ライフスタイル、ウエディング…第一線で活躍するプロデューサーの仕事とは?|働く女性のための転機の準備
「プロデューサー」ってよく聞くけれど、実際はどんなことをしているのか想像がつきにくい仕事。そこで今回は、様々な業界の第一線で活躍している方たちをクローズアップ。ライフスタイルプロデューサー・村上萌さんとウエディングプロデューサー・大谷亜沙美さんに、どのようなキャリアを歩み、なぜプロデューサーになったのか、話を伺いました。
“自分の視点で仕掛けて、新しい価値を生み出したい”
「大学卒業後、就活がうまくいかない中で自分ができる役割を明確にしたのが、いまの仕事です。日々の暮らしがもっと充実するような、ライフスタイルの延長線上で人が喜んでくれるもの、元気になることを自分で仕掛けて提案することが唯一の得意分野だと気づきました。25歳で立ち上げた『NEXTWEEKEND』は、ライフプロデューサーとして本格的に表現できる場所です。
アイデアのヒントは日常にあふれていて、それをいかに自分ごとにしてインプットできるか。未完成だとしても、アイデアの種を持っておくだけで仕事のときにアウトプットできる瞬間がパッと訪れます。1・5歩先くらいの、手の届く距離感で提案することを大事にしたいですね」
仕事の気になるあれこれQ&A
Q1.仕事の日のルーティンを教えてください。
「二拠点生活の長崎ではリモートワークが中心。仕事を始める前には花瓶の水を換えて、ハーブティーの葉を庭から摘んで準備しています。」
Q2.必需品を教えてください。
「生花。綺麗に咲いている姿を見ると気持ちがスッキリしますし、自宅や会社のデスクまわりに飾って仕事の気分を高めています。」
Q3.大事なときの勝負飯を教えてください。
「会社のあるビルに入っている〈今井〉の焼き鳥。部下を連れていっても気軽にサクッと食べられるし、気取らないお店の雰囲気も好き。」
O4.おすすめの手土産を教えてください。
「長崎にある〈文明堂総本店〉の特撰カステラ。選ばれた職人のみが焼くカステラは木箱に入っており、箔も付くのでお気に入り。」
“「この人生を歩んできてよかった」と思える瞬間をつくりたい”
「ウエディング『プランナー』と勘違いされることが多いのですが、私の仕事は単に結婚式の計画を立てるだけではありません。人生を祝う場「IWAI」で、結婚するお二人がご自身の人生を肯定し、関わってきた人たちへの想いを言葉にすることをプロデュースしています。装飾や演出など目に見える部分よりも、パーソナルな部分をじっくりヒアリングしながらお祝いに必要なことを取捨選択していくイメージです。そんな結婚式をつくりたいと思ったのは、600人もの方が参列してくださった祖父のお葬式がきっかけ。祖父の一生の終え方に感動し、『この人生でよかった』と思える瞬間のひとつに結婚式があってもいいのではと思っています」
仕事の気になるあれこれQ&A
Q1.仕事の日のルーティンを教えてください。
「島根に住む父と弟が、祖父から継いだ田んぼで一生懸命作ってくれたお米を、毎朝ガス炊きして食べること。エネルギーが出ます。」
Q2.必需品を教えてください。
「ヒアリングのときに使うA4サイズのノートとペン。お客様からいただいた感謝の手紙も、バインダーに挟んで持ち歩いています。」
Q3.大事なときの勝負飯を教えてください。
「良い式を行えたハレの日の後は、乾杯をしたい気分になります。同僚を誘って、近くのお店で一杯、もしばしば。」
O4.おすすめの手土産を教えてください。
「職場から近い場所にある、原宿〈瑞穂〉の豆大福です。塩味と、豆のどっしり感が私自身大好きで、手土産としてよく利用します。」