220706_0097

テレビウーマン・小山テリハの「人生は編集できない」 うまい怒り方って?/小山テリハの「人生は編集できない」 Learn 2022.08.02

テレビ朝日プロデューサー、ディレクターの小山テリハさん。自分や後輩の女性たちが少しでも生きやすく、でも面白い(ここ、重要!) 番組を作るために奮闘中の彼女が綴る、日々の悩みや疑問。第一回目は「そもそも怒りたくないんだけど、うまい怒り方ってありますか?」

logo-Teriha-Oyama

初めまして。テレビ朝日でバラエティー番組制作をしています、小山テリハです。
若手みたいな雰囲気出しつつ、気づけばもう7年目。
新卒で入社してから5年間「アメトーーク!」のADを経験し、今はプロデューサー・ディレクターとして、「イワクラと吉住の番組」や「ホリケンのみんなともだち」など深夜番組を中心に制作に携わっています。

おそらく多くの人が感じていると思うのですが 働いていて、本当にしんどいことが多いです。
ADの時は「し○たい」が口癖でした。(心の中の独り言として)     
今は働き方改革などもありその言葉が出てくる頻度はだいぶ減りましたが、それでもやはりしんどくなるとすぐその言葉がチラチラと頭に浮かんで来ます。

テレビ、そしてバラエティー制作と聞くと、キラキラした世界で面白いものを作ってるイケてる人間に見えることもあるみたいなのですが、正直光の裏にあるものは真っ黒い闇です。ブラックとかじゃないですけど。暗めのグレーかな。

自信なんて全くないし、友達も数えるほどしかいないし、この世に生まれてきてよかったとも思えない。「あんた生まれてきてよかったかもね」の証拠が欲しくて、誰かの一秒一分でもいいから、自分が作った番組を見てくれた人の生きてる意味になれば、誰かをしんどみや魔法の言葉から救うことができれば、ただただ、そのためだけに日々もがいている気がします。

そんな私が最近ずっとわからないのは、うまい怒り方、です。突然話が飛躍してすみません、でも本当にわからなくてぜひアドバイスが欲しいんです。

仕事をしてて、先輩や上司に怒られたりすることはたくさんありまして。後輩ができて、自分でチームを持つようになって、人のミスやできていないことに対して「怒る」という機会が出てきてしまうのですが、どうやって伝えたらいいか難しい。怒鳴ったりせずに、どう伝えたら、今のこのミスが恐ろしいことだと理解してもらえるのか、想定外のことが起きたときに、どう今後の対策を練ればいいのか・・・など、私だって完璧に仕事ができるわけじゃないのに(先輩ディレクターにめちゃ怒られるのに!)。その様子を見てる自分の後輩に、偉そうに指示したり、怒ったりしてるのはなんなんだって、俯瞰で見ると気になって気になって…。

あと、人に怒るのってめちゃくちゃ疲れます。大きい声を出すからとかじゃなくて(そんなことしたらもっと疲れる)、言葉選びに気を使ったり、これまで使ってこなかった脳の場所を回転させてるからなのか意味わからないくらいエネルギー使いますよね。チームのメンバーそれぞれの番組にかける熱意もバラバラだし。やる気あるとかないとかもそうですけど、そもそも、ものづくりは愛をもってやれないと相当しんどい作業の連続だと思います。

“やる気の搾取”とか言われたらそうかもしれないけど、「これを私は世に出せないと死ぬ」とか「このこだわりを私は勝手に伝えたくて仕方がないんだ、誰にも伝わらなくたっていい」みたいな想いを持ってる人たちがきっといて、そういう人自身だったり、そこへの理解がないと、他の人の愛についてこれないし、そもそも分かり合えなくて衝突したりして苦しいと思うんです。

