大自然と近未来が融合する都市ドバイへ。 次の女子旅は「ドバイ」で決まり!今までに経験したことのない旅がそこに。【前編】 TRAVEL 2020.01.07

急激な発展をとげ、今も進化し続ける超近未来都市ドバイ。どんな目的で訪れても大満足できて、実は週末旅にもおすすめのドバイを堪能する旅に出かけましょう。前編と後編に分けてお届けします。

神秘に満ちた広大な砂漠、エメラルドグリーンに輝くアラビア海、そして街には世界1を誇るものが盛りだくさん。中東の奇跡と呼ばれるドバイは、私たちがまだ知らない魅力にあふれています。直行便で行きやすく、安全でクリーン。高そうなイメージだけれど、実は手頃なお値段で行けちゃうドバイ。2020年には中東・アフリカ地域初のEXPOが開催されるドバイの、多彩な魅力をご紹介します。

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ドバイは、アラブ首長国連邦の首長国のひとつ。アラブには、遠そうとか怖そうといったイメージがあるかもしれませんが、それはまったくの誤解。ハワイに行くのと変わらない時間と料金で行けるドバイは、世界でも最も安全な街のひとつに選ばれているんです。1971年にアラブ首長国連邦が独立した頃は砂漠に囲まれた小さな漁村でしたが、石油に頼らない経済・貿易・金融政策が成功し、わずか20年余りという短期間で現在のような大都会へと変貌を遂げました。

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828メートルという世界1の高さを誇るドバイのシンボル〈バージュ・カリファ〉、宇宙からも見えるという椰子の木の形をした人口島〈パーム・ジュメイラ〉、水族館や、アイススケートリンクまである世界最大級のショッピングモール〈ドバイ・モール〉、世界最大の噴水〈ドバイ・ファウンテン〉などなど、世界1があふれているドバイは見所が本当に満載。その中でも最新の注目スポットが〈ドバイフレーム〉です。

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ドバイで最も大きな公園のひとつ、ザビール・パークの中にそびえる〈ドバイフレーム〉は、街を絵画に仕立てる巨大な額縁です。2棟のタワーを繋ぐガラス張りの橋梁部分は展望台。旧市街やきらきらと輝くアラビア湾、広大な砂漠からドバイマリーナの高層ビル群まで、変化に富んだドバイの全景が見渡せます。床もクリスタル製の透明ガラスで、まるで空中を歩いているかのような気分を感じさせてくれます。

運河沿いの旧市街、オールド・ドバイ・エリアへ

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超高層ビル群がそびえるドバイですが、アラビア湾から引かれたドバイ・クリークという運河沿いの旧市街、オールド・ドバイ・エリアには、昔ながらのドバイの姿が残っています。スークという、アラブ諸国には必ずある市場もそのひとつ。運河の西南側のバール・ドバイというエリアにあるのが、服や布地を扱う店が並ぶテキスタイルスークで、ドバイで一番古い〈ドバイ・オールド・スーク〉。その対岸のデイラ地区には金の専門店が並ぶ〈ゴールドスーク〉もあります。どこもかしこもが金色に輝いている〈ゴールド・スーク〉は一見の価値あり。政府の管轄下にあるため本物しか取り扱わず、品質は保証付き。お値段も手頃なので、金製品を求めに世界中から人が集まります。

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デイラ地区には、無数のスパイスやハーブ、ナッツやドライフルーツなどを扱う店が並ぶ〈スパイス・スーク〉もあります。歴史を感じさせる木造のアーケードの両側には、店頭に色とりどりのスパイスなどを並べた店が連なり、香辛料貿易の中継地点であったドバイの面影を今も残しています。明朗会計なお店が多く、日本よりもずっと安価。まとめ買いすればかなりの割引もありなのでぜひお試しを。

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運河を渡るのには、アブラという風情のある水上タクシーで。料金はひとりAED1(約30円)。対岸にはあっという間についてしまいますが、川面を渡る風に吹かれ、河岸のモスクと高層ビルの対比を眺めながらの乗船はなかなか快適でオススメです。

〈Tresind〉で“イノベーティブ・インディアン”を堪能!

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およそ330万人の人口のうち、約8割はさまざまな国からの移住者で構成されているドバイ。レストランも世界中の料理が充実しています。その中でも常に人気なのがインド料理。最近注目を集めているのは、伝統的なインド料理を進化させた“イノベーティブ・インディアン”が堪能できる〈Tresind(トレシンド)〉というお店です。

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イノベーティブを標榜するだけあり、〈トレシンド〉のお料理はどれも私たちが知っているインド料理の概念を覆すものばかり。昔ながらのインド料理を分解し再構築したお料理は盛り付けも美しく、斬新な感覚です。でも味わっていると、丁寧に重ねられたスパイスやハーブが根底に感じられ、確かにインド料理なのだということがわかります。〈トレシンド〉の味を気軽に楽しむなら、ランチが狙い目。アラカルトもたくさんありますが、まずは代表的な料理がセレクトされたセットメニューAED110(約3,300円)を。

