6月の月間特集「全国おいしいお取り寄せ」 今こそ利用したい、地方お取り寄せサイト7選！日本全国の味を食べて、地域を応援しよう。 FOOD 2020.06.17
おこもり期間中、お取り寄せ需要が拡大。コロナ禍によりダメージを受けた事業者を応援するためのECサイトも増えました。現地へは行けないけれど、地方の味を楽しみたい！というときに利用したい、お取り寄せサイトをご紹介します。
1.フィッシャーマン・ジャパン ショッピングサイト【宮城】
宮城県・石巻市で水揚げされる魚介類を国内外に販売している〈フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング〉。東京・中野での飲食店運営、小売店や飲食店への魚販売、海外事業部での食品輸出を事業の3本柱としてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売上が激減してしまいました。
そこで立ち上げたのが、一般家庭向けの鮮魚EC販売事業〈フィッシャーマン・ジャパン ショッピングサイト〉です。最大の特徴は、休業中の〈宮城漁師酒場 魚谷屋〉の店主がお魚の保存方法や捌き方を伝授するオンライン教室のオプション。
「魚を捌いたことがない方でも調理しやすいよう、エラ・内臓・ウロコを除去して出荷し、それぞれご家庭でお魚ライフを気軽に楽しんでいただけるきっかけ作りとなれば」（海外事業部コーディネーター 三沢 奈保子さん）。
「自分でお魚を捌くのは少し不安なので、オンラインお魚さばき教室に参加できるのがとても嬉しい」「お魚さばき教室では、リアルタイムで先生に直接質問できるのが良い。本当のお料理教室みたい」といった声が寄せられたそうです。
「三陸の新鮮なお魚に興味がある方、普段はお魚を購入されない方、でもお魚捌きに挑戦してみたい方、お料理の幅を広げたい方、家族みんなでお魚に触れ合いたい方、とにかく美味しいものに目がない方などなど、より多くの方にお試しいただきたいオススメ商品です！」
2.SEND HOME NANAO #がんばろう七尾！【石川】
観光業が盛んな七尾市にとって、新型コロナウイルス感染症の影響は甚大な被害をもたらしています。経済の底上げを目的として、七尾在住者向けのテイクアウト・デリバリー情報〈TAKE OUT NANAO〉と全国の七尾ファン向けのお取り寄せ情報〈SEND HOME NANAO〉のWEBサイトをオープン。
「能登半島・七尾らしい食品を中心にお届けしています。今もなお外出しづらい環境のなか、生活に不便や憂鬱さを感じていらっしゃる人も多いと思います。食卓を通して、七尾の味が、皆様の日常でほんの少しでも気分転換や身体が喜ぶようなきっかけになればと願っております」（がんばろう七尾！プロジェクト実行委員会 事務局 友田景さん）。
新型コロナの影響により県をまたいだ移動ができなくなったことで、毎年の牡蠣や祭り等のシーズンに七尾を訪れていた県外在住の人々からは、「離れていても七尾を感じられる・応援出来る手段ができて嬉しい」との声があったそうです。
能登のおいしいお米や、農園の限定お野菜セットなどの食べ物から、〈和倉温泉 多田屋〉の一泊二食宿泊券まで幅広く取り揃えています。
3.富士の国やまなし「やまなしの逸品お届けします」特集【山梨県】
『富士の国やまなし』は山梨県の旬な観光情報を発信するWEBマガジン。緊急事態宣言が発令されたことで、「ゴールデンウィーク中、おうちで過ごす時間を読者に少しでも楽しんでほしい」、「事業者のみなさんのPRのお手伝いがしたい」と考えたことがきっかけで、お取り寄せの特集ページをスタート。
山梨の特産品であるフルーツやワイン、それらを使用した菓子や加工品などが豊富に紹介されています。
「紹介ページをアップしたことで閲覧数が増えた」「商品の売れ行きが伸びた」「コロナでどうしようか迷っている際にECサイトを載せないかと声掛けしてもらえた事が嬉しかった」といった声が集まったといいます。
「お取り寄せを通じて、ワイン県自慢のワインでゆったりとした時間を満喫したり、フレッシュなフルーツを楽しんだりと、充実したおうち時間のお手伝いができればうれしく思います。これからはみずみずしいフルーツがおいしい季節。ぜひフルーツ狩り等、大自然を満喫できる山梨にお越しください」（富士の国やまなし 副編集長 佐々木絵美さん）。
4.オール三重！全力応援サイト 三重のお宝マーケット【三重県】
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により消費行動が停滞するなか、県産品の販売・流通の促進をはかるため、通販ポータルサイト〈オール三重！全力応援サイト『三重のお宝マーケット』〉を開設。
