無題 (1)
2021.10.23

第95回 前田有紀の『週末・気分転〈花〉』 植物のある暮らしにトライ!フラワーアーティスト・前田有紀さん直伝『観葉植物のはじめかた。』

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、観葉植物についてです。
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皆さんは、お家ではどんな観葉植物を育てていますか?「育てたことはない」、または、「フェイクグリーンならある!」という方もいるかもしれません。一方でお家時間が増えたことで、植物との暮らしを楽しむ人も増えた実感があります。我が家では10種類ほどのグリーンとの暮らしをお家で楽しんでいます。私は花屋時代からたくさんのグリーンを取り扱うお店にいたのですが、植物を買いに来たお客さんからのよくあるコメントベスト3が以下です。

1位「よく植物を枯らしてしまうので育てるのに向いてないんです!」
2位「忙しくて手間がかけられないけど大丈夫?」
3位「日陰でも大丈夫な植物がわからない!」

わかる〜とうなずきたくなる方もいるのではないでしょうか。植物との距離を縮めたいけど、まだまだ「?」が多いという方は、実にたくさんいると思います。今回の記事では、私がいつもお客さんにお話ししている内容をおさらいしたいと思います!

1位「よく植物を枯らしてしまうので育てるのに向いてないんです!」

まず、1位の「よく枯らしてしまう」ことについて。私は植物は枯れてしまうことはある程度仕方ないことだと考えています。植物が枯れる要因は数え切れないほどあります。水やりのタイミング、温度や湿度の管理。季節的なこと。観葉植物は熱帯アメリカなど日本とは気候がまったく違う地域原産の植物も多く、日本の気候にぴったりマッチさせるのが難しいことも。私も観葉植物は大好きなのですが、やはり手間のかけ方が違っていたり、暑い夏や寒さの続く冬の時期に枯らしてしまったりしています。それでも、めげずにあれこれと育てて行くとだんだん植物ごとの付き合い方がわかってきて、長く育てられて暮らしに寄り添う植物に出会えた時の嬉しさは格別です。その嬉しさを大切に枯れてしまったら気持ちをネガティブなものからポジティブなものに切り替えて、次に育てるときに活かせるようにしています。

2位「忙しくて手間がかけられないけど大丈夫?」

2位の手間がかけられないということについて。観葉植物を枯らしてしまう原因の1番は、「水のやりすぎ」なんだそう。手間をかけすぎて根が腐ってしまうことがあるんですね。全部に言えることではないですが、よく目にするような観葉植物の多くは、土の表面がしっかり乾いてから、たっぷりとお水をあげるのが基本です。下から溢れるくらいにしっかりとあげるようにしましょう。タイミングが難しかったら、ポットを毎日持ち上げるようにするのもおすすめです。

水が行き渡っているポットはずっしりと重いものです。いつもより軽く感じたら水がなくなってきた証拠かも。なので、手間をかけすぎず、でも毎日気にはかけてあげるというのがいいのかもしれません。また、植物は葉からも水分を取り込めるので、霧吹きでお水をあげる「葉水」は、おすすめです!

3位「日陰でも大丈夫な植物がわからない!」

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3位「日陰でも大丈夫な植物がわからない」について。これもよく聞かれます。都会の暮らしだと日当たりが望みにくい環境も多いと思います。でも安心してください。日陰でも元気に育ってくれる植物もたくさんあります。

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我が家でも元気に育っている「アイビー」はその一つ。別名は「ヘデラ」といいますが、生育旺盛な植物の代表格です。とても丈夫な上に、日が当たらないところでもぐんぐんと育ちます。初心者の方にはまずオススメする植物です。つる性なので、長く育てて、吊るして飾るのも楽しみの一つです。

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そして、剣のような葉が特徴的な「サンスベリア」。和名では「千歳蘭」という素敵な名前があるのですが、それにちなんで「永久」「不滅」という花言葉もあるそうです。それだけ丈夫で長持ちということですが、縁起のいい植物としても重宝されています。太陽の光も好きですが日陰でもよく育てることができます。冬の寒さには弱いので、室内で育てあげるといいでしょう。真冬になり10度を下回ると休眠に入り成長をとめますので水やりをストップして様子を見守りましょう。

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そして、私の最近のお気に入りはシンゴニウムのネオンという品種です。ベージュピンクの葉っぱ(しかも裏面はグリーン)がなんとも可愛いです!耐陰性があるので、日陰で管理していても元気に過ごしてくれて、育て甲斐がある植物だと実感しています。

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色々ご紹介しましたが、いかがでしたか?私もそうでしたが、枯らしたりもしながら植物との付き合い方を知って行くのは非常に面白い経験です。手間もかかりますが、ちょっとした草花の変化に嬉しい気持ちになったり、心配になったりと、大切に思えるとお家時間がより楽しくなります。明るい気持ちで植物と向き合っていける人が増えたらいいなと思います。まずは育てやすい植物から手にして、少しずつ植物のある暮らしにトライしてみてくださいね!

前田 有紀
前田 有紀 / フラワーアーティスト

「10年間のアナウンサー生活のあとイギリス留学を経てフラワーアーティストとして独立。パーティーやウェディングなどの空間装飾のほか、移動花屋のオリジナルブランド〈gui〉」を立ち上げる。」

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