ハワイの最旬ヘルシースタイル! 【ハワイ】豊かな自然の恵み・新鮮なローカル食材を使った”Farm to Table”のお店5軒
いまアメリカで注目されている「Farm To Table」。その流れを汲み、豊かな自然に恵まれたハワイでも、安全で新鮮なローカル食材を使った料理を提供するカフェやレストランが増えています。そんなハワイの食シーン最前線をお届け!
1.裏の畑でとれた食材を調理してサーブする。〈RED BARN FARMSTAND〉
〈RED BARN FARMSTAND〉で働くジルさん(右)とジェイミーさん(左)。「オアフでいま作られている旬の食材を買ったり食べたりできる。そういう場所を作りたかったの」
昨年、ノースショアにオープンした〈レッド・バーン・ファームスタンド〉。広大なファームの敷地内にあるこの店では、とれたての地場野菜や旬の果物などを販売するショップとその食材を使った料理を提供するカフェスペースを併設。
奥・「ペスト・チキン」(9ドル)手前・「メディタレイニアン」(11ドル)
炭で焼いたスーパースイートコーン4ドル(1個)。
食材の持ち味を生かしたヘルシーフードが多数。とれたて野菜と自家製のフムスが盛られたワンプレートメニューやフルーツたっぷりの「グラノーラボウル」6ドルが人気。素材の魅力を生かした料理が多い。
食材を販売する店の横には青いキッチントラックが。とれたての食材をできたての状態で食べられるなんて、贅沢!「マウントカアラを見ながら産直の野菜を使った料理やヘルシーなデザートを楽しんで」とジルさん。
自家栽培の野菜や果物などを求めて、地元以外からも多くの人が訪れる。アスパラガスにジャパニーズスイートポテト、バナナにパイナップルも!ここで旬の食材を調達して、自分でクッキングするのも楽しい。
肌にやさしいグリセリンソープは各7ドル。
ロゴが入ったマグカップは10ドル。
野菜や果物のほかにもナッツやグラノーラなど、オーガニック食材、雑貨類も販売。ロゴが書かれたマグカップやオリジナルのTシャツも人気。手作りのスイートポテトフムスやビーツフムスも購入可能。
〈RED BARN FARMSTAND(レッド・バーン・ファームスタンド)〉
オープンは昨年11月。カメハメハハイウェイ沿いに見える赤い建物が目印。
■66-320Kamehameha Hwy., Haleiwa
■808-753-4350
■8:00~15:00 月火休
■64席
2.農場からダイレクトに食材を。ファーム・カフェの先駆け。〈Kahumana Organic Farm & Cafe〉
マカデミアナッツペースト全粒粉のパスタ12ドル、カフマナ・クーラー2ドル。クーラーはハイビスカスとレモングラスをミックス。このカフェの一番人気のメニュー。
オアフの西側のワイアナエは「ヨコハマ・ベイ」など知る人ぞ知る綺麗な海のある場所。自然が豊かなこの場所に〈カフマナ・ファーム〉がある。予約して訪れたいのは、農場でとれた野菜を調理したランチ。ハイビスカスで作ったドリンク「カフマナ・クーラー」が名物。レストランとともにファームツアーも行っている。
〈Kahumana Organic Farm & Cafe(カフマナ・オーガニック・ファーム・アンド・カフェ)〉
農場で収穫されたサラダもモリモリで食べごたえがある。
■86-660 Lualualei Homestead Rd., Waianae
■808-696-8844
■11:30~14:30、
■18:00~20:00 月休
■約60席
3.緑に囲まれたオアフのオアシス。〈Ai Love Nalo〉
野菜がいっぱいのメディ・ボウル12ドル、ロースト・ベジ・アボカドサンドイッチ12ドル。テイクアウトもOK。カフェで野菜を使用することで農家のサポートもしている。
地元の野菜や食材を仕入れて、体にやさしい料理を提供している。2015年にオープンしてすぐにその人気が広まった。室内でもいいが、芝生や植物がある中庭がオススメ。グリーンや花に囲まれた中、ロミロミマッサージにもスペースを提供しているので、体と向き合うには最適の場所。発酵ドリンクの「コンブチャ」も人気アイテム。
〈Ai Love Nalo(アイ・ラブ・ナロ)〉
砂糖不使用のスムージーなど体にいいドリンクも。テイクアウトも可。
■41-1025 Kalanianaole Hwy., Waimanalo
■808-888-9102
■10:30~17:00 火休
■65席
4.ロコのソウルフード、ガーリックシュリンプを。〈Famous Kahuku Shrimp Truck〉
カフクの海老を使ったガーリックシュリンプ(手前)とホット(奥)各12ドル。バターとすりおろしたにんにくがたっぷりのクセになる味。ガーリックとバターのライスも美味!
ワイキキから車で約1時間半。ノースショアのカフクは海老の養殖が盛んなことで知られており、名物のガーリックシュリンプを目当てに訪れる人がたくさん。カメハメハハイウェイ沿いに並ぶ店のなかでもロコのお気に入りは〈フェイマス・カフク・シュリンプ〉。人気のホットのほかフライやスチーム、テンプラなどから好みの調理法をリクエストして。
〈Famous Kahuku Shrimp Truck(フェイマス・カフク・シュリンプ・トラック)〉
ハングルが書かれたトラックが目印。食事は屋台のイートインスペースで。
■56-580 Kamehameha Hwy., Kahuku
■808-389-1173
■10:00 ~18:00 無休
■104席
5.ハワイの新鮮な卵を使ったスクランブルエッグは必食。〈bills Waikiki〉
ワイマナロ産ファーム 新鮮卵のスクランブルエッグ14ドル。卵は日本人の夫婦が経営する農家から直接仕入れている。酸味のあるサワドゥトーストと一緒に召し上がれ!
“世界一の朝食”で日本でもすっかりおなじみになった〈bills〉。パンケーキやフレンチトーストなどのメニューが名物とあって、あつかう卵にもこだわりが。ワイマナロの小さなファームで育てられる健康な鶏が産んだ卵は黄身の味が濃厚。野菜もマウイやオアフの農家から仕入れたものをメインに使い“現地ファースト”のコンセプトを守っている。
〈bills Waikiki(ビルズ)〉
オリジナルメニューのピザも。
■280 Beach Walk Ave., Honolulu
■808-922-1500
■モーニング7:00~12:00、ランチ12:00~17:00、ディナー17:00~22:00LO 無休
■140席
(Hanako1132号掲載/photo : Kenya Abe, Norio Kidera(Senia, Ai Love Nalo) text : Keiko Kodera)