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2021.09.25

第93回 前田有紀の『週末・気分転〈花〉』 秋のお花を楽しもう。フラワーアーティスト・前田有紀がおすすめ「秋バラ」の楽しみ方

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、「秋バラ」の楽しみ方をご紹介します。
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窓の外の鈴虫の声にすっかり秋を感じる毎日です。皆さんは秋らしいこと、何かしていますか?ファッションで秋っぽい色合いや素材の服に袖を通したり、メイクを秋色に変えたり。我が家は、いつでも”食欲の秋”で、梨やぶどうなど、秋ならではの果物を食べるのが楽しみだったりします。

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そんな中、お花の世界で秋の楽しみ方の一つとして、”秋バラを愛でる”というのは、欠かせない習慣の一つになっています。バラというと春のイメージの強いかもしれませんが、バラには”四季咲き”の品種があり、春と秋に二回花を咲かせます。春ほど、華やかなバラの種類が豊富なわけではありませんが、ちょっと雰囲気のあるバラが多く出回る”秋バラ”は、私たちフローリストにとって、楽しみの一つです。今回は私が市場で出会った「自宅で飾ってもらいたい!おすすめの秋バラ」をご紹介します。

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やぎばら育種農園さんの「シュエルヴァーズ」。静岡県菊川市にあるやぎばら園さんでは生産するバラの大多数が、オリジナルの品種。世界中探してもここでしか出会えないバラを作っていらっしゃいます。

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中でも人気のヴァーズシリーズの「シュエルヴァーズ」は、お花の中では珍しいベージュトーンの色合いが楽しめます。ウェディングブーケにも人気ですが、ご自宅でぜひ愛でてほしいバラの一つです。

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そして、同じくやぎばら育種農園さんの変わり咲きと言えば「ラロック」。花の中央がぐんと飛び出しているこのバラは、街中で販売していても、「え??これがバラなんですか!」とビックリされることが多いです。独特な花姿を見ていて飽きることがありません。一輪でもずっと眺めていられるので、家族の会話も弾むような気がします。食卓に飾ったところ、「なんか飛び出してるねぇ〜」と早速長男が反応していました。

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そして、山形の産地として有名なアキバナーセリーの「ロマンティックアンティーク」。夏の暑い時季に寒冷地である山形のアキバナーセリーさんのバラは、日本の花産業を支える存在といっても過言ではありません。ロマンティックアンティークは、アンティーク調の花姿と杏っぽいピンクの花色でほのかに香りも楽しめます。

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秋バラの飾り方。秋バラは雰囲気のあるものが多いので、飾る際にテーマを決めるのもいいかもしれません。「摘んで来たそのままの雰囲気」を大切にして、自然そのままの気配を出したくて葉も棘も少し多めに残してざっくりと花瓶に生けてみました。お気に入りの花瓶にいれて本の上に置くとインテリアとしても部屋に馴染みます。お花の部分だけでなく、びっしりとついた棘や深い緑の葉も、バラの全体として、鑑賞してみるのも楽しいですよ!

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ただやはり棘は手に刺さると痛いので(うちのように小さな子どもたちのいる家庭では特に。)、ナイフでそっと削いであげましょう。また、葉も全てではなく、水に浸かる部分の葉、混み合っている葉はとってあげましょう。そして、お花屋さんでももらうことが多い切り花の鮮度保持剤は、お花に必要な糖分が補充され、水を綺麗に保つことができるので、バラの場合は絶対に使う方が長持ちです。

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バラというと、特別感があったり、ゴージャスな印象が強いかもしれませんが、お家時間のお供にさりげなく可愛い”秋バラ”をぜひ飾ってみてくださいね!

前田 有紀
前田 有紀 / フラワーアーティスト

「10年間のアナウンサー生活のあとイギリス留学を経てフラワーアーティストとして独立。パーティーやウェディングなどの空間装飾のほか、移動花屋のオリジナルブランド〈gui〉」を立ち上げる。」

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