高級リゾートホテル〈One & Only Royal Mirage Dubai〉で至福のひとときを。

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美しいアラビア湾に面しているドバイは、実はビーチリゾートとしても有名。〈One&Only Royal Mirage Dubai〉は、世界中のセレブに人気の高級リゾートホテルです。ホテルの眼前には、白い砂浜のプライベート・ビーチと高層ビル群という不思議なコントラストの風景が広がっています。

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宿泊するのはちょっとハードルが高いけれど、ここには宿泊客ではなくても利用できるビーチクラブ〈DRIFT(ドリフト)〉があります。高級感あふれるプールサイドのデッキチェアで、美味しいカクテルを片手にくつろぐひとときはまさに至福の時間。ウィークディはひとりAED200(約6,000円)で、1日ゆっくりと過ごせます。

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〈DRIFT〉のプールサイドにあるビーチクラブ・レストランはランチにぴったり。リラックスした雰囲気の中で、本格的な地中海料理やプロバンス料理が楽しめます。魚介類と野菜をふんだんに使い、軽やかに仕上げた料理はどれもとても美味。ビーチクラブで1日過ごす時間がなくても、食事のためだけにも訪れたい場所です。

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サラダやピッツァから、炭火焼きのシーフードや肉料理までメニューは実に豊富。特にサラダはヴァリエーションに富んだラインナップです。近海で獲れる魚介類も新鮮そのもの。イカやエビの料理が充実しているので、軽めに、でも美味しいものを食べたいという気分の時にはぴったりです。

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ドバイには超高級ホテルしかないと思われがちですが、それは大きな誤解。お洒落なデザイナーズ・ホテルや小規模なブティック・ホテルなど、居心地が良くてリーズナブルなホテルもたくさんあり、予算に合わせて選ぶことができます。ホテルに居ながらにして、〈バージュ・カリファ〉や〈ドバイ・ファウンテン〉が眺められるベストポジションにこの秋オープンしたのが〈ADDRESS FOUNTAIN VIEWS〉。〈ドバイ・モール〉は直通のブリッジを渡ればすぐ、という超便利なロケーションです。

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12階にあるラウンジの窓は、床から天井までガラス張り。その窓外にそびえ立つ〈バージュ・カリファ〉はやはり圧倒的です。テラスには大都会を見下ろすように作られたインフィニティ・プールが。プールに入りながらドバイの街を見下ろす気分は得難いものです。

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プールの後は、ぜひスパへ。こちらにあるトルコスタイルのサウナ“ハマム”は、とてもおすすめ。スチームサウナでたっぷりと汗を流した後、垢すりとマッサージが体験でき、身も心も本当に軽くなります。アロママッサージやフェイシャルのメニューももちろん充実。最高の技術と笑顔に癒されるひとときを体験してみては。

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同じフロアにある〈ザ・レストラン〉では、フレンチベースの地中海料理が楽しめます。シェフズキッチン風、書斎風、プライベートダイニング風など、いろいろなデザインの部屋が用意されていて迷うけれど、おすすめはプールサイドにある、ビューが素晴らしいテラス席。ここからは、〈ドバイ・ファウンテン〉の噴水ショウも間近に見えます。最高の夜景と共に楽しむディナーが、ドバイの一夜を忘れ難いものにしてくれるはず。

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朝日に映える〈バージュ・カリファ〉を眺めながらの朝食も、他ではできない体験です。ビュッフェに並ぶとりどりの料理を好きなだけ、最高のロケーションでいただくことができます。街が目覚めて喧騒が始まる前の清々しい朝が、素敵な1日を約束してくれているようです。

〈ハイアット リージェンシー ドバイ クリークハイツ〉のルーフトップラウンジ〈Eve Lounge〉はおしゃれなスポット!

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アルコール禁止な中東の国ですが、ドバイでは認可を受けている店ならアルコールも楽しめます。基本的にホテルはどこもOK。ホテルに付属している施設のレストランやバーでも提供できるところが多いので、意外と不自由は感じません。1日の終わりにちょっと飲みたい、という気分なら、〈ハイアット リージェンシー ドバイ クリークハイツ〉の最上階に内あるルーフトップラウンジ〈Eve Lounge〉へ。夕日に光り輝く高層ビル群と雄大なサンセットを眺めながら飲むひとときが格別です。

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夕方からのハッピーアワーや、女性のドリンクが格安になるレディースナイトもあります。ケバブやコフタといった中東料理から、枝豆で作るフムスやお豆腐や蕎麦など和食にインスパイアされた創作料理まで、おつまみになるメニューも充実。観光やショッピングで動き回った1日をクールダウンしてくれる、お洒落なスポットです。

大都会と大自然、他のどこにもない観光スポット、洗練されたグルメにナイトライフも。ドバイの街は魅力に満ちています。そしてもう一つの魅力が、ドバイだからこその体験ができる砂漠での滞在。【後編】では、砂漠の真ん中に滞在するホテルと砂漠サファリを詳しくご紹介いたします。

【取材協力】
■ドバイ政府観光・商務局
https://www.visitdubai.com/ja
■エミレーツ航空
https://www.emirates.com/jp/japanese/
■アラビアン・アドベンチャーズ
https://www.arabian-adventures.com

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