スナック女（男）の人生劇場 話を聞いてほしい時、歌いたい時、スナックに来て欲しい。〈スナックロマン座〉章彦マスターが伝えたいスナックの魅力。 Learn 2020.11.12

店名は出身地の久が原にあった名画座から拝借。看板はムード歌謡好きの漫画家・東陽片岡先生が描いてくださいました。オープン当時は本業のバンドが忙しかったから、ママに任せて暇なときだけ手伝おうと気軽な気持ちで始めたんです。僕自身は水商売の経験がなく、人見知りで話し上手なわけでもない。そんな性格でも、相手の話を聞くことならできる。とにかく、目を輝かせて前のめりでお客さんの話を聞けば、相手も乗ってきますから。やっちゃいけないのは、少ない知識で話を振ること。相手のほうが詳しかったり、逆に興味ない話題で空回りしたり、墓穴を掘っちゃう。

スナックでその場になじみたいときは、やっぱりカラオケですね。歌は下手でも構わない。選曲も若い人の歌で全然いいの。歌うことで場が和むし、年の差関係なくひとつになれるのが、スナックのいいところ。僕がコーラスしたりハモったりして盛り上げるので、話を聞いてほしいときや歌いたいとき、気軽に扉を開けてくださいね。

「サクッと軽い食感があとを引くね。ビールが進んじゃう」

スナックロマン座マスターはムード歌謡グループ「サザンクロス」のリーダー。歌好きに愛される1軒。
■東京都練馬区東大泉1-27-17 第3飯島ビル 2F
■03-3924-0405
■19：00〜2：00 日祝休
■20席／喫煙

（Hanako1190号掲載／photo：Natsumi Kakutotext：Ayano Sakai）