パン屋さんだからこその魅力必見。 人気ベーカリーが作るベイクスイーツ3選!石窯で焼き上げるマドレーヌは必食。
朝食用のパンを買いに行ったのに、甘〜い香りに惹かれてついついスイーツに手が伸びてしまう...。 そんな経験をしたことがある人も多いはず。そこで、パンラボ主宰・池田さんが太鼓判を押すパン屋さんの甘いものを厳選!パン屋さんが作る甘いものには、“ならでは”の魅力が詰まっていました。
1.毎日焼きたてが食べられるフランス仕込みの逸品。〈BONNET D’ANE〉のマドレーヌ/三軒茶屋
2013年オープン。店主が焼くパンや焼き菓子は、どれも修業を積んだフランスで愛される味。毎日15種類ほど店頭に並び、店内は一日中幸せな甘い香りに包まれている。なかでも「一番良い状態で食べてほしいから作り置きはしない」というマドレーヌは必食。フランス産の小麦粉を使って、お菓子屋さんにはない石窯で焼き上げる。風味が豊かで口どけが良く、しっかりとした食感なのが特徴。160円(税込)。
〈BONNET D’ANE〉
世田谷の住宅街に佇む、パリのパン屋を彷彿させる店。
■東京都世田谷区三宿1-28-1
■03-6805-5848
■9:00〜17:00 月火休
■イートインなし
2.フレッシュフルーツが入ったアメリカンな味わい。〈BLUFF BAKERY〉のファーマーズマフィン/元町・中華街
池田さんお気に入りのマフィンは日替わり。季節ごとに旬のフルーツを入れた2種類が毎日店頭に並ぶ。コンセプトは、アメリカのファーマーズマーケットでフルーツ農家が売っているような、素朴で家庭的な味のマフィン。アメリカで製粉された粒の粗い小麦粉を使うことで、水分の多いフルーツをゴロゴロとふんだんに入れてもしっとりし過ぎず、軽やかな食べ心地に仕上げている。450円(税込)。
〈BLUFF BAKERY〉
毎日約120種が並ぶ。
■神奈川県横浜市中区元町2-80-9 モトマチヒルクレスト 1F
■045-651-4490
■8:00〜18:30 不定休
■イートインなし
3.カルバドスを使った香り高く繊細な食感が特徴。〈365日と日本橋〉のカヌレ/日本橋
一般的なカヌレにはラム酒が使われるが、この店ではりんごの蒸留酒カルバドスを使う。中央のくぼみに焦がしバターを流し込むことで、華やかな風味と深い味わいに。外側のカリッとした歯ごたえと、内側のしっとり食感が、口の中で同時に広がる。小麦粉は国産のものにこだわって、福岡県産の薄力粉と強力粉を使用。しっとりと重めのカヌレが苦手な人でも、きっとハマること間違いなし。200円。
〈365日と日本橋〉
■東京都中央区日本橋2-5-1〈日本橋髙島屋S.C.〉新館1F
■03-5542-1178
■7:30(土日10:30)〜20:00 休みは施設に準ずる
■10席/禁煙
Navigator
池田浩明(いけだ・ひろあき)/パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。
(Hanako1182号掲載/photo:Jun Nakagawa text:Kumiko Okazaki edit:Yoshie Chokki)