1分でおさらい!〝日本のフレンチ界〞に名を残すおさえておきたい名店&今後の動向。
2020.01.20

〝デートはフレンチ〞を王道にした巨匠レストランといえば? 1分でおさらい!〝日本のフレンチ界〞に名を残すおさえておきたい名店&今後の動向。

振り返ってみれば、いつの時代も幸せの記憶はレストランと共に。フードジャーナリスト・森脇慶子さんをナビゲーターにお迎えし、日本のフレンチの歴史を築いた、おさえておきたい名店&今後の動向をお届けします。
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編集部 / Hanako編集部

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外食が若い層にまで浸透し始めた1980年代前後は、若い女性向け雑誌が立て続けに創刊された時期でもある。当時、雑誌に掲載された料理店を食べ歩く女性達にとって、一番の憧れの場はフレンチだった。

既に西麻布で本場の空気を漂わせていた〈ビストロ・ド・ラ・シテ〉をはじめ、1985年に〈オテル・ドゥ・ミクニ〉、翌年には〈コート・ドール〉がオープン。仏帰国組のシェフ達が続々と店を持ち、現地の味を再現すべく奮闘。勝負デートの店として時代に君臨していたのもこの時期だ。

1995年開店の四谷〈パザパ〉に端を発するプリフィックスの台頭など、新しい動きが…。コース3800円という革新的な値段とスタイルはフレンチ=高いというイメージを払拭。普段着で行ける気軽さを与えてくれた。

そして、今や世界各地の地方料理をマニアックに探求する向きもあれば、料理のフュージョン化もあり、と食の世界は多様化。いわばそれだけ食べる側の選択技も増えたわけで、その日のTPOに合わせ、より自由にレストランを楽しめる時代になってきた。

【1994年】〈タイユバン・ロブション〉〝デートはフレンチ〞を王道に

〈タイユバン・ロブション〉

■東京都目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス内 
■03-5424-1347 
■土日祝12:00~13:30LO、18:00~21:00LO 無休 
■40席/禁煙 
※現在は〈シャトーレストラン ジョエル・ロブション〉。

【1995年】〈オーバカナル〉が原宿に。日本人はオープンテラスを知る。

〈オーバカナル〉

■紀尾井町店東京都千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル1F 
■03-5276-3422 
■10:00~23:00(日祝~22:00) 無休 
■130席/分煙 
※現在は原宿店は閉店。

【2006年】〈カンテサンス〉開店1年で三ツ星に輝く快挙

〈カンテサンス〉

■東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川御殿山 1F 
■03-6277-0090 
■【2部制】17:00~20:00、20:30~23:30 日休、ほか不定休あり 
■30席/禁煙

【2012年】〈エスキス〉独創的な新時代のフレンチ

〈エスキス〉

■東京都中央区銀座5-4-6 9F 1
■03-5537-5580 
■12:00~13:00LO、18:00~20:30LO 日夜休 
■46席/禁煙

クラシックフレンチへと原点回帰傾向。

南米、北欧、そして和食と様々な国の影響を受けつつ進化を遂げてきたフランス料理。イノべーティブなモダンフレンチが増えているとはいえ、広尾〈au deco〉のようにクラシックなフランス料理の良さを見直す傾向も強い。原点回帰の時を迎えているようだ。

Navigator 森脇慶子

フードジャーナリスト。『dancyuNavigator 森脇慶子』『婦人画報』など、雑誌を中心に幅広く活躍。選者を務める『東京最高のレストラン』(ぴあ刊)も好評発売中。

(Hanako1179号掲載/illustration : Maori Sakai edit : Yoshie Chokki)

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