とはいえ、こんなこと今日会社に来たばっかりの新人のADさんに伝えたってキモイし時代錯誤だと思われそうなので、絶対言わないんですけど。

長くなってしまいましたが、うまい怒り方、まだまだ模索していきます。原稿を超遅れて出してて、本当に本当に怒られるべきは私です。大変申し訳ございませんでした。

「尊敬できる先輩」2022年7月某日。
「尊敬できる先輩」2022年7月某日。

Videos

Pick Up

YUNO TAKEMURA PinterestヘアメイクアーティストYUNO TAKEMURAさんがPinterestを使う理由。ヘアメイクアーティストとしてサロンワークを中心に活動するYUNO TAKEMURAさん。私生活では、ヨガを取り入れるなど、充実したライフスタイルに憧れるフォロワーも数知れず。そんなパワフルな彼女の好奇心を日々育んでいるのがビジュアル検索ブラットフォーム。 「ブログやSNSが流行り出したのが学生時代。自然と昔からアウトプットやインプットができるツールに触れてきました。そのうちに、ピンタレストも使うようになり、気がつけば8年目。“五感派”の私にとって、すぐに言語化できない段階の感情や脳内のイメージをビジュアルによって整理してくれるピンタレストはとても便利です」 2021年に独立し、フリーになった彼女。同時にプロダクトブランド〈HOPE〉をローンチしたり、結婚披露宴のコーディネートもはじめ、活躍の幅を広げている。 「〈HOPE〉では自分が使いたいと思うものを展開しています。昔の人が使っていた“カンザシ”を、どれだけ現代のライフスタイルに溶け込ませることができるか考えた時にもピンタレストを利用しました。例えば、最初の段階では、漠然とカンザシを作りたいけれど、どういうデザインにしたいかは自分でも見えていないんです。でも、誰に使ってもらいたいか、どういう自分が身に着けたいかというイメージは頭の中にある。そんな時に、ピンタレストを開けば、どういったライフスタイルに自分が惹かれているのかがビジュアルとして上がっているので、本当に求めているディテールが明確になっていきます。そうやって探索していくうちに、想像を遥かに超えて、新しいマインドにも気づかせてくれるので、プロダクトのデザインも着地していきます。そんなふうに、求めているものをより具体的に形にしていくために、ブランドディレクションやウェディングコーディネートの仕事、そして自分自身のビジョンを思い描くビジョンボードをピンタレストで作ってます」。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。Learn 2022.12.26 PR
ホールに入ってすぐの天井には大きなシャンデリアが。
6630個(!)のクリスタルガラスはアルコールのしずくを表している。文筆家・塩谷舞による「今日、サントリーホールで。」Vol.1「何か豊かなものに触れて気持ちを切り替えたい。美術館で何かいい展示してないかな、映画館は……」。そんな日常の選択肢に加えて欲しいのが「コンサートホール」。クラシックといって構える必要はありません。純粋に音を楽しむのはもちろん、目を閉じてゆっくりと息を吸いながら、最近の自分のことを振り返ったり、あるいは遠くの場所や知人のことを思い出したり。ホールを出るころには心と体がふわっと軽くなる。文筆家・塩谷舞がサントリーホールで体験して綴る、「コンサートホールのある日常」。Learn 2022.12.26 PR
Pinterest_WEB連載-3見て、考えて、作って。ピンタレストはもの作りのパートナー。美しく盛り付けられたお菓子の写真が人気を博し、SNSで計15万人以上のフォロワーを持つフードデザイナーのAi Horikawaさんは、お菓子作りはもちろん、ビジュアル制作まで手掛けている。高校生(!)のときから10年以上使っているピンタレストは、もの作りの基礎体力をつけ、今のキャリアを築くためのツールであり「もの作りのパートナーです」という、彼女のピンタレストライフとは。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。Learn 2022.12.12 PR
Pinterest_WEB連載_#2-1ピンタレストは自分の視野や世界を広げるツール。人物やトラベル、企業などの広告撮影で活躍しているフォトグラファー、もろんのんさん。昨年、フリーランスになるまでは、会社員と兼業していた。そのキャリアの過程を聞いてみると。 「もともとカメラが好きというよりは、友人とのおでかけの延長線上に写真があったんです。学生時代から、『日光の紅葉を見に行こう』『国営ひたち海浜公園のひまわりを撮りに行こう』と、さまざまなところへ出向き、撮影したカットをSNSに載せていたら、Hanakoさんからお声をかけていただいて。写真の仕事を始めて8年目です」 独学でカメラを勉強してきた中、ピンタレストがおおいに役立ってきたそう。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。 Learn 2022.12.19 PR