ハナコと考えるSDGs 環境に優しい日用品ブランド&アイテム。“いい”ものは続けるほどにシンプルライフに!
環境に優しい生活用品は、一人一人が使い続けることが大切です。最近、買い求めやすい価格のものがジワジワと増えています。そこで今回は、環境に優しい日用品をご紹介します。今こそ環境について考えてみよう。
“いい”ものは続けるほどにシンプルライフを教えてくれる。
生産時も洗い流す際も、環境負荷が軽く地球に優しい素材にこだわったシャンプー。少し高価でも、続けるほど髪が健やかになり、メンテナンスがミニマムに。過剰なケアなど無駄がそぎ落とされ、整えられていく。
ヘアケア〈yo〉
ローズマリーやユーカリのエキスなど、天然成分だけでできた〈余[yo]〉のシャンプーは、髪の土壌である頭皮の健康を重要視。「ワンプッシュで泡立つ」「髪にハリとコシが出てきた」と喜ぶ声も。
■余白2シャンプー潤い感、余韻1トリートメント浸透感
各300ml 3,000円(共に余/たかくら新産業 0120-828-290)
ソープ 〈ethique〉
「泡立ちがよく、ボトルいらずなのがいい」と話題の〈エティーク〉のシャンプーバーは、水を使わず必要な天然成分を凝縮。1個でなんと、液体シャンプー350ml×3本分。土に還る容器や包装もエコ。
■シャンプーバーピンカリシャス 1,980円
■バーコンテナ 1,800円(共にethique/コスメキッチン)
【Check!】エシカルショッピングの目安になるマーク例
有機JAS/太陽、雲、植物をイメージ。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然界の力で生産された農産物や加工食品の認証として、農林水産省が認定。
FSC®/森林の環境保全に配慮して、社会の利益になり、経済的に持続可能な工程で生産された木材が使われていることを示すマーク。森林管理協議会が認定。
BPA、BPSフリー/プラスチックに含まれる、健康への悪影響が懸念される化学物質ビスフェノールAやビスフェノールS不使用。各社でデザインは異なる。
cruelty free(クルエルティフリー)/開発で動物実験を行わず、商品の生産によって動物を傷つけたり、殺したりしていないことを保証。うさぎが目印。
続けられるリーズナブルさ。
環境に優しい生活用品は、一人一人が使い続けることが大切。最近、買い求めやすい価格のものがジワジワと増えている。無理なく続けられる値段は、継続への近道。
洗剤〈ecostore〉
ニュージーランドでサステナブルな会社として認知度No.1の〈エコストア〉は成分の95%以上が植物・ミネラル由来の洗剤などを展開。食器用洗剤が500ml480円と、国産ブランド並みの手頃さ。
有機栽培は土壌も味も豊かにする。
化学的な農薬や肥料を2~3年以上使わず、自然豊かな土作りから始める有機栽培。微生物がせっせと働くフカフカの土壌は大地の恵みでいっぱい。生命力豊かに育つ野菜や果物は、この上ないおいしさだ。
ワイン〈Mercian〉
大手メーカー〈メルシャン〉が扱う「ドメーヌ・カズ」のワインは、有機ぶどうと天然調合材を使い亜硫酸の使用を抑えた、オーガニックの中で最も自然なビオディナミ製法。手の届く価格がうれしい。
消耗品の素材を考える。
スポンジ〈ecomfort House〉
使い続けやすい日用品などを扱う〈エコンフォートハウス〉のスポンジは、土に還る木の端材セルロース製。
保存袋〈Ikea〉
北欧雑貨ブランド〈イケア〉のジップバッグは、サトウキビ由来85%以上で再生可能。
セカンドハンドを選んで救済しよう。
誰かにとって卒業するものが、自分にとっては必要なものであることも。中古品のセカンドハンドは、受け継ぐ連鎖が結ぶ、偶然の出会い。ものの命を延ばすことができる、素敵な縁。
洋服〈DEPT〉
古着店〈デプト〉が「行くあてのない古着を助けたい」と始めたプロジェクト「デプトスリフト」。ショップに出す前のクリーニングや、穴やシミを直すなどのケアを最小限に抑え、手頃な価格に。
SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」
目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」…、地球にとって深刻な課題となる中、私たちができることって、なんだろう?大切なのは、全部でなくても、楽しそうだなと始められそうなことがあったらやってみること。その小さな一歩が、未来へとつながります。
(Hanako1185号掲載/photo:Natsumi Kakuto styling:YuiOtani illustration:SANDER STUDIO text:Tomoko Yanagisawa edit:NaoYoshida)