無題 (31)
2021.11.20 — Page 1/3

「食べられる分を食べられるだけ。」 無駄にしない食べ方と捨て方を考える。〈鴨志田農園〉園主・鴨志田 純さんに聞く、ゼロカーボンアクション。

食べ物を残すと、それがごみになる。食べられる分を食べられるだけ。それがゼロカーボンアクションになっていく。東京・三鷹で代々続く農家を営む鴨志田純さんに、無駄のない食べ方、捨て方について話を聞いた。

【MY RULE 1】基本は残さずに食べること。

丸ごとおいしくいただける甘長とうがらしを使ったじりじり焼きと、新しょうがの根を使った佃煮。
丸ごとおいしくいただける甘長とうがらしを使ったじりじり焼きと、新しょうがの根を使った佃煮。
収穫時に切り落とす、新しょうがの根も鴨志田さんは佃煮にしていると言う。
収穫時に切り落とす、新しょうがの根も鴨志田さんは佃煮にしていると言う。
おまかせ野菜セット(8種)2,300円。
おまかせ野菜セット(8種)2,300円。
丸ごとおいしくいただける甘長とうがらしを使ったじりじり焼きと、新しょうがの根を使った佃煮。
収穫時に切り落とす、新しょうがの根も鴨志田さんは佃煮にしていると言う。
おまかせ野菜セット(8種)2,300円。

まずは食べる食材について知り、調理の仕方にもひと工夫することが大切。「思わず残しがちな、とうがらしのヘタやピーマンの種なども、じっくり火を入れれば最後まで食べられますよ」と鴨志田さん。鴨志田農園では、野菜の定期便購入者に収穫するまでの過程や、おすすめレシピを提案。消費者も野菜の特徴や使い方、おいしい食べ方を知ることで食材ときちんと向き合うことができ、それが無駄なく食べることにつながっている。

【MY RULE 2】生ごみはまず乾燥させる。

三角コーナーなど、水分が多い生ごみで実践。水気をしぼり、厚めに重ねた新聞紙に包む。
三角コーナーなど、水分が多い生ごみで実践。水気をしぼり、厚めに重ねた新聞紙に包む。
中身が出ないよう、虫除けのためにもしっかり包む。
中身が出ないよう、虫除けのためにもしっかり包む。
「捨てる前にひと工夫するだけでエコにつながる」日当たりの良い場所で乾燥させ、通常の可燃ごみとして捨てるだけ。
「捨てる前にひと工夫するだけでエコにつながる」日当たりの良い場所で乾燥させ、通常の可燃ごみとして捨てるだけ。
三角コーナーなど、水分が多い生ごみで実践。水気をしぼり、厚めに重ねた新聞紙に包む。
中身が出ないよう、虫除けのためにもしっかり包む。
「捨てる前にひと工夫するだけでエコにつながる」日当たりの良い場所で乾燥させ、通常の可燃ごみとして捨てるだけ。

一般家庭では1人一日132g(消費者庁調べ)の生ごみが出ており、その水分量は95~98%。水分量が多いほど、焼却処理する際の助燃剤が増え、CO2を多く排出する原因につながっている。そこでそのまま捨ててしまう生ごみを乾燥させるだけで、水分量は60%にまで落ち、助燃剤を使わずに燃やすことが可能に。「最近では市販の“生ごみカラット”などもありますが、新聞紙を敷いたザルにのせて乾燥させるだけでも十分な効果があります」

【MY RULE 3】コンポストについて考える。

もみ殻、米ぬか、落ち葉などが入った堆肥。落ち葉は近隣の学校からトラック12台分を集め、13カ月ほどかけて堆肥に。
もみ殻、米ぬか、落ち葉などが入った堆肥。落ち葉は近隣の学校からトラック12台分を集め、13カ月ほどかけて堆肥に。
にんにくの皮や卵の殻、コーヒーカスや貝殻など、動物性・植物性を気にせず堆肥化できる。
にんにくの皮や卵の殻、コーヒーカスや貝殻など、動物性・植物性を気にせず堆肥化できる。
もみ殻、米ぬか、落ち葉などが入った堆肥。落ち葉は近隣の学校からトラック12台分を集め、13カ月ほどかけて堆肥に。
にんにくの皮や卵の殻、コーヒーカスや貝殻など、動物性・植物性を気にせず堆肥化できる。

コンポストは生ごみを腐らせずに乾燥させる一次処理後、60℃以上に保ち微生物の発酵・分解を促す二次処理が必要だ。「例えば一次処理は各家庭で、その先は共同コンポストや地元の農園と協力して堆肥化を実現できたら理想。海外では共同コンポストが多く設置され、個人で取り組むというより地域全体で取り組む活動となっています。コンビニやスーパーに設置されるなど公共のインフラとして浸透していけば、防災の備えにもつながります」

編集部
編集部 / Hanako編集部

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