長崎のおすすめスポット【前編】 100年に一度の変革期!新旧を感じる長崎旅へ TRAVEL 2022.01.17

東京から飛行機で約2時間。世界に誇れる夜景をはじめ、ローカルグルメや歴史遺産が人気の観光地・長崎。2022年秋の西九州新幹線開業に向けて長崎のまちが変わってきている。〈長崎市恐竜博物館〉開業、〈ヒルトン長崎〉開業、長崎スタジアムシティの建設…。今回は、100年に一度といわれる進化の中にある、長崎の”いま”と注目スポットをお届けする。

長崎の歴史を体感できる、”世界で唯一”のスポットも

続いては、2021年10月に誕生したばかりの〈長崎市恐竜博物館〉へ。実は長崎と恐竜の縁は深い。2010年7月、長崎県で初めて恐竜化石が発表されてから、これまでに1,300点以上の化石が発見されている。特に〈長崎市恐竜博物館〉のある野母崎地区では多くの化石が発見されている。

博物館内には大型全身骨格をはじめ、長崎より発見された貴重な実物化石など数多くの標本を展示し、太古から現代までの長崎を学ぶことができる。その中でも注目すべきは、世界最大級のティラノサウルスの骨格レプリカだ。オランダの博物館から到来し世界で唯一、長崎市でのみ展示されている。

〈長崎市恐竜博物館〉
■長崎県長崎市野母町568-1
■095-898-8000
■9:00~17:00
■定休日:毎週月曜日(祝日を除く)、12月31日~1月1日
■観覧料:一般 500円、小中学生・幼児 200円 ※ 3歳未満の幼児は無料

■公式サイトhttps://nd-museum.jp/

一度は訪れたい世界文化遺産〈軍艦島〉も長崎の歴史を語る上で欠かせない。海底炭坑として日本の近代化を支えた島は、日本で初めての鉄筋コンクリート造りの高層集合住宅が建築されたことや、最盛期には東京の9倍を超える人口密度が世界一にもなったことでも有名だ。
近年はドラマや海外映画などのロケ地として使用されたことで再び脚光を浴び、多くの見学者が訪れている人気観光スポットとなっている。

島内には建物の老朽化が進んで危険な箇所も多くある。
島内には建物の老朽化が進んで危険な箇所も多くある。

現在は無人島となり建物の老朽化も進んでいるため、ガイドのアテンドで限られた場所のみ見学することが可能。非日常的な風景の中に、かつては多くの住民が暮らしていた確かな面影に日本の近代化を支えてきた長崎の歴史を感じることができる。

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