8K9A6445のコピー

「ミニチュア枯山水」を使った修行も。 一度は泊ってみたい、注目の“宿坊”はどこ?禅コンシェルジュから心の授業が受けられるお寺まで。 Travel 2020.01.26

仏教やお寺について知るなら、やっぱり一度は泊まりたい。今、注目の“宿坊”はどこ?お寺や神社まわりのさまざまなスタイルの観光を推進する和空さんをナビゲーターにお迎えして、禅コンシェルジュのいるお寺から、心の授業が受けられるお寺まで、全国の宿坊をご紹介します。

1.〈宿坊光澤寺〉「山里の宿坊で自分を解放。悩みが手放せる場所です。」

夜、本堂でお酒を飲みながら住職が話を聞いてくれる「本堂深夜 BAR midnight」も。ついお酒が進む。
夜、本堂でお酒を飲みながら住職が話を聞いてくれる「本堂深夜 BAR midnight」も。ついお酒が進む。

訪れた人の悩みを聞く「心の授業」から始まり、それに合わせた修行を提案してくれる宿坊。館内にはジャズが流れ、終始くつろいで過ごすことができる。

1日1組限定なので、修行に取り組む時も集中できる。
1日1組限定なので、修行に取り組む時も集中できる。

人生に行き詰まった時にぜひ訪れたい。

〈宿坊光澤寺(しゅくぼうこうたくじ)〉
■鳥取県八頭郡八頭町南398
■0858-84-1650
■IN/OUT 24時間
■1泊2食付き9,000円(体験料込)
※3人以上のグループは1人8,000円

2.〈ZEN&BED 望月庵〉「坐禅、茶道、枯山水が、週末のリセットタイムに。」

静かな環境で、日常のせわしなさを忘れられる。
静かな環境で、日常のせわしなさを忘れられる。

武田信玄の菩提寺である、乾徳山恵林寺(けんとくさんえりんじ)に隣接。

思い描いたことを箱庭の中で表現する「ミニチュア枯山水」も、修行のひとつ。集中することで、心が無になる。
思い描いたことを箱庭の中で表現する「ミニチュア枯山水」も、修行のひとつ。集中することで、心が無になる。

坐禅や茶室でお茶を点てるなど、様々な方法で心を落ち着かせることができる。

〈ZEN&BED 望月庵(ぼうげつあん)〉
■山梨県甲州市塩山小屋敷2295
■090-8857-6696 山梨
■IN 15:00~16:30/OUT 11:00
■坐禅&朝食付き11,000円、禅プログラム付き35,200円
※サービスプランが変更となる可能性あり。

3.〈清水大師寺〉「日本海が望める山寺で、特別な体験ができます。」

かつての本堂を改装した「曼荼羅の間」に寝転がると、天井一面に曼荼羅が。
かつての本堂を改装した「曼荼羅の間」に寝転がると、天井一面に曼荼羅が。

堂床山に立つお寺。客室からは日本海が見渡せ、夜には漁火も見られる。坐禅や写経などのほか、アロマテラピーマッサージや密教宿曜経占星術まで内容充実。近隣に温泉津(ゆのつ)温泉があるのもうれしい。

尼さんがコーディネートしたお部屋には、かわいいランプやキャンドルが置かれる。
尼さんがコーディネートしたお部屋には、かわいいランプやキャンドルが置かれる。

〈清水大師寺(しみずだいしじ)〉
■島根県大田市温泉津町小浜イ408
■0855-65-3000
■IN 15:00/OUT 11:00
■1泊13,400円~、朝食付き15,400円~

4.〈永平寺 親禅の宿 柏樹關〉「“禅コンシェルジュ”が、皆さんをご案内します。」

和洋室は全室40平方メートル超。設備も高級旅館に引けを取らない。
和洋室は全室40平方メートル超。設備も高級旅館に引けを取らない。

曹洞宗の大本山である永平寺が「敷居が高くて踏み出せない」という人のための入口として、快適性を備えた宿坊を2019年7月にオープン。

柏樹關を象徴する親禅の空間「開也(かいや)の間」で、凛とした空気の中、本格的な坐禅を。
柏樹關を象徴する親禅の空間「開也(かいや)の間」で、凛とした空気の中、本格的な坐禅を。

永平寺で研修を受けた“禅コンシェルジュ”が、禅の世界をソフトに案内してくれる。

〈永平寺 親禅の宿 柏樹關(えいへいじ しんぜんのやど はくじゅかん)〉
■福井県吉田郡永平寺町志比6-1
■0776-63-1188
■IN 14:00/OUT 10:00
■※料金はプラン・宿泊日により異なる

Navigator 和空さん

お寺や神社まわりのさまざまなスタイルの観光を推進。全国の宿坊紹介ポータルサイト「テラハク」の運営や、和空三井寺・和空法隆寺・和空下寺町など和空ブランドの宿泊施設も展開。

