五感で愛でたい、広島・尾道を灯すホテル〈LOG〉|まろが行く、ひとりホテルのすゝめ
ひとり時間の楽しみ方を提案するメディア「おひとりさま。」を運営する“まろ”が、ひとりホテルステイならではの魅力を伝える連載。第1回は、その美しさにひとりで酔いしれたい、広島県尾道市にある〈LOG〉です。
夕景に見とれていたら、あっという間にディナーの時間。ディナーでは、料理家・細川亜衣さんが監修する、瀬戸内の季節の恵みをふんだんに取り入れたお食事をいただくことができます。
これは昨秋に訪れたときのメニュー。「焼きナス鍋」と、シャインマスカットの「緑の水面」(名前が美しすぎる)が特に最高でした。書きながら、思い出して、お腹がぐーと鳴り出すほど(笑)。
ひとりだと、こうして鮮明に思い出せるくらい(笑)、食事に集中できて、おいしさを噛みしめられるのがいいんですよねえ。
そして、ダイニングの空間もめいっぱい満喫できます。私は、線香花火のような光を放つこの照明を、お食事が来る間にぼーっと眺める時間が好きです…。
「さて、お腹もいっぱいになったことだし寝るか…」と思ったでしょう。〈LOG〉の夜は、ここからがはじまりです(笑)!バーで、陽気なDJが、尾道の夜に合わせて選曲をしてくれて、お酒とともに酔いしれることができます。ああなんて幸せなんだ。
そして翌朝は、この景色で目覚めるのです。おはよう、尾道。
朝食会場へ向かう途中でも、思わず足を止めたくなる景色が。たまらないですね。
朝食会場は、昨夜と同じダイニングルーム。別の場所に見えるくらい違いますよね!光の入り方で、本当に色や質感が違って見えるのが、不思議で、美しい。
朝食は、もうダントツこのパンケーキがおいしいんです。バターたっぷりのパンケーキに三良坂フロマージュのチーズが削ってあって、この“甘じょっぱさ”がやみつきに。またまた、お腹が鳴り始めました。
朝の陽ざしがとにかく気持ち良かったのと、その日差しにあたって伸びる、横山秀樹さんの硝子のコップの影が最高に美しかったです。器をじっくり愛でられるのも、ひとりだからこそ(ちなみに、〈LOG〉で横山さんの器に出会ったのがきっかけで大好きになり、自宅用に購入したことも!うれしい)。
いかがでしたでしょうか?あまりにも好きなホテルで、もっと本当は書きたいことがたくさんあったのですが、それはみなさん行ってからのお楽しみということで。
ひとりステイならではの、五感で“空間を愛でる”様子を、感じていただけたらうれしいです。最後は、幸せすぎて、このままどこかへ飛んで行ってしまいそうな私の写真で締めます。
HAVE A NICE HITORI HOTEL!