木村ミサと本日のティータイム。第13回 〈カルディ〉で見つけた!この秋に飲みたい、おすすめ変わり種健康茶。
みなさんこんにちは!木村ミサです。この連載も13回目を迎え、お茶の魅力を知るきっかけが増えてきているありがたい現状。以前、家から徒歩30秒くらいのところに大好きなカルディがあり、毎回お茶コーナーでお茶を眺めながら、新作などをひたすら吟味する時間を楽しむのが好きすぎでした。今でも定期的にやるのですが、今回はその中から、ちょっと変化球のオススメのお茶をご紹介します。
【本日の1杯目】フンパットアーティチョークティー
いわゆる得意のジャケ買いというやつです。店頭の目立つ場所に山積みになっている箱たちが可愛くて思わず手を伸ばした私。よくよく見てみると、「アーティチョークティー」という聞きなれない名前。アーティチョークって、よくおしゃれなフレンチなどで見かけることくらいしか馴染みがないけど、まさかお茶に変身して世に出ていたなんて驚き。ベトナムでは薬草茶として昔から愛飲されていたんだそう。
ティーバッグに分かれているので、日常的に飲みやすいのもありがたい。そして、このグリーンのティーバッグもベトナムっぽくて可愛いくないですか。もうね、この色使いだけで気分が上がりますね。アーティチョークは、シナリンという成分を含んでいて、肝機能を高め、血中コレステロールを下げる働きがあります。二日酔いや生活習慣病にも良く、ベトナムではお酒を飲んだ後に良く飲まれているそう。また、食物繊維も多く含まれていて、デトックス効果や、最近では美肌にもいいとされている嬉しい効能ばかりのお茶なのです。さて、お味はいかがでしょう?
熱湯で蒸らし2〜3分。紅茶のような、ほうじ茶のような色合い。香りは、ごぼう茶のような根菜の香ばしい香りに近い感じで、なぜだか秋を感じます。いただいてみると、この香りとともに、すっきりとした甘みがあとを追う。ベトナムのお茶は割と甘いイメージがあるのですが、これはどちらかというと自然な甘みで飲みやすく、和食などの食事にも合いました。飲んだ後、すっきりする爽やかさがあったので、食欲の秋で暴飲暴食してしまいがちな今の時期の食後やお酒を飲んだあとの一杯におすすめします。個人的には5分くらい待ってから飲むくらいの味が好みです。
【本日の二杯目】新潟の十日町で生まれ育ったどくだみ茶
お次も体にいいシリーズ。どくだみってみなさまご存知でしょうか?どくだみ茶は昔から「十薬」と呼ばれる程、体にやさしい代表的な健康茶。小さい頃、祖母がどくだみ茶にどハマりしてた時によく飲んでいたという謎エピソードもあったりして、どくだみというワードを見るとどこか懐かしい気持ちになります。そんなどくだみ茶をカルディのお茶コーナーで見つけ思わず手を伸ばしてみました。
こちらもティーバッグ。茶葉がたっぷり入っています。どくだみは、血管の強化や解毒作用があり老廃物を出すデトックス効果、整腸作用もあり、さすが薬草茶と言われる所以がたくさん。こちらのどくだみ茶は地元農家の皆さんが自然の山野に自生しているどくだみを採取し、天日干しした原料を飲みやすく火入れ加工したものなんだとか。
沸騰したお湯を注いでお好みの濃さに。こちらは約3分ほど抽出したものです。あまり抽出しすぎてしまうと、苦くなってしまうのでおすすめしません!香りはアーティチョークにも似た甘みと体に良さそうな独特の香りが特徴。どくだみ茶は、割と薬草のような香りと味がするのですが、飲みやすいように炒ってあるので、初めての方にもそんなに癖がなく飲めます。ノンカフェインなので寝る前などにも良さそう。
今回はちょっと変化球な健康茶を紹介しましたがいかがでしたか?どちらも薬が普及する前から体のために飲まれていたお茶であり、昔の人の知恵に感謝したくなるくらい体にいいことだらけ。体をデットクスすることによって、心も健康になったりするからやっぱり体は資本で大事にしていきたい。お茶を飲みながらしみじみと物思いにふける時間が大事なことにも気づかせてくれたりします。食欲の秋、しっかり健康に楽しみましょう。それでは本日の一杯、召し上がれ!