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意中の本と出会える! 朝から晩まで何時間いてもOK!六本木に入場料制の本屋さん〈文喫〉がオープン。 LEARN 2018.12.20

2018年12月11日(火)、六本木に“本と出会うための本屋さん”〈文喫(ぶんきつ)〉が誕生しました。これまでにない入場料が必要な本屋さんということで、オープンに先駆け行われた内覧会の様子をレポートします!

入場料制の本屋さん〈文喫〉とは?

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東京メトロ日比谷線の六本木駅から徒歩1分。〈青山ブックセンター六本木店〉の跡地に誕生した〈文喫〉は、“本と出会うための時間と場所を提供する” 新しいカタチの本屋さん。「入場料を支払って利用する」というこれまでにない試みに挑むことでも注目を集めています。

本屋さんといえば、お目当ての本を探しに行ったり、暇つぶしの立ち読みをしたりと、普段何気なく立ち寄る場所ですよね。「入場料制の本屋さん」って一体どんな場所なのでしょうか? 気になる店内の様子をご紹介します。

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まず目に入るエントラスは、本にまつわる企画展を行う展示室になっています。2019年1月31日(木)までは、10年ぶりに復刊を果たす雑誌『hinism(ヒニスム)』を中心とした企画展『雑誌の力』を開催中。展示テーマは1カ月ごとに変わるので、訪れるたびに新たな本の世界に出会えます!

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展示室の横のスペースには、約90タイトルの雑誌が壁一面にずらり! これはもう、雑誌好きにはたまらない空間です。

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雑誌が並ぶ棚は一つ一つ開けることができ、中には各雑誌のテーマにまつわる本が。「雑誌を起点に思いもよらない本と出会ってほしい」という思いが込められています。展示室からこちらのスペースまでは無料で楽しめるので、まずは試しに覗いてみてくださいね。

入場料1,500円を支払い、有料エリアへ!

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レセプションで入場料の1,500円を支払い、入館バッチを受け取ると2階の有料エリアを利用することができます。利用時間の制限などは設けられていないので、一度入場料を支払えば1日中好きなだけ滞在できるんです。

それではいよいよ有料エリアに行ってみましょう!

約3万冊の本を販売する「選書室」。

六本木 文喫

“文化を喫する”という店名の通り、「選書室」には人文科学や自然科学、デザイン・アートなど、幅広いジャンルの書籍が約3万冊並んでいます。

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“本との出会い”をテーマにしているため、本棚に並んでいる本は基本的に1タイトル1冊のみ。一般的な本屋さんのように“あいうえお順”や“出版社別”に本が並んでいるのではなく、旅行や食などのカテゴリーによって小説や写真集などがランダムに配置されています。思いもよらない本同士を隣に並べることで、本との偶然の出会いを演出しているそう。

フードやドリンクが充実した「喫茶室」。

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時間を忘れて読書に没頭していたら、お腹が空いてきた…なんてときは、2階奥の一角にある喫茶室へ。「牛ほほ肉のハヤシライス」(1,080円)や「レモンとはちみつのタルト」(580円)など、食事系からデザート系まで豊富なメニューが揃います。アルコールもあるので、仕事終わりに本を片手にちょい飲みするのもいいかも!

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ドリンクカウンターで提供されるコーヒーと煎茶は入場料1,500円に含まれているフリードリンク。こちらは何杯でもおかわり自由というから驚きです。これはついつい長居したくなっちゃいますね!

じっくり本と向き合える「閲覧室」。

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「閲覧室」は、ゆっくり本を選びたい時におすすめ。「選書室」から気になる本をドサっと持ってきて心ゆくまで吟味してもよし。机にはコンセントがあり、無料Wi-Fiも飛んでいるので、パソコン作業もできますよ。

グループ利用も可能な「研究室」。

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「研究室」は大きな机が置かれた個室スペース。予約制ではないので、空いていれば自由に使うことができます。仲間と本について語り合ったり、打ち合わせしたりといろんなシーンで活躍しそう!

内覧会ではトークセッションを開催!

左から、森岡督行さん、上條昌宏さん、伊藤晃さん、横石崇さん。
左から、森岡督行さん、上條昌宏さん、伊藤晃さん、横石崇さん。

内覧会で行われたトークセッションでは、森岡書店の森岡督行さん、雑誌『AXIS 』編集長の上條昌宏さん、〈文喫〉店長の伊藤晃さん、モデレーターとして〈TOKYO WORK DESIGN WEEK〉の横石崇さんが登壇。「本の持つ力と場の在り方」について語り合いました。

六本木に編集部がある上條さんは、「これからは会社に行く前に〈文喫〉に寄って1、2時間じっくり本を読みたいなと。自分の知識ってほとんど本から得たものなので、ここはいろんな知識を吸収できる “パワースポット”のような場所ですね」とコメント。

森岡さんは、「長い時間いてもいい書店って世界中を見ても他に類がない。楽しい時間を過ごせる工夫がいたるところにされているのが、ここの特徴だと思います。この場所が未来の書店の在り方として、夢や希望になってほしい」と期待を込めました。

伊藤店長おすすめのソファ席。
伊藤店長おすすめのソファ席。

お気に入りの過ごし方を聞かれた伊藤店長は、「六本木ヒルズの見えるソファ席に、自分のキャパシティを超える量の本を持ってきて、夕方から夜にかけてじっくり読む…眠くなったら寝ちゃってください。それで店員さんに『閉店ですよ』って起こされる(笑)」と回答。トークセッションの締めくくりには、「ここに訪れたお客さんには、本と偶然出会い、恋に落ちて、ぜひその本と一緒に帰ってほしい。本と恋をして結婚してほしい」と、思いを語ってくれました。

みなさんも、本との出会いを演出してくれる〈文喫〉で、本と恋を始めてみませんか?

〈文喫 六本木〉
■東京都港区六本木 6-1-20 六本木電気ビル1F
■03-6438-9120
■9:00〜23:00(L.O.22:30)
■不定休
■90席
■入場料:1,500円
公式サイト

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