特別なひとときを。 食事と音楽も楽しめるバー&レンストラン3軒。生演奏の中でワンランク上の夜デートを! FOOD 2019.11.15

おいしい食事をいただきながら、極上な音楽を楽しめる場所で特別な日を過ごしませんか?今回は生演奏でロマンティックな気分にさせてくれるおすすめのバーやレストランをご紹介します。

1.上質なジャズとお酒に酔いしれる。〈サムタイム〉/吉祥寺

〈サムタイム〉/吉祥寺

地下へと続く細い階段を下りると、地上とはまるで異空間なジャズバーが。吉祥寺のジャズ文化を牽引する有名店だが、気負わずに楽しめる。毎日2回の生ライブに登場するのは、国内トップクラスの演奏者だ。

〈サムタイム〉/吉祥寺

いい席は予約推奨。

〈サムタイム〉/吉祥寺

チャージは1,800円~。土日のランチにはチャージ1,000円のライブも企画。

(Hanako1151号掲載/photo : Kanako Nakamura text : Kahoko Nishimura)

2. 1万枚以上のレコード、CDと共に。老舗ロック喫茶でバーボンカクテルに酔いしれる夜。〈B.Y.G〉/渋谷

入店すると目を奪われるレコードやCDの数々は、何と約1万枚。
入店すると目を奪われるレコードやCDの数々は、何と約1万枚。

渋谷駅から徒歩約3分。飲食店が軒を連ねる渋谷百軒店商店街の一角に〈B.Y.G〉はあります。外観は壁一面が蔦に覆われており、何ともレトロな雰囲気。
それもそのはず、同店は1969年にオープンした老舗。当時はジャズ喫茶がブームだったこともあり近隣には多くの喫茶店が存在していましたが、時代の流れとともに閉店。渋谷では現存する最古のロック喫茶になるのだとか。

〈B.Y.G〉/渋谷

各テーブルに設置してあるリクエストシートに聴きたい音楽を記載して店員さんに渡すと、店内のBGMとしてリクエスト曲を流してくれる仕組み。思い出深い1曲に身を委ねながらお酒を飲む...なんてこともできてしまうのが嬉しい。

〈B.Y.G〉/渋谷

地下のライブハウスでは現在も週1,2本のライブが開催されている。

「ゴッドファーザー」(950円)
「ゴッドファーザー」(950円)

そんな〈B.Y.G〉一押しカクテルは、「ゴッドファーザー」。ウイスキーに、イタリア原産のウイスキーベースのリキュール「アマレット」を加えたカクテルです。アマレットのほんのり甘い杏仁豆腐のような香りと重厚な飲み口は、一度飲んだら忘れられない味わい深いお味。1960年代当時からずっと変わらない佇まいとあり、長年の常連にも愛されるB.Y.G。一度足を運んでみると、きっとその理由がわかるはず。ぜひ、〈B.Y.G〉ならではの美学を体感しに行ってみては。

〈B.Y.G〉
■東京都渋谷区道玄坂2-19-14
■03-3461-8574
■17:30〜26:00(※日曜・祭日・ライブ時15:00~26:00)
■公式ホームページ:http://www.byg.co.jp/

(text&photo:Marina Takahashi)

3.古都ウィーンのカフェを彷彿させる優雅な老舗店〈Alte Liebe 横浜本店〉/横浜

〈Alte Liebe 横浜本店〉/横浜

諸外国の領事館が軒を並べていた日本大通りは、今も歴史的建造物の並ぶ異国情緒あふれる街並みが美しい。その一つ、旧商工奨励館1階にある、内装や調度の細部までウィーンの芸術様式で統一したレストランが〈アルテ リーベ〉。
高い天井、アーチを描く柱上部の月桂樹をモチーフにした金の装飾、床や壁に施された正方形の寄木装飾など、1920〜30年代のヨーロッパを席巻したアールデコやウィーン分離派のスタイルで統一された空間は、本場ウィーンの優雅な老舗カフェレストランを彷彿させる。同時代に横浜に建立された旧商工奨励館の建築様式との調和も、横浜らしい店の歴史を物語る。

〈Alte Liebe 横浜本店〉/横浜

起源は19世紀初頭に遡るドイツのトーネット社は、曲木(まげき)の技術の開発で知られる家具工房。ビロード張りの座り心地のいい椅子をリニューアル時に特注。
食事時のピアノやヴァイオリンの生演奏も、オーナーシェフが腕をふるう本格的なコース料理を味わうひと時を華やかな非日常へと誘う。

ランチコース4,000円~。
ランチコース4,000円~。

ランチは3種のコース料理から。「鴨フィレ肉のロースト、焼き野菜とチェリーのコンポート」をメインに前菜とデザート付きのコース「真夏の予感」4,800円より。

(Hanako1163号掲載/photo : Ayumi Yamamoto text : Chiyo Sagae)

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