森 香澄の「ヒミツの韓国」〜第7回〜ソウルで絶対食べたい、焼肉・ポッサム・サムギョプサル!
連載「ヒミツの韓国」も、今回でもう第7回。早いですね…! 毎月お気に入りを紹介していますが、まだまだ紹介したいお店や場所がたくさんあります(笑)
この連載では、毎月ひとつのテーマを決めて、私が実際に通っている場所から3軒をピックアップ。有名店だからとか、流行っているからではなく、基準はあくまで「私が好きかどうか」。今月も、できればヒミツにしておきたいくらいお気に入りの場所を、偏愛たっぷりに紹介します!

前回の連載記事はコチラ
森 香澄の「ヒミツの韓国」〜第6回〜プライベートで愛用! ソウルのかわいい洋服店。
韓国に行ったら、お肉を食べずには帰れません!
韓国では、ほぼ必ずお肉を食べています。サムギョプサルも大好きだし、最近は韓牛のお店へ行くことも増えました。
なんとなく私の中で使い分けもあって、「韓国に来た!」という気分を味わいたい初日はサムギョプサル。ジュージュー焼けるお肉を囲むだけで、一気に韓国モードになれるんですよね。ただ、服や髪に香りがつくので、おしゃれをした日はちょっと躊躇します(笑)。そんな日にお肉が食べたくなったら、落ち着いた韓牛のお店を選ぶことも。
今回は、ちょっとよそ行きの日に行きたい韓牛のお店から、私的ナンバーワンのポッサム、そして〆まで最高なサムギョプサルまで。タイプの違う3軒を紹介します!

ソウルの絶品!肉料理店①
ちょっとよそ行きの日は、〈倉庫43〉で韓牛を。
〈倉庫(チャンゴ)43 江南店〉(ソウル・江南)
最近行って、「ここ、おいしい!」とかなり感動したのが〈倉庫43〉。江南にある韓牛のお店で、サムギョプサル店より少し大人っぽく、落ち着いた雰囲気です。
このとき江南に泊まっていて、無性に「今日はお肉が食べたい!」という気分になったんです。そこでTikTokやSNS、NAVER MAPなどをいろいろ見比べながらリサーチ。評価がよさそうだったので行ってみました。
入口が少し奥まったところにあって見つけにくいのですが、中に入ると少し照明を落とした空間にボックス席が並んでいて、とても居心地がいい。こういうお店なら、おしゃれした日にも行きやすいです。

この日は、韓牛のセットをオーダー。店員さんが目の前の鉄板で丁寧に焼き、ステーキのようにカットしてくれます。焼き加減もちょうどよくて、お肉はやわらかく、ちゃんと肉の旨みが感じられる。派手さというより、素材のおいしさをじっくり味わえる感じです。
タレもいろいろ出てくるのですが、私は最終的に塩がお気に入り。いいお肉って、余計なことをしなくても本当においしいんですよね。

お肉がおいしいお店だけあって、ユッケも外せません。赤身の旨みをしっかり感じながらも口当たりはなめらかで、卵黄をとろりと絡めていただくとさらにまろやかに。
熱々のお肉とひんやりした生肉を行ったり来たりできるのも、肉好きにはたまりません(笑)。ひと口ごとに表情の違う韓牛のおいしさを堪能できます。

そして、お肉と同じくらい衝撃だったのが、パンチャン(おかず)として出てきた梅のキムチ。
何も知らずに口に入れて、「え、梅!?」となりました(笑)。カリカリとした梅をキムチ風に仕立てているのですが、これがすごく新鮮でおいしい! 韓国ではありとあらゆるパンチャンを食べていますが、これは初めての出合いでした。こういった予想外の一品に出合えると、お店の印象が一気に強く残ります。
Instagram:@changgo43_official
ソウルの絶品!肉料理店②
私的ポッサムNo.1! 飾らない名店、
〈ファミリーソンカルグクスポッサム〉(ソウル・ソウルの森)
ポッサムはいろいろなお店で食べてきましたが、今のところ私の中で一番好きなのがここ。
きっかけは、韓国に留学していた妹。「友達に教えてもらったおいしいお店があるけれど、なかなか行けない」と言うので、「じゃあ行こう!」と一緒に向かいました。
ところが、近くに着いてもお店がどこにあるのかわからない(笑)。「本当にここで合ってる?」と半信半疑になるくらい、ごく普通のローカルなお店なんです。でも、よく見ると現地の人がずらっと並んでいて、「あ、ここだ!」と。
今どきのウェイティング登録などはなく、ひたすら列に並ぶスタイル。ただ、回転は比較的早かった印象です。

肝心のポッサムは、お肉のやわらかさ、茹で加減、脂身とお肉のバランスが絶妙。ここのポッサムはきちんと“お肉を食べている”感じがあって、そこも好みでした。
さらにおいしいのが、少し酸味のあるキムチとの組み合わせ。そして生の白菜! これがかなり豪快で、大きなままボンッと出てくるんです。
「え、これどうやって包むの?」と思うくらい芯もしっかりしていて(笑)、バキバキッとしながら包んで食べる。でも、そのフレッシュな白菜がお肉の脂をほどよく受け止めてくれて、口の中ではちゃんと調和するんです。この“ちょっと雑なのに、ものすごくおいしい”感じも含めて好き。

