飲めば飲むほど環境がよくなる?ウェルネスに特化した蒸留酒「WELLNESS GIN」 FOOD 2023.03.13

環境や健康とは一見、結びつきづらいお酒の世界。そこで新しい挑戦をしようとスタートしたのがウェルネスブランド「REUNION」。取り組みの第1弾として、4月22日(土)のアースデイに地球と人に優しい蒸留酒「WELLNESS GIN」をローンチします。

ウェルネスに特化した蒸留酒「WELLNESS GIN」

飲めば飲むほど環境がよくなる?ウェルネスに特化した蒸留酒「WELLNESS GIN」

キーボタニカルには国産の霊芝(れいし)を採用。環境再生型農業で育まれた原材料で生産する地球と人に優しい蒸留酒。環境に配慮し、ボトルは既存のボトルをリユースして使用。原料の調達、生産から物流まで、環境対応された資材やエネルギーを活用し、二酸化炭素の排出量を極限まで低減させています。

飲めば飲むほど環境がよくなる?ウェルネスに特化した蒸留酒「WELLNESS GIN」

カウンターに並ぶガラス瓶に美しく入ったスピリッツ(蒸留酒)。そこから自然をイメージすることは難しいかもしれませんが、すべてのお酒は、芋や麦、米など農作物から作り出されています。そして健やかな農作物は、水、土、植物、微生物など環境が健康であってこそ。
その仕組みをハックして、お酒を飲むことでよい環境を広げていこうと考えたのが、「WELLNESS GIN」のプロジェクトです。作りが見えやすい国内の生産者、蒸留所とタッグを組んで、取り組みがスタートしました。

飲めば飲むほど環境がよくなる?ウェルネスに特化した蒸留酒「WELLNESS GIN」

生産のはじまりはお芋の畑から。プロジェクトの大きな特徴は、環境再生型農業の活用です。この農法の目的は、土壌の植物と微生物の共生関係を本来の豊かな状態に保つこと。温暖化の原因とされている二酸化炭素は、本来は植物と地中の微生物が分解してくれるもの。化学肥料や殺虫剤を使わず、微生物の働きを活性化させることで、植物から空気中の二酸化炭素を土に運べるルートを作ります。芋掘りを体験させてもらうと土はふわふわ。健康に大地が育まれている感覚があります。今回、無農薬での芋栽培に手をあげたのは、鹿児島県指宿市で有機農園に取り組む〈ユーファーム〉さんです。

〈ユーファーム〉代表の浦野 敦さん。
〈ユーファーム〉代表の浦野 敦さん。

「僕は東京からの移住者になります。移住している自分だからこそ、新しいことを実行していこうと思っています。無農薬の黄金千貫(焼酎の材料)を作るということは、難しいとは思いましたが、興味が湧きました」と、代表の浦野 敦さん。「リユニオンチームの声がけにより鹿児島では数少ない無農薬の芋生産に踏み切りました。「今年の収穫は2トンと少なかったですが、手応えはありました。来週からまた苗作りをスタートさせます」(浦野さん)。

元気に生産された芋を液体へ変えるのが、次の蒸留の工程です。蒸留を担うのは鹿児島に拠点を置き、114年の歴史を持つ〈佐多宗二商店〉です。
「芋焼酎は焼酎の中でも一番手がかかるんです。皮を剥き、洗うという作業が入りますから。ここにいるスタッフは毎日1人1トンの芋をむいているんですよ」と語るのは蒸留家の中原章仁さん。フレッシュな状態を保つため、掘られて翌日には皮を剥き、蒸した後に蒸留されます。蒸された芋の香りがふんわり香る蒸留所は、焼酎が農作物であるということをしみじみ感じさせてくれます。

「晴耕雨読」などの本格焼酎で知られる〈佐多宗二商店〉は、蒸留へのこだわりを強く持っています。通常1、2種類の蒸留機を駆使して作る焼酎蔵が多いのに対し、〈佐多宗二商店〉に揃うのは、イタリア、ドイツ、フランス、日本から集められた9種類の蒸留機。「焼酎は蒸留するから酒質の幅が広がる」という3代目の佐多宗公さんの信念のもと、酒質に合わせて繊細に蒸留機を使い分けています。「WELLNESS GIN」の生産にもこの蒸留技術を遺憾なく発揮。ボタニカルの特性に合わせて3種の蒸留機を使い分けます。
そして今回のキーボタニカルである霊芝は、人の体に効果が期待できるボタニカルを考えた上で「WELLNESS GIN」のメンバーが厳選したもの。高血圧などに効くトリテルペノイドとβグルカンのほか、カルシウム、マグネシウムなど約500種類もの有効成分がメンタルとフィジカルを支えてくれるそう。自社でもジンやスピリッツを作る佐多さんにとっても霊芝を使うのは初めての経験。「どうなるかと思ったけど、意外とうまくできたよね」と佐多さんも笑顔です。
ほかにも環境への約束として採用しているのがリユースボトル。リサイクルなしのワンウェイボトルと比較すると、80%もの温室効果ガス排出の削減が可能になるというリユースボトルの採用を徐々に広げていきます。形の違いもむしろ個性と捉え、共通するのは無地の白ラベルというところ。お酒が好きな方であれば、これはどのボトルが使われたのかなと想像するのも楽しそうです。白ラベルになにかその夜の思い出を記すなど、余白の使い方は飲み手に委ねられています。

飲めば飲むほど環境がよくなる?ウェルネスに特化した蒸留酒「WELLNESS GIN」

さて、このウェルネスジンのお味は?漢方薬を感じる霊芝の味わいは、初めて口にするときは独特の風味を感じますが、不思議なことに飲むごとにクセになるようななじみのある味わいに変化していきます。お茶割りなど別の味わいのものに合わせてもしっかり香りがでるのは、丁寧に蒸留された液体と独自性あるボタニカルの力。翌日にダルさがのこらないのも、体への影響が考えられた「WELLNESS GIN」ならでは。一口飲んだ先に、思い起こされるのは鹿児島の豊かな風景です。環境と人に優しい味わいはぜひお試しを。

「WELLNESS GIN」

■品名:スピリッツ(ジン)
■内容量:500ml
■アルコール分:45度
■販売価格:6,600円
■販売者:株式会社WWWE
■製造元:有限会社佐多宗二商店
■発売日:2023年4月22日(土)
■先行予約受付開始:2023年2月22日(水)

東京、京都、横浜など、全国限定10カ所のホテル、レストラン、バーにて、日本を代表するアーティスト(シェフやバーテンダー)が創作する「WELLNESS GIN」を楽しめる「REUNION LAB」を開催中。詳しくは公式サイトをご覧ください。

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