(Hanako1180号掲載/text : Satoko Nakano)

Videos

Pick Up

SPpeachPeachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅。2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で豊かな森も美しい海も楽しめ、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島や徳之島、沖永良部島など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高くなるのでは」と心配の声が聞こえてきますが…。大丈夫です! 日本のLCCを代表するPeachなら、奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損!Travel 2023.02.28 PR
サントリーvol3SP文筆家・塩谷舞による「今日、サントリーホールで。」Vol.3「何か豊かなものに触れて気持ちを切り替えたい。美術館で何かいい展示してないかな、映画館は……」。そんな日常の選択肢に加えて欲しいのが「コンサートホール」。クラシックといって構える必要はありません。純粋に音を楽しむのはもちろん、目を閉じてゆっくりと息を吸いながら、最近の自分のことを振り返ったり、あるいは遠くの場所や知人のことを思い出したり。ホールを出るころには心と体がふわっと軽くなる。文筆家・塩谷舞がサントリーホールで体験して綴る、「コンサートホールのある日常」。Learn 2023.02.28 PR
サントリーホールのオルガンは、オーストリアのリーガー社謹製。職人たちが1年がかりで手作業で作ったパイプをはるばる船で運び、半年かけて設置したのだとか。文筆家・塩谷舞による「今日、サントリーホールで。」Vol.2「何か豊かなものに触れて気持ちを切り替えたい。美術館で何かいい展示してないかな、映画館は……」。そんな日常の選択肢に加えて欲しいのが「コンサートホール」。クラシックといって構える必要はありません。純粋に音を楽しむのはもちろん、目を閉じてゆっくりと息を吸いながら、最近の自分のことを振り返ったり、あるいは遠くの場所や知人のことを思い出したり。ホールを出るころには心と体がふわっと軽くなる。文筆家・塩谷舞がサントリーホールで体験して綴る、「コンサートホールのある日常」。Learn 2023.01.27 PR
記事3_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅③ | 絶景サンセットから、夜の森でアマミノクロウサギに遭遇!絶滅危惧種を含むユニークな動植物が数多く生息する鹿児島県の奄美大島。奄美群島のひとつである徳之島、沖縄島北部、西表島とともに2021年に世界自然遺産に登録され、海外からも熱い視線が集まっています。 サンゴを育む奄美ブルーの海と白砂がまぶしいビーチ、アマミノクロウサギをはじめとする天然記念物も暮らす亜熱帯の森やマングローブの原生林。地球の宝ともいえる、奄美ならではの美しい自然を味わってみませんか? 奄美大島は「アクセスが良くない」というイメージもありますが、LCCのPeachが運航する直行便なら、成田空港から約3時間、関西空港から約2時間。そして時期によっては片道4,990円からとリーズナブル! “遠い楽園”が身近になるPeachの直行便で奄美大島2泊3日の旅に出たのは、ハナコラボパートナーであるフォトグラファーのもろんのんさん。今回はサンセットの名所と森のナイトツアーを体験した絶景&アクティビティ編をお届けします。 公式サイトはこちらTravel 2023.03.14 PR
記事2_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅② | とれたての海鮮丼から、島唄居酒屋で歌って踊って!?2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で、豊かな森も美しい海も楽しめ、「沖縄より混雑していない」ことでも注目されて、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島や徳之島、沖永良部島など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高いのでは」と心配の声が聞こえてきますが…。大丈夫です!日本のLCCを代表するPeachなら奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4,990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損! そこで、ハナコラボ パートナーである藤井茉莉花さんが奄美大島2泊3日の旅へ。 奄美に魅せられて移住し、現在は多拠点でライターや通訳士として活動する藤原志帆さん(https://enjoy-amami.com/)に教わったおすすめスポットをまわります。 今回は海鮮丼、島唄割烹、お土産のセレクトショップなど、グルメ&お買い物編をお届けします。 公式サイトはこちらTravel 2023.03.07 PR
記事1_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅① | 島とうふにスパイスカレー、超地元スーパーでおかいもの。2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で、豊かな森も美しい海も楽しめ、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島(かけろまじま)や徳之島(とくのしま)、沖永良部島(おきのえらぶじま)など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高いのでは」と心配する声が聞こえてきますが…大丈夫です! 日本のLCCを代表するPeachなら、奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損! そこで、ハナコラボ パートナーでフォトグラファーでもあるもろんのんさんが奄美大島2泊3日の旅へ。 奄美に魅せられて移住し、現在は多拠点でライターや通訳士として活動する藤原志帆さん(https://enjoy-amami.com/)に教わったおすすめスポットをまわります。 まずは、島とうふの定食にスパイスカレー、超地元スーパーでショッピングなど、グルメ&お買い物編をお届けします。公式サイトはこちらTravel 2023.02.28 PR