9つのおかずが盛り付けられた台湾式セット(120元)。お粥がおかわり自由なのもうれしい。
2021.05.16

第4回 秘密の台湾【REPORT #04】 台中に行くなら、レトロな街を歩こう。【台湾】風情漂う喫茶店〈巧園咖啡〉

台中に行くなら古い街を歩こう。古い家が並ぶ由緒ある街並みは、慣れ親しんだ場所に帰ったような気分にさせてくれるはず。今回は、風情漂う、台中の喫茶店〈巧園咖啡(チャウエンカーフェイ)〉を訪れました。本誌連載『秘密の台湾』よりお届け。
レンガ色のバーカウンターに、背当てが革製の椅子がずらっと並ぶ。居心地は満点。
レンガ色のバーカウンターに、背当てが革製の椅子がずらっと並ぶ。居心地は満点。

今日はシホウさんおすすめの、台中の旧市街地にある〈巧園珈琲〉の朝ごはんから始めよう。重厚な木枠のついたガラスのドアを開けると、目の前には時間が止まったような古い佇まいの喫茶店の風景が広がる。〈巧園〉は開業してもう40年にもなる、この町では古株的存在だ。

〈巧園〉の常連のおばあちゃんは90歳だ。一人でコーヒーを楽しむのが日課。
〈巧園〉の常連のおばあちゃんは90歳だ。一人でコーヒーを楽しむのが日課。
洋式のモーニングセットには、オレンジジュースと厚切りトースト、そしてコーヒーがついて120元。
洋式のモーニングセットには、オレンジジュースと厚切りトースト、そしてコーヒーがついて120元。
〈巧園〉の常連のおばあちゃんは90歳だ。一人でコーヒーを楽しむのが日課。
洋式のモーニングセットには、オレンジジュースと厚切りトースト、そしてコーヒーがついて120元。

「洋式、それとも台湾式ですか?」とマスターが注文を聞く。この店にはメニューがない。午前10時30分までのモーニングと、午後からのランチサービスが名物だ。その盛りつけの豪快さは初めて訪れる人を驚かせるほど。午前中はおなじみさんの時間。皆、コーヒーを飲みながら新聞に目を通し、自分の時間を過ごす。

9つのおかずが盛り付けられた台湾式セット(120元)。お粥がおかわり自由なのもうれしい。
9つのおかずが盛り付けられた台湾式セット(120元)。お粥がおかわり自由なのもうれしい。

オーナーの楊澤祥(ヤン・ゾウヤン)さんは、20年前に先代オーナーからこの店を譲り受け、日替わりの朝食とランチ、ブレンドコーヒーを出すお店として営業を続けている。歌が好きなオーナーは、好きな日本の演歌をかけることがルーティン。いつもはサイフォンコーヒーを淹れながら、お客さんとおしゃべりに興じ、ランチタイムになると近くで働く人の昼食を手際よく作って、お客さんの波をさばく。〈巧園〉は“静かに月日を送れますように”を意味する言葉。町中の小さなコーヒー屋さんは、いつでも来る人をおいしい料理で楽しませてくれる、オアシス的存在なのだ。

〈巧園咖啡(チャウエンカーフェイ)〉

〈巧園咖啡(チャウエンカーフェイ)〉

コーヒー豆と器具の専門店。優雅なカフェスペースに惹かれる女性の常連客も多い。
■台中市西區四維街46號
■8:00~22:00 無休
■54席/禁煙

Navigator…sybil-ho(シホウ ホ)

〈巧園咖啡(チャウエンカーフェイ)〉

イラストなどを扱うデザイナー。紙とファブリック作品の制作も。旅行と日常生活の様子をSNSで発信。Instagram : @sybil_1990

台湾の日本好きに向けて発信するウェブメディア。
https://taiwan.hanako.tokyo/

(Hanako1196号掲載/photo : Jimmy Yang text : phoebe wang coordination : Chen Tsuiwen translation : deby tsai produce : Hanako.taiwan)

編集部
編集部 / Hanako編集部

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