レザーブランド〈EPONAS〉プレゼンツ! サステナブルなレザーの魅力とは?ネックストラップ作りをハナコラボが体験 LEARN 2022.09.30

ハナコラボ パートナーのためのイベント「ハナコラボミーティング」。今回は、高品質レザーブランド〈EPONAS(エポナス)〉の方々を講師にお迎えし、サステナブルレザーについての勉強と、ネックストラップ作りの体験会を開催。当日の模様をお届けします。

今回、講師を務めるのは…

内藤正徳さん。
内藤正徳さん。

〈EPONAS〉を運営する、〈イノベックス〉の内藤正徳さん。「今回は、レザーについて勉強したあとに、ネックストラップを作ってもらいます。むずかしくならないよう準備してきたので、みなさんで楽しく進められたらと思います」(内藤さん)。

〈EPONAS〉とは?

2020年にデビューしたレザーブランド。環境と人権に配慮しつつ、世界中の伝統的な工房とパートナーシップを組み、フェアで思いやりのある誠実なプロダクトを創出しています。商品はApple Watch用のレザーバンドやスマートフォンケースなど実用的なものばかり。ヨーロッパ育ちの内藤さんは現地の伝統的な工房との付き合いが長く、こだわりの上質素材と伝統技術で、現代の生活に不可欠な道具のためのアクセサリーを製造することにこだわっています。「ブランドのミッションは、尊敬し信頼する工房と職人の伝統の継承。そして、“フェアで誠実な工程”を経て製造したプロダクトを提案することで、本当の心地よさを提供したいと考えています」(内藤さん)。
〈EPONAS〉で採用するレザーは、環境に配慮して製造された、最高品質のドイツ・〈ベリンガー社〉の「シュリンクレザー」。希少なカーフ(牛)を通常のプロセスの7倍も時間をかけて丁寧になめす(※)ことで、独特のもっちりとした風合いに。弾力性も高く傷に強いため、長く使用しても美しい発色をキープできます。

※なめし…化学的な処理で腐らなくさせる工程のこと。

サステナブルなレザーについて学びます

レザーを使用する際、問題になっているのは環境負荷。そこで近年では様々な取り組みをしています。現在、〈EPONAS〉が利用している〈ペリンガー社〉では、自社で排出される汚水を完全にろ過するシステムを自社で構築するなど、地域環境への配慮を徹底。なめし工程では大量の水が必要な上に、排水には石灰、油脂や薬品が含まれるため、水質汚染が問題になるためです。
その他にも、環境負荷を減らすための様々な取り組みが各地で行われています。温室効果ガスの排出の観点からは、革製品を生み出す動物を育てるのにCO2換算では7.1ギガトンも排出されると言われていますが、レザー製品に使われる革は畜産用の副産物。また、レザーの寿命を延ばすために、メンテナンスプログラムや、リサイクルレザーを使用するブランドも増えています。
植物由来のヴィーガンレザーは、見た目は合皮レザーのようですが、パイナップルやココナッツ、マッシュルームを使用したものがあり、多くのハイブランドが注目しています。

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