食品から伝統工芸品まで、オール三重の県産品を掲載し、三重県としてサイトをPRしていくことで、県内事業者を応援していきます。
出荷量が減少している食材を使用して考案された商品や、三重県内で生産される農林水産物を使用したメニューなどを取り揃えます。
「観光客の減少等に伴って在庫過多となった商品等を詰め合わせた『お楽しみセット』を販売している事業者の方からは、予想以上の注文をいただいたという感謝の声が届いています。ぜひ、この機会に魅力あふれるオール三重の県産品を食べて、使って、贈って、応援してください！」（三重県雇用経済部中小企業・サービス産業振興課 大場さん）。
5.晴れの国おかやま館【岡山県】
岡山県の特産品を集めるアンテナショップ〈晴れの国おかやま館〉。ECサイトは20年以上前から運営していましたが、コロナ禍を受けてパワーアップしました。
「デニムを縫製している会社の仕事が減ったことで作ったマスクや、観光需要の現象で売り上げ減となっている伝統銘菓、全国にファンを持つ桃やぶどうなどの高品質な果物などをラインナップしています」（晴れの国おかやま館 店長 河村隆さん）。
また、6月15日から『食べて応援！プレゼント付き マスカット・オブ・アレキサンドリア』という特設ページを公開。新型コロナウイルスの影響で、販売不振、値崩れが懸念されるなか、県内の生産者さんを後押しするため、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」をご注文すると、1点につき「岡山県の人気特産品」を1点お届け。
「清水白桃缶詰」「フルーツコラーゲンゼリー4種セット」「吉備団子3種セット」「牡蠣ミニ3本セット」「備前焼 ぐいのみ2個セット」のいずれかを選べます。先着150点までなので、お早めに。
6.かごしま特産品ねっと かごいろ【鹿児島県】
全国百貨店での物産観光展や県内外でのイベント等が中止・縮小となったなかでも、特産品を消費者に届けたいと、3月からネットショップ〈かごしま特産品ねっと〉で「どんどん鹿児島！かごしま特産品応援キャンペーン」をスタート。6月1日にはデザインを一新し、掲載商品も大幅に増やしてリニューアルしました。
「鹿児島県は南北600kmにおよぶ広大な県土と多彩な風土を持つことから、そこから生まれた個性豊かな特産品が数多くあります。『和牛日本一』に輝いた鹿児島黒牛や、全国トップレベルの品質を誇るお茶など、多種多様な商品を展開しています」（公益社団法人鹿児島県特産品協会 企画開発課長 木下和代さん）。
「大好きな鹿児島を少しでも応援できれば」「コロナステイホームにちなんで家族間でのプレゼント交換で贈ります」といった声があり、協会のInstagramのフォロワーも増えてきているそう。
「時を紡ぎ、多彩な生活文化を受け継ぐ人たちの熱き想い（魂）と地域らしさに育まれた個性豊かな鹿児島の特産品が満載です。ご自分にあったライフスタイルを豊かに彩るモノと、このサイトで出会っていただければと思います」。
リニューアルを記念したクーポンや、特産品プレゼントなどの企画を行っていく予定。
7.がんばる やんばる物産展【沖縄県】
沖縄県内で熱帯魚"ベタ"の養殖と販売をメインにした〈虹色黒目園〉。事業を行っている沖縄本島の北部に位置する宜野座村は、農業や畜産の中心地で、沖縄特産品生産者が特に多い地域。
「県外から訪れる観光客を対象にした特産品や、リゾートホテルなどを卸先としていた多くの生産者が売り先を失いました。自分たちにも、沖縄のためにできることはないだろうかと考え、長年通販サイトを運営してきた経験を生かして、4月10日に新型コロナウィルスの影響を受ける事業者さんの商品を中心とした通販サイト〈がんばるやんばる物産展〉を立ち上げました」（虹色黒目園 西村勇人さん）。
塩もずくや、あぐー豚のしゃぶしゃぶセット、パインなど、沖縄県産の商品を取り揃えます。
「“沖縄を応援したい”という気持ちのこもった温かいメッセージをたくさんいただき、とても励みになっております。沖縄県外のお客様と、沖縄県内の生産者さんをつなぐ目的で始めたサイトですが、予想外に“沖縄県内から”、“沖縄県外への贈り物”としてのご注文もいただき驚いています。沖縄県内の方にも“自信を持って、県外の方にオススメできる沖縄特産品”としてお墨付きをいただけたことは嬉しいです」
今はお取り寄せで応援。
まだまだ遠出できない日々が続いています。気になる地方があったら、お取り寄せで応援してみてはいかがでしょうか。
そして外出や旅行の制限などがなくなたら、お取り寄せしたお店にも足を運んでみてください。現地で食べるグルメはまた格別なはず。旅行に行ける日が一日も早く訪れますように。
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