おひとりさまカレーをするなら。 こだわりスパイスカレーが食べれるカフェ急増中!【東京】ペット同伴可のテラスやブックカフェも。
スパイスカレーブームのいま、おしゃれで居心地のよい空間でこだわりの絶品カレーが楽しめるカフェが急増中!今回は、おひとりさまカレーにもぴったりな、東京都内のカフェ3軒をご紹介します。
1.〈小さかった女〉食のエッセイから文豪作品、絵本まで並ぶ、コレクション。/西小山
西小山の商店街を抜けた、住宅街にあるスパイスカレー店〈小さかった女〉。店主自ら作った本棚には、作家たちが日々の食事や東京の名店について綴ったエッセイ本や、三島由紀夫や安部公房など昭和を代表する文豪の小説が並ぶ。
「家から、昔読んでいた本をカテゴリーを問わず持ってきました。お客さんからは片手で読める文庫本が人気です」(小助川さん)
店がある西小山が名前の由来の名物カレーと合わせて読みたいのは、食べることについて考察された本。
「読んでいるうちに、お腹が空いてくるような文章が好き。また、知っている味についても、作家はこんな風に表現できるのかと刺激を受けます」
〈小さかった女〉
■東京都品川区小山5-25-14 1F
■03-6887-2292
■11:30~15:00 、18:00~20:30LO 月休
■12席/禁煙
(Hanako1178号掲載/photo : Misa Nakagaki text : Marie Takada)
2.〈アッチャカーナ〉甘さも含む奥深い辛さ。/二子玉川
創業31年の人気カレー専門店のキーマカレーは一番人気のメニュー。味の要となるキーマにはレーズンを使い、コクと甘みを加えているのがポイント。12~13種のスパイスやタマネギなどと共に煮込んだナス入りカレーは、口に入れた瞬間は甘く、じわじわと深みのある辛さへと変わっていく。この辛さがなんともクセになる。天気の良い日はテラス席で、その味わいの妙を楽しんで。テラス席のみペット可、ケージ・バッグの持参を。
〈アッチャカーナ〉
■東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川髙島屋S・C 本館1F
■03-3708-5038
■11:00~23:00(22:30LO) ランチ平日のみ15:30LO 無休
■店内カウンター7席、中庭テラス28席/禁煙12:00~15:00
(Hanakoシティガイド『ほっとする、二子玉川。』掲載)
3.〈usubane〉カレーを目指して寄るにも、バル、カフェとしての利用も。/自由が丘
カレーの名店〈ジジセラーノ〉が、惜しまれつつ15年の歴史をとじた。
同地に店を立ち上げたのは、喫茶店や農場で働きつつ10年来の熱烈なファンだった薄羽皓一朗さん。大好きなカレーの味を守りたい一心で弟子入りし、スパイスの配合や手順を師匠からみっちり学び味を引き継いだ。
ベースとなるカレールゥは、フルーティながらピリッとスパイシーで、噴き出す汗が止まらない。甘くて辛い絶妙なバランスが人々を虜にする。バナナやトマトをトッピングして、オーブンで焼いて仕上げる、前店の名物「焼きカレー」も健在だ。薄羽さんの自信作は、ガーリックとハーブをガツンときかせたポークがインパクト大の「ローストポークカレー」。豚肉の表面をカリッと焼き上げた香ばしさが食欲をそそる。
つまみとアルコールでバル感覚で利用したり、こだわりのロースターから仕入れるコーヒーを目当てに行くなど、使い勝手がすこぶるいい一軒だ。
(Hanako1143号掲載/photo : Michi Murakami text : Yumiko Ikeda)
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