体のためにできること。 本当に正しい「朝食の食べ方」ってどれ?健康のために知っておきたい“ちょうどいい”食べ方。
食事は日々の糧。忙しい朝であってもできるかぎりおろそかにせず、朝起きるのが楽しみになるような朝食を用意している人も少なくないはず。しかし「おいしい」と「体にいい」は残念ながら別物!「おいしい」と感じることで心を健やかに保つことももちろん免疫力を高めることにつながるが、朝は「排泄の時間」と捉えたちょうどいい食べ方を知ることが、より質のいい朝の時間を作るだろう。今回は体にちょうどいい食べ方をご紹介します。
1.腹八分目がちょうどいいは本当か、嘘か。
朝ごはんを食べるとしても、一日のエネルギーになるからといって食べすぎには注意。免疫細胞である白血球は満腹状態になり、血糖値が上がっていると体内に入った異物を食べて攻撃する能力が通常の半分ほどに落ちてしまい、免疫力の低下を招いてしまう。腹八分目で止め、昼食までにまた空腹がやってくるのが理想的。
2.必ず毎朝しっかりごはんを食べるべきか?
3食きっちり食べることが大事。しかしそれにとらわれ、お腹が空いていないのに食べていることがあるのでは?空腹状態というのは大切で、空腹時は自らの自然治癒力を作り出すオートファジー(自食作用)効果が現れ、免疫力を上げようと作用する。朝は胃と相談して、飲み物だけに留める日があっても大丈夫!
3.出かけるまでに時間がないからとよく噛まずに食べるのはNG?
支度に追われて時間がなくなってしまったり、TVやスマホを見て「ながら食べ」してしまったり、ついよく噛まずにさっと朝食を済ませてしまいがちだが、どんなときでもよく噛むことは重要。噛むことによって分泌される唾液の成分「ペルオキシダーゼ」は抗酸化物質。免疫作用を活性化させ、老化を遅らせる作用も。
4.「辛い」「酸っぱい」「苦い」などの刺激物は朝は避けるべき?
一般的に刺激物と呼ばれる「辛い」「酸っぱい」「苦い」食べ物たち。刺激物が体に入ると、体内では「嫌なものが入った」と認識し、早く外に出したいと胃腸の動きが活発になる。排泄を促進したい朝の時間に取り入れるのも効果的だが、刺激物の摂りすぎは胃腸に負担をかけるので加減が必要。