ハナコラボ・諸岡なほ子の高知旅 その2 手作り豆腐、地元スイーツ、そして幻の四万十牛。 西土佐グルメを支える人々に会いに行こう! LEARN 2017.07.22

高知市周辺で「幕末維新博」を堪能したハナコラボの諸岡なほ子さん、お次は四万十川中流域に位置する西土佐へ。自然に囲まれた西土佐は、川の幸、山の幸がとっても豊富。ハナコラボ・諸岡なほ子さんは、もちろんおなかペコペコでやってきましたよ!

集落のすぐそばを四万十川が流れる西土佐地区は、地元の人が「ちょっと川まで…」なんて言って、ピチピチの川エビをとってきてしまうような、自然の恵みにあふれた土地。季節によっては天然の鮎やうなぎも食べられるとあって、ミステリーハンター改め、おいしいものハンターの諸岡さんも前のめりぎみにやってきたわけですが…。

諸岡「夏はちょうど鮎の季節ですね〜!(ウキウキ)」

編集部「諸岡さん、何やら地元ガイドさんによると、西土佐はお肉もおいしいらしいですよ。しかも東京ではなかなか食べられない“幻の肉”があるとか」

諸岡「ま、幻のお肉!?四万十川流域だから、てっきり川の幸がメインだと思ってたんですけど、すごく気になります!すぐ調査しましょう!」

無類のお肉好きだという諸岡さん、鮎はとりあえず別腹として、急遽予定変更!“お肉刑事”として現場へ急行することに。

年間70頭しか生産されない、幻の四万十牛を発見!

実はこの西土佐エリアは、高知でもここでしか生産されていない「四万十牛」の産地。しかも年間70頭分しか出荷されないとあって、東京では超超超レアな存在だとか。

向かったのは〈焼肉よこやま〉。このお店、現在、全国で唯一四万十牛を飼育・販売する〈四万十牛本舗〉さんが営むお店。手塩にかけて育てた牛だからこそおいしい状態で食べて欲しいと、毎日、最高の状態のお肉を日替わりで提供しています。

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店に入り、まず目に飛び込んでくるのがこのショーケース!並ぶお肉の種類は毎日変わります。

諸岡「なんですか、この美しい光景は‼︎ お肉の色といい、繊細なサシの入り方といい、こんなお肉、東京でお目にかかったことありません(涙)」
横山「お好きな部位を100gからお出ししますよ。厚みやカットの仕方などもお好みがあればおっしゃってください」

お店を仕切るのは、店長の横山元紀さん。お母様の真紀さんと弟さんの大河さんの家族3人で牧場と精肉店、そしてこの焼肉店を経営しているそう。

諸岡「じゃあ、ショーケースに入っているお肉を全部100gずつ食べたいです!」

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まさかの全種類“大人オーダー”をした諸岡さん。部位ごとのおいしさの違いを熱く語りながら、じゃんじゃん焼いていきます。

横山「今日は幻の四万十牛の中でもさらに幻といわれている、タンステーキがあるんです。ぜひ食べてみてください」

諸岡「幻のタン?」

横山「タンの中でも、舌の根元に位置するタンモトは、牛1頭から100g程度しかとれない希少部位なんです。霜降りでめちゃくちゃやわらかいですよ!」

諸岡「それ、ください!」

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どーん!っと登場した幻の四万十牛のタンモト。スライスして焼くもよし、豪快にステーキで食べるもよし。カットの方法も相談できますよ。

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諸岡「体験したことのない柔らかさ…! これまで食べてきたタンはなんだったんだってくらいの衝撃です。でも、なんで四万十牛はこんなにおいしいんですか?」

横山「一番は牛にストレスをかけず、愛情いっぱいに育てることですね。あと牛は毎日何リットルも水を飲むのですが、うちの牧場の水は四万十川の支流から引いているんです。餌にも四万十で採れた地藁を使っています」

諸岡「なるほど、四万十川の恵みは川や山の幸だけじゃなく、おいしいお肉を育てることにも一役かっているというわけなんですね!」

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店長の弟・元紀さんと一緒に店を切り盛りするお母さまの真紀さん。兄の大河さんは亡くなったお父様の後を継いで、高校時代から牛の飼育と店の経営を始めたのだそう。

横山「手塩にかけて育てた牛ですから、みなさんにおいしく、楽しく召し上がって欲しいんです。あ、よかったらホルモンもどうですか? 脂が甘くて、おいしいですよ〜」

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“お肉刑事”諸岡の四万十牛調査は、この後もホルモン、カルビ、ミスジへと、えんえん続くのであった…(キリがないのでここらで割愛!)

