Noyauのムーンレター【7月】
〜月とアロマのご自愛レスキュー〜 FORTUNE 2023.07.01

気づけばあっという間に1日が終わっている...。なんて、どこか気の休まらない日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
そんな皆さまに、植物療法士のNoyau(ノワイヨ)さんが
月とアロマを味方につけるご自愛レターをお届けします。
今月はどこかでふと空に浮かぶ月を見上げて、深呼吸する夜を過ごしてみては?

月の満ち欠けとアロマテラピーの関係

この連載では、植物療法士のNoyau(ノワイヨ)さんによる、毎月の月の満ち欠けに合わせたアロマテラピーをお伝えします。

今回ご紹介するのは、そのアロマテラピーと月のこよみをかけ合わせたスペシャルなセルフケアです。古来から月の満ち欠け・こよみは、医術や農作物の収穫に役立てられたり、占いに用いられたり、生活の一部として取り入れられてきました。

私たちの身体やメンタルヘルスも、日々変化する月に影響を受けています。
満月の日には、頭痛が起きやすくなったり、わけもなく焦る気持ちに襲われたり...。
そんな時、植物のパワーを秘めた精油を日々に取り入れることで、自分を鎮めたり、労わることができます。

蒸し暑い日、お花に顔をあてるとひんやり気持ち良い。簡単にできる自然のリラックス法です。
蒸し暑い日、お花に顔をあてるとひんやり気持ち良い。簡単にできる自然のリラックス法です。

今月のムーンレター

あなたの生まれた時の月の形をご存知ですか。
ムーンアロマテラピーでは、新月に生まれた人は新月に似ていて、満月に生まれた人は満月に似ていると考えます。

新月は全ての始まり、小学生に例えると一年生みたいなもの。いつも少し不安はあるけれど、出会うもの全てが新しい好奇心に満ちていて、少しの失敗くらいでは、そのワクワクはとまりません。その透明な好奇心は新月生まれの方の魅力。ワクワクを止めずに直感を信じて表現することで人生を調律しやすくなります。

そして満月。満月は月の満ち欠けの中で一番華やかで開放的な光を放ちます。その日を選んで生まれてきた人もどこか似た雰囲気をお持ちのはず。無敵に見えるけれど繊細で、周りと少し馴染めなかったり孤独を感じることもあるかもしれません。でも、その輝きこそが満月の魅力。自分を人生の中心において楽しむことでご自身や周りとのバランスは整いやすくなります。

その時の月の雰囲気をまとって生まれてきている私たち。あなたの生まれた時の月はどんな雰囲気を持っていますか?

7月の月の満ち欠けに合わせて、おすすめの精油をカレンダーにしました。
全てをと思うと忙しないですが、ピンときた時お好きなものを1つでもお部屋やご自身に纏うことで、心と身体、内と外のバランスが調和しやすくなります。

7月のカレンダー

7/1~7/2  豊穣の月 
おすすめの精油:マジョラム ファー

7/3~7/5  満月   
おすすめの精油:ネロリ ロックローズ

7/6~7/9  種まき月 
おすすめの精油:ベチバー プチグレン

7/10~7/12 下弦の月 
おすすめの精油:シダーウッド ローズマリー

7/13~7/16 鎮静月  
おすすめの精油:ジュニパーベリー ペパーミント

7/17~7/20 新月 
おすすめの精油:フェンネル ローマンカモミール

7/21~7/24 三日月  
おすすめの精油:レモン ラベンダー

7/25~7/27 上弦の月 
おすすめの精油:スイートオレンジ ゼラニウム

7/28~7/31 豊穣の月 
おすすめの精油:ホーリーフ サイプレス

★7月3日の満月

山羊座で迎える満月はまだ梅雨の中。心にも体にも梅雨の疲れが出やすい時です。
そんな時は緑に目を向けてみて。一雨ごとに緑が濃くなる植物を見ていると、夏へ向かう活力がわきます。

忙しすぎたり、ストレスフルな毎日を送っている方は、この満月で少し自分の殻に閉じこもりたくなったり、湿気から体調を崩しやすいかもしれません。そんな時はろうそくを灯すタイプのアロマポットや、お湯にエッセンシャルオイルを垂らす芳香浴がおすすめ。
ほのかに揺れる温かい香りと湯気が、雨で冷えて沈みがちな気持ちを緩めてくれます。

自分に自信が持てない時はネロリやローズを。大きく開くお花の香りと満月が解放をサポートしてくれます。甘い香りが苦手な方はクローブやベチバーをほんの少し加えると香りに深みが生まれるので男性にもおすすめです。

雨の日の芳香浴

耐熱グラスにお湯を注ぎ、お好きな精油を5滴ほど加えます。
そのグラスを、香りが感じられて湯気を目で追えるくらいの距離において、1~3分間鼻から深呼吸を繰り返します。目は閉じても、湯気を見つめたままでもどちらでも。
鼻呼吸は身体の奥まで届き、より深い呼吸ができるので気持ちが落ち着きます。
※やけどに気をつけて熱湯は使わないでください。決して飲用しないようお気をつけください。

★7月18日の新月

いよいよ夏の始まりです。楽しい予定のアイデアが浮かび、ドキドキしたりワクワクしたり、新月は新しい季節に向けてリフレッシュと目覚めをサポートしてくれます。

アロマテラピーでは新月は種の香りにも例えられます。種の固い殻の中には、新しい芽生への高揚感と見えない未来への不安が柔らかく包まれていて、それら全てを固い殻が守り育ててくれるイメージです。月が新月のヴェールを纏うこの時期は、種の精油フェンネルやカルダモンを試してみてください。柑橘系と合わせると親しみやすいブレンドになります。

蟹座の新月はデトックスを心がけて。軽めのファスティングや肌へのトリートメントは、羽目を外したくなるような夏の心と身体のバランスを整えてくれます。つい食べ過ぎてしまいそうな時にはグレープフルーツの精油もおすすめです。

素敵な夏の始まりをお過ごしください。

※精油は希釈して、原液のままお肌につかないようご注意ください。また希釈したものも飲用はしないでください。精油の原液が直接お肌や粘膜についた場合は、すぐに清潔な大量の流水で洗います。皮膚に異常がみられた場合は、医師の診察を受けてください。

蟹座の新月のクレイパックレシピ

クレイ大さじ2、ミネラルウォーター小さじ2、植物油(美容オイルでも)小さじ1、お好きな精油2滴をよく混ぜます。しばらく置いて馴染んだら、デコルテやお顔などお好きなところに塗って10分ほどで流します。数千年の時をかけて作られた天然の粘土は、お肌の汚れや老廃物を取り除き皮脂バランスを調整してくれます。パックの時をお風呂で過ごし、洗い流さずそのまま湯船に溶かしても。

クレイパックはお肌だけじゃなく、気持ちがすっきりしないときにもおすすめです。お顔のパックには今一番好きな香りを。
クレイパックはお肌だけじゃなく、気持ちがすっきりしないときにもおすすめです。お顔のパックには今一番好きな香りを。
illustration: You Satou edit: Wakaba Nakazato

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