t〈ピッツエリア エ トラットリア ダ イーサ〉
2020.01.22

1分でおさらい! ◯◯が再燃の予感!数々のブームを生んだ〝日本のイタリアン〞の歴史&これからとは?

振り返ってみれば、いつの時代も幸せの記憶はレストランと共に。フードジャーナリスト・森脇慶子さんをナビゲーターにお迎えし、日本のイタリアンの歴史を築いた、おさえておきたい名店&今後の動向をお届けします。

外食が若い層にまで浸透し始めた1980年代前後は、若い女性向け雑誌が立て続けに創刊された時期でもある。当時、雑誌に掲載された料理店を食べ歩く女性達にとって、一番の憧れの場はフレンチだった。が、やがて、人々の嗜好は堅苦しいフレンチから、わかりやすいイタリアンにシフト。〝ボナセーラ店〞と揶揄された〈イル・ボッカローネ〉の陽気なサービスが、店と一体となって食事をする楽しさを教えてくれた。

一方、フレンチでも新しい動きが…。1995年開店の四谷〈パザパ〉に端を発するプリフィックスの台頭がそれ。コース3800円という革新的な値段とスタイルはフレンチ=高いというイメージを払拭。普段着で行ける気軽さを与えてくれた。そして、それはイタリアンにも飛び火。〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉の反響は周知の事実だ。

そして、今や世界各地の地方料理をマニアックに探求する向きもあれば、料理のフュージョン化もあり、と食の世界は多様化。いわばそれだけ食べる側の選択技も増えたわけで、その日のTPOに合わせ、より自由にレストランを楽しめる時代になってきた。

【1997年】〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉プリフィックスを知らしめた立役者。

〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉

■東京都中央区銀座1-21-2 安藤ビル1F 
■03-3567-5656 
■11:30~14:00LO、18:30~21:30LO(土祝18:00~) 日月休 
■36席/禁煙

【2004年】〈AWkitchen〉が中目黒に。〝バーニャカウダ〞をおしゃれに昇華。

〈AWkitchen〉

■新丸ビル店東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F 
■03-5224-8071 
■11:00~14:30LO(土日祝15:30LO)、17:00~23:00LO(日祝21:00LO) 休みは施設に準ずる 
■100席/禁煙 ※現在は中目黒店は閉店。

【2010年】〈ピッツエリア エ トラットリア ダ イーサ〉本格ピザ職人の登場

〈ピッツエリア エ トラットリア ダ イーサ〉

■東京都目黒区青葉台1-28-9 
■03-5768-3739 
■11:30~14:00、17:30~21:45LO 月休、ほか不定休あり 
■34席/禁煙

郷土料理ブームが再燃しそうな予感。

洗練された東京イタリアンからマニアックな郷土料理系、そしてビステッカがウリの肉系まで、ますます層が厚くなってきたイタリア料理。最近は、現地で長年活躍してきたシェフの帰国も相次ぎ、本格的な郷土料理も気張ることなく楽しめるようになってきた。

Navigator 森脇慶子

フードジャーナリスト。『dancyuNavigator 森脇慶子』『婦人画報』など、雑誌を中心に幅広く活躍。選者を務める『東京最高のレストラン』(ぴあ刊)も好評発売中。

(Hanako1179号掲載/illustration : Maori Sakai edit : Yoshie Chokki)

編集部
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