しかも、ポッサム定食を頼むとカルグクスまでついてきます。かなりボリュームがあるので、頼みすぎには要注意。私も妹とそれぞれ定食を頼んで、「これは食べきれないかも……」となりました(笑)。
ポッサムは蒸したお肉なので、サムギョプサルより軽やかに食べられるのも魅力です。ランチでも夜でも行きやすく、韓国旅行の予定に余白があれば「今日、ポッサム入れられないかな?」と考えてしまうくらい好きです。
有名店やおしゃれなお店もいろいろ食べ歩きましたが、それでもここが私的No.1。わざわざ足を延ばしたくなる一軒です。
住所:ソウル特別市城東区往十里路134
ソウルの絶品!肉料理店③
サムギョプサルの〆に、“悪魔的”チーズ炒飯!
〈芳荑豚家(パンイドンガ)〉(ソウル・蚕室)
〈芳荑豚家〉を知ったのは、仕事で韓国へ訪れたとき。撮影後に連れて行ってもらって、「ここ、おいしい!」とハマりました。サムギョプサルはもちろん、赤身寄りのカルメギサルなどもあって、お肉を塊のまま焼き、目の前で豪快にカットしてくれます。


鉄板がお肉でぎゅうぎゅうに埋め尽くされていく、この光景だけでも幸せ。脂の旨みを楽しむサムギョプサルから赤身のカルメギサル、さっぱりとしたモクサルまで、部位を変えながら食べ進められるのも楽しいです。
厨房で下焼きしたお肉をテーブルの鉄板で仕上げるので、やわらかくてジューシー。ネギたっぷりの甘酸っぱいタレにつけてもおいしいけれど、私はやっぱり塩派。結局、お肉そのものがおいしいと、シンプルに食べるのが一番好きです。
ちなみに店主さんは、とってもフレンドリー(笑)。日本の芸能人が来ると一緒に写真を撮ったり、「あの人も来たよ!」と教えてくれたりします。私も写真を撮ってもらったので、もしかしたらお店に飾ってあるかも…? でも、何よりお肉がおいしいから、また行きたくなるんです。

もちろんお肉もおいしいのですが、サムギョプサルのお店って、私の場合は意外と“サイドメニュー”が重要です。
正直、韓国でサムギョプサルを食べて「これはまずい……」と思うことって、ほとんどない。だからこそ、どんなサイドメニューがあるのか、立地はどうか、テラスがあるか、みたいなところまで含めてお店を選ぶことが多いです。
そして、このお店でぜひ食べてほしいのが〆の炒飯。
お肉を焼いたあとの鉄板でごはんを炒め、卵や韓国海苔を加えて、最後にチーズをドーン! とにかくビジュアルが“悪魔的”です。これが本当においしくて、むしろこの炒飯まで含めて〈芳荑豚家〉に行きたいくらいです。

お肉そのもののおいしさはもちろんですが、梅キムチに驚いたり、豪快な白菜とポッサムを頬張ったり、最後にチーズ炒飯まで楽しんだり。韓国のお肉料理って、“お肉+α”まで含めて記憶に残るのが楽しいんですよね。
今回紹介した3軒も、それぞれまったく違う魅力があります。気分や予定に合わせて選びつつ、韓国に行ったらやっぱり一度はお肉。これからも新しい“推し肉”を探し続けたいと思います!
おまけ。今月ソウルで買ったもの!
〈matthew chang perfumes〉の香水

「バナナ入り!?」と驚いた一本。意外なほど洗練された香りに惹かれました。
ソウルの森を歩いていたときに立ち寄ったのが〈matthew chang(メトゥジャン) perfumes〉。SNSで見かけて気になっていたのですが、ちょうど近くでピクニックをしていたので、「そういえば、行きたかった香水屋さんがこの近くにある!」と思い出して。
店内はこぢんまりとしていて、パッケージも含めてとてもかわいらしい雰囲気。いろいろ試したのですが、どれも単純に甘い、爽やか、というだけではなくて、少しひねりのあるおしゃれな香りなんです。どれにしようか、かなり迷いました。

「バナナの香水!?」と思いますよね(笑)。でも、実際につけるといわゆる“バナナの香り”では全然なくて、甘すぎず、南国っぽすぎず、奥行きのある香り。そこがすごく素敵で気に入りました。
香水は韓国でまだまだ気になるお店がたくさんあるので、いつかこの連載で“香水編”もやりたいです!
もり・かすみ/1995年6月16日生まれ。東京都出身。2023年3月にテレビ東京を退社後、俳優としてドラマや映画にも出演するほか、タレントとしても活動中。
https://www.instagram.com/mori_kasumi_/

















