HANAKO202211_022
2022.10.24

ニッポンのお茶のニューウェーブ。#4 日本の最高の作り手が集結。お茶好きは国産烏龍茶を目指す。

お茶好きの心を掴むのが国産烏龍茶。生産量が少なく大変稀少なお茶だ。生産者たちの独自の感性や高い技術が光る一品を、専門家がセレクト。9月28日(水)発売Hanako1213号「新しいニッポンのお茶。」特集よりお届けします。

国産烏龍茶は、進化著しい挑戦的ジャンル。

HANAKO202211_022

〈The Tea Company〉の くらさわ 中焙煎
台湾の名人の下で学んだ茶師・渡邉拓哉さんの意欲作。静岡・大嵐の烏龍茶専用農園で栽培する日本品種「くらさわ」を用い、揉捻作業により国内では珍しい球状の茶葉に成形。「かつての凍頂烏龍茶のようなふくよかさ!」。30g 2,700円。
HP:https://the-teacompany.jp/

Selector:川崎武志〈ティーマーケット ジークレフ〉代表
かわさき・たけし/東京に5店舗を構える、1996年創業の茶葉専門店の代表。2015年から「プレミアムティーコンテスト」の審査員を務め、和紅茶のおいしさを広めている立役者。

台湾など現地で技術を学ぶ作り手も増え、レベルアップ中の国産烏龍茶。萎凋(葉を萎れさせて発酵を促す)など、不発酵の緑茶にはない半発酵茶ならではの製法も、茶師の探求心を刺激するのかも。「工程が複雑な烏龍茶が上手な茶園は、ほかのお茶の味も確か。作り手が今表現したいことが顕著に表れるお茶だと思う」と、〈ティーマーケット ジークレフ〉の代表・川崎武志さん。茶師が再現する現地の味や、日本らしい烏龍茶を追求する茶園など、異なるアプローチも面白い。

HANAKO202211_022

1.〈宮崎茶房〉の有機烏龍茶【みなみさやか春】
宮崎・五ヶ瀬のJAS認定茶園。有機栽培の「みなみさやか」の春摘みを使用。萎凋作業によりクチナシのような花香が際立つ。「台湾の金萱茶(きんせんちゃ)にも似たミルキーで華やかな風味」。50g 1,080円。
TEL:0982-82-0211
HP:http://www.miyazaki-sabou.com/

2.〈茶工房 比留間園〉の烏龍茶 半球状 中焙煎
狭山伝統の手もみ茶を極めた「極茶人」の異名を持つ比留間嘉章さんが営む、埼玉・入間の名園。揉捻(茶葉をもみ込む)作業で半球状の茶葉に仕上げた最新作。「火入れの妙にこだわった労作。魅了される味です」。12g 1,080円。
TEL:0120-51-4188
HP:http://gokuchanin.com/

3.〈木村製茶工場〉の猿島烏龍
茨城・猿島(さしま)で、台湾品種の青心(チンシン)烏龍を栽培し、製茶。文山包種茶をモデルにした軽発酵で、スズランのような甘い香りが続く。「国内屈指の作り手の一人。現地の味を再現する真摯さに感嘆」。20g 648円。
HP:https://www.kimuraseicha-kohjyo.com/

HANAKO202211_022 2

4.〈五ヶ瀬緑製茶〉の烏龍茶 TB 5gタイプ
宮崎・五ヶ瀬で、無農薬の釡炒り茶を作る製茶園。茶名人・興梠(こうろぎ)洋一さんが手がけた烏龍茶は、あえてのティーバッグ。「この品質でこの価格は驚き。飲み手に歩み寄った入門編というべき烏龍茶」。5g×15個 648円。
HP:https://gokasemidori.stores.jp/

5.〈備前屋〉の狭山微発酵茶 琥珀
代表の清水敬一郎さんは、萎凋香による茶作りの名人。台湾茶と出会い、台湾製の製茶機による釡炒り製法で作る微醗酵茶は、淡い琥珀色の気品ある一品。「微発酵で烏龍茶の“清香”の風合いを表現。まさに新機軸の釡炒り茶」。24g缶 1,080円。
HP:https://bizenya-cha.com/

6.〈森内茶農園〉のウーロン茶 SORA
静岡・本山茶の郷で手もみ茶を製造する茶園。台湾由来の品種の新芽で作る烏龍茶は、蜜のような甘さと熟した果実の香り。「森内吉男さんは精緻な製茶理論を持ち、烏龍茶作りにも長けた方」。30g 1,080円。
TEL:054-296-0120
HP:https://www.moriuchitea.com/

photo:Kanako Nakamura text:Emi Suzuki text & edit:Yoko Fujimori

prof_hensyubu
編集部 / Hanako編集部

「東銀座にある編集部からお届けします!」

編集部さんの記事一覧 →
2021年4月1日以降更新の記事内掲載商品価格は、原則税込価格となります。ただし、引用元のHanako掲載号が1195号以前の場合は、特に表示がなければ税抜価格です。記事に掲載されている店舗情報 (価格、営業時間、定休日など) は取材時のもので、記事をご覧になったタイミングでは変更となっている可能性があります。
TOPに戻る