本山順子の迷子のお守り〜お寺と神社、お散歩アラカルト〜 はんなり着物で〈浅草寺〉の節分会へ!邪気を払って、季節の変わり目もハッピーに。 LEARN 2020.02.15

モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第43回目は浅草を街詣で。〈浅草寺〉は初詣でお邪魔させていただいたのですが、今回は節分会へ!せっかくなので、“季節を分ける”伝統的な行事へは、お着物を着付けて出かけてみました。それでは早速!詣でましょ〜う!

本山順子 43回 2

お邪魔したのは雷門まで徒歩3分ほどのところにある、レンタル着付けショップの〈shim〉さん。「着物って難しそう!間違ってない!?」と身構えてしまいませんか?私はその一人でした。ですが、コーディネートのアドバイスをいただきながら着付けてみると、そんな気持ちはすっかり一掃され、「もっと着物を着る機会を増やそう!楽しもう!」という気持ちに。

本山順子 43回 3

今回は〈世田谷ボロ市〉で見つけた、お着物のコーディネートをお手伝をしていただきました。写真は帯を散々悩んでいるところ…。どれも可愛くて迷います〜!〈shim〉さんでは選りすぐりのヴィンテージ着物が取りそろえられているので、持ち込みの古着物にも帯や帯締めがぴったりとマッチしてくれました!これって結構貴重なポイントだと思います。

本山順子 43回 4

帯締め(帯の真ん中の細い紐)がどうにも決まらない…。なんだかぼんやりした印象になってしまっていることをご相談すると、紫の帯締めをご提案いただきグッと垢抜けた印象に!いやぁ、もーびっくり!差し色一つでこんなに変わるんだ!と、いたく感動いたしました。お着物の棚にも気になるものがたくさん!次回はフルコーディネートもお願いしてみたいです。お世話になりました〜!

本山順子 43回 5

着付けを終えて、いざ〈浅草寺〉へ。節分会ということもあり、人、人、人!海外からのお客様もたくさん見受けられました。日本での大切な思い出になりますように◎。

本山順子 43回 6

ちなみに…お正月シーズンは、仲見世通りの飾り付けがとっても豪華なんです!新年のご挨拶を済ませホッピー通りをぐるりと周り、一杯ひっかけるとお正月気分を格段にあげることができます。本当におすすめ(笑)。

本山順子 43回 7

「福は内!」の掛け声が聞こえ、急いで本堂東側(向かって右側)へ!年男による豆まきが始まっていました。ちなみに、寺院で節分の行事を江戸で大々的に行ったのは、〈浅草寺〉が最初のことなのだとか。

本山順子 43回 8

ところで、浅草寺の豆まきでは「鬼は外」と言わないことをご存知でしたか?“観音さまの前には鬼がいない”ということで、「千秋万歳 福は内!」と発声するのが習わしなのだそう。〈浅草寺〉ならではですね〜!

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そもそも、節分ってなんだろう?っという方に。江戸時代以降は立春の前日。旧暦では春から新しい年が始まるとされ、大晦日に相当する大切な日でした。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じるとされ、”豆を煎る=「魔の目を射る」”ということで、様々な邪気をを払うための大切な行事だったんですね〜!

本山順子 43回 10

〈浅草寺〉を後にして、人生初の〈花やしき〉にやって参りました!写真右上に写る国産初、日本で現存最古のローラーコースターはまだまだ現役!結構怖いということで、いつか乗ってみたいな〜。

本山順子 43回 11

私はファンタジー&メルヘンな〈スワン〉に乗ってみました。着物で遊園地散策もまた乙なものですよ〜。シュールな写真が撮れて大満足!

今回は意外と知らない節分についてスポットを当ててみました。神社仏閣は季節の節目など一年を通して様々な行事が行われています。行事の意味や伝統を知ると、また違った神社仏閣の楽しみ方ができるのではないでしょうか?〈浅草寺〉については、また別の機会にご紹介できればと思います。それでは皆様も良いお参りをー!

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