〈ハナコラボ×KAI〉本当に欲しい刃物開発プロジェクト#1 全員集合、どんな刃物が欲しいかディスカッション
貝印とHanakoの新たなコラボ企画が始動。
ミッションは“これぞ求めていた!”という刃物を作ること。果たしてその行方は…!?
今回から始まったこのプロジェクト。刃物でおなじみのメーカー・貝印とハナコラボのメンバーで、キッチンが手狭でも、腕前にあまり自信がなくても、料理が楽しくなるようなキッチン用の刃物を作る全5回の連載企画。その第1回はメンバーが全員集合。まずはユーザーとして、どんな刃物が欲しいか意見を出し合うことからスタート!
使いやすいのはもちろん、デザインにもこだわりたい
光永:私の家は、まさにこの企画のテーマにもあがっているように、キッチンが狭いんです。
だからなるべく道具を少なくしたくて、キッチンツールは包丁とピーラーだけ。
東:それわかります! 私は包丁1本。ピーラーを持っていないので、包丁で皮むきしています。
木皿:包丁は、一人暮らしでもいいものを使うのがおすすめですよ。料理が断然しやすくなるので、腕が上がった気分になります。
細川:私は、仕事ではプロ用の長くて重い包丁を使っています。重たいと、自分で力を入れなくてもサクッと切れるからいいですよ。
東:私は軽い包丁がいいなと思って、いま使っているのも軽さで選んだところがありますが、実は重くて大きいほうが使いやすいんでしょうか?
細川:家庭用で考えると、コンパクトなほうが使い勝手はいいかも。藤野 確かに弊社でとったアンケートによると、最近は三徳包丁とか文
化包丁を使わず、ペティナイフで何でも切ってしまう、という社員が多かったですね。小さいほうが使いやすいという意見でした。
立田:小さいと、洗う時にラクですし、それにキッチンでそんなに場所を取らずに済みますよね。
東:洗うのがラクなのは助かります。
光永:私も洗い物めっちゃ苦手…。キッチンツールでも、たとえばシリコンとステンレスとか違う素材が組み合わさっていたり、形がでこぼこ
していたりすると、洗いにくいですよね。そうじゃなくて、できるだけシンプルなほうがいい。
細川:わかる!私はフライ返しの代わりにお好み焼きのヘラを使っていますが、それはやっぱり形がシンプルで洗いやすいから。
東:さすがプロのアイデアですね。プロといえば、使っている道具のデザインもかっこよくて憧れます。
細川:インスタライブをやっていると、「どこの包丁ですか?」って聞かれることがめっちゃあります。
光永:せっかく新しい刃物を作るなら、使い勝手はもちろん、おしゃれ度も欲しいですよね。シルバーとかウッド調とかシンプルなデザインな
ら、どんなキッチンにも合いそう。
藤野:いまは男性が料理するのも一般的ですし、そういうシンプルでユニセックスなデザインはありですね。
究極のずぼらにもうれしい 刃物があったら最高!
木皿:キッチンツールといえば、包丁以外にキッチンバサミもありますが、みなさんは使っていますか?
細川・東・光永:はい。
東:ただ、私はそれで食材を切ることはなくて、封を切るだけです…。
光永:私はラーメンに入れるニラを切る時とかに使っていますけど、まな板を使わずに済むので便利ですよ。
細川:キッチンバサミが、もっと何役も兼ねられたらよくないですか?
究極のずぼらを言うと、私は刃物で炒め物ができたらいいなと思っているくらいなので(笑)
東:それ最高! ハサミがトングにもなるとか。
藤野:まさにそういう商品が、実はすでに弊社にありまして…。
光永:さすがですね(汗)。じゃあ、キッチンバサミを分解すると、一方がペティナイフとして使えるのは?
立田:それはないです。おもしろい。
光永:私、ペティナイフを持っていないので、一つ買えば一石二鳥。
東:それならペティナイフじゃないもう一方の刃は、ピーラーにしてほしい。私はピーラーを持っていないので、それがあれば解決できます!
立田:ピーラーはあると便利で、弊社でもエース級の人気商品です。
細川:とくに一人暮らしだと、刃物を何種類も置く場所を確保するのが難しいと思うので、そういう何役も兼ねられる刃物があったら便利かも。
光永:夢のよう…。次回以降、いろんなプロにアドバイスをもらって、理想の刃物を実現したいですね!
PROJECT MEMBER
【ハナコラボ】
右・細川芙美:ほそかわ・ふみ/フードデザイナー。 代官山のおむサンドの店〈SURPRISE〉 オーナーシェフ。他店メニュー監修も。
中・東 美結:ひがし・みゆ/会社員。IT企業でマーケ ティングを担当。最近、引越しをして ほぼ毎日自炊。キッチンの狭さが悩み。
左・光永:ひなた/芸人。吉本興業所属。吉本坂 46のメンバー。洋服好きで、インスタ に載せるコーデがおしゃれと人気。
【貝印】
右・立田礼奈:たつた・れな/ブランド企画部。包丁ほかを扱う「関孫六」をメインに、ブランドのアップデートなどを行う。
中・木皿春香:きさら・はるか/広報宣伝部。営業を経て今年4月から現職。ユニークな包丁「サカナイフ」の商品化にも携わる。
左・藤野 倫:ふじの・りん/商品企画部。家庭用キッチンツールを担当。アイデア商品に携わることも多数。
刃物作りからその歴史が始まり、今年で創業112年という老舗メーカーキッチンツールも多数作っていて、大ヒット商品「SELECT100 T型ピーラー」など、機能的にもデザイン的にも優れた商品や、「トング付きキッチンハサミ」といったアイデア商品など、幅広く展開。
また、クラウドファンディングで商品化した「サカナイフ」の開発・製造にも協力した。
問い合わせ先/貝印 お客様相談室:0120-016-410