ホームパーティーの季節。 話題の代々木八幡〈PATH〉シェフ・原太一氏に聞く。テーブルコーデからワイン選びまで、“ワンランク上のおもてなし”とは?
テーブルコーディネートや料理に合うワイン選び、空間づくりはおもてなしの基本。大切なのは、居心地よく過ごしてほしいという、気持ち。渋谷〈Bistro Rojiura〉、代々木八幡〈PATH〉、白金台〈LIKE〉など話題のお店を手がける原太一さんが、見栄えがする盛りつけ方法、便利な調理道具などをHanako読者にだけ特別に教えてくれました。
万能でおしゃれ!オレンジワインがトレンド。
料理とワインのペアリングは、ワインに詳しくない人にとっては難しい。「そんなときは、赤・白・ロゼに続くワインとして世界中で流行しているオレンジワインがおすすめです」。白ぶどうを使い、赤ワインのように皮も漬け込むことでオレンジ色になったワインは、どんな料理にも合わせやすい。原さんのセレクトはアルザスの「KLEINKNECHT Orange isthe New white」(左)と、オーストリアの「Christian Tschida Himmel auf Erden」(右)。
ひとつずつ手仕事で作られた器をそろえる。
「つるりとした質感の陶器や磁器のお皿よりも、マットで土っぽい質感のお皿のほうが、手作り感があって好きです」と原さん。お店でも、ブルックリンの作家ものなど、あたたかみを感じるデザインの食器を使用。和洋どんなメニューを盛りつけても似合うものばかりだ。「メインを盛りつけるなら、お皿は直径18~24㎝のものが便利。色をそろえればシックでレストランぽくなるし、1枚ずつ色を変えれば華やかなテーブルになります」
料理をもっと楽しむために。
話のタネにもなる、便利で優秀な調理道具。
プロ御用達の調理道具や、便利なキッチン家電は、「これ何?どう使うの?」と話の盛り上げ役にもなる。原シェフ愛用の〈microplane〉のゼスターはレモンの皮やチーズをおろすときに。剣のようなナイフシャープナーは、使う様も披露したい。家庭用ミル「よめっこさん」は、少量のピュレを作るときなどに大活躍。
盛りつけの仕上げはハーブにおまかせ!
盛りつけの良し悪しを決めるのは、最後の仕上げ。上にスプラウトをふわりとのせたり、最近スーパーでも手に入るマイクロハーブという小さなハーブを散らすと華やかに。ディルやセルフィーユなどのハーブは、ぺたりと平たく張り付いてしまうので、食材に寄りかからせるように、立たせてのせるのがポイント。
シェフ・原太一さん
1981年、東京生まれ。音楽好きでDJをすることも。〈LIKE〉ではお店のBGMにもこだわり、すべて自身で集めた自慢のコレクションのレコードをかけている。
〈LIKE〉/白金台
フレンチベースの無国籍料理。餃子や担々麺といったメニューも。ランチもあり。
■東京都港区白金台4-6-44 3F
■03-5422-8183
■11:30~23:00(22:00LO) 月、隔月第2・4日休
■36席/分煙
■インスタグラム:@like_restaurant_
(Hanako1178号掲載/photo : Te tsuka Tsurusaki text : Motoko Sasaki edit : Kana Umehara)
■『代々木八幡〈PATH〉も手がける話題のシェフ・原太一氏に聞く。料理が上達するコツとは?』はこちら!