え、酒盗に合うオレンジワイン!?
神楽坂〈ORI〉がセレクトするグラスワイン3種
元和食店だった築70年の木造建物をリノベーションし、ワンテーブルを囲む立ち飲みワインバー神楽坂〈ORI〉。オーナーシェフを務める野堀貴則さんにグラスワイン3種を提案してもらいました。
生産者の人となりがにじむクラフトな造りのワインを。
「2015年にレストラン〈エスタシオン〉を開業した時から、日本ではあまり評価されることがなかったロゼワインにフォーカスするなど、ワインに力を入れてきました」(野堀貴則さん)
「僕自身、ワインを飲むのも好きで、自分が行きたい店の形を考えて作ったのがこの店。レストランのセラーを兼ねているから、スペインワインを主軸に、日本やイタリア、東欧諸国などの新たな注目産地のワインも揃えています。料理人なので、良質な食材にアプローチするのと同じように、ぶどうという素材を大事に造られるクラフトなワインに心惹かれます」(野堀貴則さん)
セレクトしたのはこの3本!
〈ORI〉オーナーシェフの野堀貴則さんセレクトのグラスワイン3種を紹介します。
※[口開け日]2023年10月28日~(なくなり次第終了)
1.98ワインズの穀(KOKU)赤 2021(赤)
98ワインズは、〈メルシャン〉や〈勝沼醸造〉で活躍されたベテラン、平山繁之さんが山梨県甲州市塩山に開いたワイナリーで、これは赤のトップキュヴェ。マスカット・ベーリーA特有の甘ったるさはなく、ピュアで洗練された味わい。海外のワイン生産者はよく〝上質なガメイのよう〞と言うけれど、なるほど納得です。
2.酒井友里江(セジェール・ジョセップ・マリア・フェレット)の蝉時雨 アンセストラル 2021(白泡)
蝉時雨 アンセストラルは、カタルーニャのワイナリーで働く日本人女性が委託醸造で造る希少なワイン。フレッシュですっきりとして、シャープだけれどどこか優しさもあるスパークリングは、彼女の人柄が出ているように感じます。
3.ブルータルのコンスタンティーナ・ソテロ(オレンジ)
ブルータルは、バルセロナのバル〈ブルータル〉のオーナーが、国内外のナチュラルワインの造り手とコラボして造るワイン。ガリシアで造られるアルバリーニョ種のオレンジは、タンニンは軽め、海のミネラル、塩っぽさがキャラクターです。
ORI(オリ)
住所:東京都新宿区神楽坂3-4
TEL:03-5579-8979
営業時間:16:00~23:00(22:00LO)
定休日:日月休
席数:立ち飲み約10名、小上がり1室4席
Instagram:@ori__kagurazaka