず、すべきことは?」
正解は…「無理して体力を消耗しないように。」
棚がすぐ動きそうなら動かすのもOKだが、一人の力では無理な場合は、体力温存がベター。人を呼ぶ時は、スマホのライト、物を叩いて音を出す、ホイッスルなどを利用するべし。
今回教えてくれたのは…室崎友輔(むろさき・ゆうすけ)
地域防災プランナー、アウトドア防災アドバイザー。防災学者の父の影響もあり、防災事業の道へ。