西土佐の名物が集う道の駅で、うまいもん調査は続く!

幻の四万十牛を堪能した諸岡さん、食後のデザートを求めて、今度は西土佐のおいしいものが集結した道の駅「よって西土佐」へやってきました。

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2016年4月にオープンした「道の駅よって西土佐」には、四万十川の天然鮎をその場で塩焼きにしてくれるお店など、四万十川の恵みが大集合!

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地元の農家直送の野菜やお米が買える売店もあります。

諸岡「あ、かわいいケーキ屋さんがありますね!(ダッシュ)」

道の駅にあるスイーツショップ〈ストローベイルSANKANYA〉は、地元食材を使ったケーキが人気のお店。

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こちらは地元産の栗を使ったモンブランシュー。シュー生地には地元産の米粉が使われていて、もっちり、さっくりした食感。

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オーナーの中脇裕美さんは、以前は西土佐の役場にお勤めだったそう。

中脇「私は生まれも育ちも西土佐なんです。役場時代からなんとかして地元を盛り上げたい!と思っていたんですけど、趣味だったケーキ作りを通して西土佐の魅力を発信できたらなと思って。だってお米も野菜も果物も、とびきりおいしいんですから」

諸岡「どのケーキにも必ずひとつ地元産のフルーツや野菜が入っているんですね! スイーツでその土地の旬を感じられるなんて最高です。ああ、もう全部食べてみたい…」

編集長へのお土産と称して、せっせとケーキを買い込んだ諸岡さん。えっ!まだどこか行ってみたいところがあるんです!?

四万十川の清流が生んだ、手作りの豆腐を求めて。

諸岡さんの最後の目的地は、地元でも大人気という手作り豆腐屋さん。といってもお店ではなくて、このお豆腐、実は地元のご婦人たちからなる「中組絆の会」が作っているもの。さっそくお豆腐を作っている集会所にお邪魔してみました。

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ありました、できたてほやほやの豆腐と、おからを使ったかりんとう。どちらも〈道の駅よって西土佐〉の大人気商品だそうです。

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諸岡「どうしてみなさんでお豆腐作りを始めたんですか?」

絆の会「このへんはね、昔から各家庭でお豆腐を手作りしてたんですよ。すごくおいしいのでね、外から来た人たちにも食べてもらえたらなって」

諸岡「お豆腐作りの過程で残るおからをかりんとうやクッキーにするのも、すごくいいアイデアですね!」

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見よ、作りたての豆腐のぷるぷる感よ。四万十川のおいしい水と、近くの山でつくられるにがりを使った、100%地元産なのです。

絆の会「醤油をちょっと垂らすだけでおいしいでしょう。へんなものが入ってないから、豆の味が濃いの。これを食べたらスーパーで売ってる豆腐なんて食べられないよ〜。みんなにもお土産に持って行って」

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いっぱいお土産を持たせてもらった諸岡さん。まるで孫のように可愛がってもらっていました。

諸岡「四万十川の恵みはおいしいものだけじゃなく、人の優しさもあるんですね。もっともっと地元の人とお話がしたいので、もう一軒、行きましょう!」

人に出会って、おしゃべりして、食べて、また出会う。食いしん坊・諸岡さんの高知旅は、こうして続いていくのでした。

※中組絆の会は、通常は見学受け付けをしていません。豆腐やおからスイーツは〈道の駅よって西土佐〉で購入できます。

問い合わせ先

〈四万十牛本舗 焼肉よこやま〉
高知県四万十市西土佐江川崎2594-1
0880-52-2989
17:00〜22:00(21:30 LO)
水休
http://www.shimantogyu.co.jp/yakiniku/

〈道の駅よって西土佐〉
高知県四万十市西土佐江川崎2410-3
0880-52-1398
7:30〜18:00
無休(12〜2月は火休)
http://www.yotte.jp/

〈ストローベイル SANKANYA〉
高知県四万十市西土佐江川崎2410-3
0880-31-6070
10:00〜17:00
無休(12〜2月は火休)
https://www.facebook.com/40010sankanya/

高知県の情報ならココ!

高知県のまとめサイト「高知家の○○」
http://www.kochike.pref.kochi.lg.jp/~top/matome/

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