『海街diary』など、鎌倉が舞台の大ヒット映画も多数。 思わず話したくなる!鎌倉にまつわるバラエティ豊かなトリビア6選
鎌倉を訪れれば、自然に目に入ってくる風景や地名。そのひとつひとつも、興味深い歴史や文化が宿る鎌倉遺産。そこでトリビア満載の鎌倉基礎用語をピックアップ。この土地だからこそ生まれた新たな文化を知れば、鎌倉の街がより深く見えてくるはず!
Q1.材木座海岸と由比ヶ浜海岸、境目は?
両海岸を分けるのは滑川(なめりかわ)。海から見て右が材木座海岸、左が由比ガ浜海岸となる。7/1~8/31の間はどちらにも海水浴場が設営されるが、この期間だけ滑川に長い橋がかけられ両海岸を歩いて行き来できるので、二つの海岸を同時に楽しんでみたい。
Q2.鎌倉野菜ってどんな野菜?
1993年からブランド化されてきた、鎌倉市とその周辺で育てられた野菜のこと。鎌倉では多品種を栽培する畑が多く、“七色畑”と呼ばれるほど。洋野菜や新品種の珍しい野菜に出くわすこともよくあるので、店頭をのぞいてみよう。6月はズッキーニやトマトに注目!
Q3.ボーダーの日とは?
2014年から毎年5月に開催されている「ボーダーフェスティバル」。鎌倉といえば海、海といえばボーダーということから始まった祭りで、この日は鎌倉から由比ガ浜大通りにかけてボーダーコーディネートがあふれる。ボーダー着用の人には協賛店で特典が。来年ぜひ!
Q4.原節子さんについて知りたい。
小津安二郎監督の『東京物語』ほか幾多の名作映画に出演。42歳で引退後、表舞台から姿を消した伝説の女優・原節子さん。その後は鎌倉に転居し、市内で隠居生活を送っていたとか。2000年まで松竹大船撮影所があった影響で、鎌倉には小津監督など、映画関連の文化人も数多く在住。彼らの足跡に触れてみるのも一興だ。
Q5.海街diaryにも登場した駅とは?
4姉妹の生活をみずみずしく描いた映画『海街diary』や、不器用な大人の恋愛が刺さるTVドラマ『最後から二番目の恋』。鎌倉を舞台にした大ヒット作の両方に登場するのは、江ノ電の極楽寺駅だ。里山に囲まれた駅の近隣は、あじさいの名所も多く、訪れるだけでもなごめる。
〈極楽寺駅〉
■神奈川県鎌倉市極楽寺3-7-4
Q6.宇宙ステーションがあるってホント?
明月院の山内に存在する「うさぎの宇宙ステーション」こと、うさぎ小屋。この寺は、あじさいだけでなく“月とうさぎ”への愛も見所。月に住むといわれたうさぎを愛でた後に本堂の悟りの窓をのぞけば、宇宙の真理に近づけるかも!?
〈明月院〉
■神奈川県鎌倉市山ノ内189
■9:00~16:00(6月は8:30~17:00) 無休
■500円
(Hanako1158号掲載/illustration : Mariko Matsumoto text : Eri Tomoi)