京都でこだわりのお茶を堪能。 あなたはお茶派?紅茶派?【京都】本格的な日本茶専門店へ。
FOOD 2019.01.04
淹れたてのお茶でほっこりしませんか?今回は、京都へ出向いてまで飲みたくなる、本格的なお茶・紅茶屋さんをご紹介します。こだわりの茶葉を落ち着いた店内でいただきましょう。
1.築100年以上の京町家をカフェ〈祇園 北川半兵衞〉/祇園
文久元(1861)年創業の宇治茶の卸問屋6代目が「お茶本来のおいしさを知ってほしい」と、築100年以上の京町家をカフェに。
格子の間仕切りは長年使ってきた茶箱の再利用。抹茶の原料となる、碾茶を保管してきた茶壺は花器に。エントランスには濃茶を流し込んだようなガラスブロックをはめこみ、モダンな空間に再生。
スイーツとのペアリングを楽しみながら、お茶を飲み比べできるセットなど、メニューもすべてお茶が主役。
お茶とお菓子のセット各1,500円(各税込)も。茶問屋だからできる、確かなクオリティを満喫したい。
(Hanako1154号掲載/photo : Natsuko Ishikawa text : Aki Miyashita)
和菓子も素材にこだわった自家製〈茶房 竹聲〉/墨染
1879年創業の〈椿堂茶舗〉が営む店では、抹茶や玉露、煎茶と並び「京都紅茶」も扱っている。京都府南部の茶の名産地・和束町で育てた最高級の緑茶品種から仕上げたオリジナルの紅茶だ。
「雑味がなく、まろやかで甘みのある仕上がりになっていると思います」と話しながら、5代目の茶師、武村龍男さんが丁寧な手つきで淹れてくれる。
渋さが控えめで、ほんのり甘みがありながら、すっきりとした後味。
和菓子も素材にこだわった自家製。
落ち着いたしつらいが醸す空気とともに、京都ならではの味をじっくり堪能してほしい。
茶房手前の〈椿堂茶舗〉では茶葉の販売も。
(Hanako1145号掲載/photo : Sadaho Naito text & edit : Kaori Hareyama)