武相荘 名物海老カレー
武相荘 名物海老カレー

喫茶店から学ぶ、モノ選び。-Restaurant & Cafe 武相荘 (ぶあいそう) – Food 2023.05.22

白洲次郎、白洲正子ゆかりの記念館〈旧白洲邸 武相荘〉。
そのカフェ&レストランに注目を。確かな美意識を持つ、ふたりが残した空間にモノ選びのヒントを探しに出かけてみたい。

白洲次郎、白洲正子ゆかりの記念館〈武相荘〉

名物海老カレー(野菜スープ付き1,900円)は白洲家思い出の味。千切りキャベツと食べるのが次郎流。
名物海老カレー(野菜スープ付き1,900円)は白洲家思い出の味。千切りキャベツと食べるのが次郎流。
どらやきには次郎直筆の刻印も。コーヒーセット1,480円。
どらやきには次郎直筆の刻印も。コーヒーセット1,480円。

町田市・鶴川にある〈旧白洲邸 武相荘〉は、かつて白洲次郎・正子夫妻が移り住み暮らした住まいを改築し、今はミュージアムと喫茶や食事を楽しめるレストランとして一般公開されている。茅葺屋根の母屋には夫妻の愛用品や暮らしの道具が並び、その審美眼やセンスに触れられるが、手前にある納屋を改築したカフェレストランにも〝モノ選び〟のヒントが詰まっている。白洲家の長女の牧山桂子さんに話を伺った。

「父の場合、モノ選びというよりモノ見つけ(笑)。都電の敷石を譲ってもらい庭に置くなど、今で言えばとてもサステナブル。モノを無駄にせず工夫する。そういう姿勢で集めた遊び心ある空間がこの場所なのだと思います。店で使う器や家具もその視点で古材をテーブルに再利用したり、母の車簞笥を食器棚にしたり、〈武相荘〉らしいものを選びました」

〈武相荘〉らしさをもうひとつ生み出しているのは、並べられた正子さんのコレクションの数々だ。
「母の実家から持ってきた食器棚には母の愛用品を並べています。古い骨董もパリの蚤の市でみつけたものも一緒にして。和洋折衷でも母の好みで選んだものは、自然となじむんです。店に飾っている絵も家にあったものから選んでいます。絵は季節によってかけかえると気分が変わっていいんですよ」

1.ガラスのニュアンスを楽しむ飾り窓のステンドグラス。
渡り廊下にあるステンドグラスも珍しいもの。あえて色を入れずガラスのニュアンスの違いで変化をつける。「これはイギリスの古いステンドグラスです。骨董屋さんでみつけていいなと思って置いたもの。こういう小さな工夫が楽しいですね」
1.ガラスのニュアンスを楽しむ飾り窓のステンドグラス。 渡り廊下にあるステンドグラスも珍しいもの。あえて色を入れずガラスのニュアンスの違いで変化をつける。「これはイギリスの古いステンドグラスです。骨董屋さんでみつけていいなと思って置いたもの。こういう小さな工夫が楽しいですね」
2.気に入った器はとことん愛して使うポリシー。
もうひとつの店の看板メニュー「次郎の親子どん」。その丼選びにもこだわりが。「次郎がある丼を気に入り、それと同じ深さのものを伊賀の陶芸家・福森雅武さんに注文して作ってもらった。いいものは大切に使い続けるんです」
2.気に入った器はとことん愛して使うポリシー。 もうひとつの店の看板メニュー「次郎の親子どん」。その丼選びにもこだわりが。「次郎がある丼を気に入り、それと同じ深さのものを伊賀の陶芸家・福森雅武さんに注文して作ってもらった。いいものは大切に使い続けるんです」
3.古いもののよさを知り、飾って愛でる楽しさをみつける。
店には「どれも我が家にあったものを持ってきただけ」という置物や食器などが多数。「ガラクタのようなものも多いです。でも、そういうものにこそ面白さがある。飾って日々眺めることで愛着は深まるのかもしれませんね」
3.古いもののよさを知り、飾って愛でる楽しさをみつける。 店には「どれも我が家にあったものを持ってきただけ」という置物や食器などが多数。「ガラクタのようなものも多いです。でも、そういうものにこそ面白さがある。飾って日々眺めることで愛着は深まるのかもしれませんね」
photo : Shinnosuke Yoshimori text : Kana Umehara

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