ブックカフェやコッペパン専門店など。 京王井の頭沿線でホッと一息。駒場東大前のカフェ・ベーカリー3軒

FOOD 2018.08.21

渋谷から京王井の頭線で二駅。都会の喧騒から少し離れた位置にある「駒場東大前」には、地元の人から愛されるカフェやベーカリーがあちこちに。ランチやおやつの時間にぴったりな、とっておきの3軒をご紹介します。

1.作品にちなんだメニューも楽しめるブックカフェ〈BUNDAN COFFEE & BEER〉

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〈東京ピストル〉の草彅洋平さんが、日本近代文学館の一室に手がけたカフェ。時代やジャンルを限らず、草薙さんが心に響くと認めた現代の''文学''を手に味わうのは作品や作家にちなんだメニュー。

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"芥川""鴎外"と名付けられたコーヒ片手の読書に時間を忘れて。森瑤子が与論島で食したオイルサーディンの丼「ヨロン丼」1,000円。

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駒場公園の緑を眺めるテラスも18席。ユーズドの調度や作家の遺族から寄贈されたテーブルが落ち着いた雰囲気を醸し出す。

(Hanako1127号掲載:photo:Yoko Tajiri text:Mutsumi Hidaka)

2.【閉店情報あり】注文後に作られる出来立てのコッペパンを味わって〈Coupél〉

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スイーツ系にはふわっとして甘いコッペを、お惣菜系にはプレーンで皮をぱりっと焼き上げたものを、と使い分ける。食感を損ねないよう、あんこは軟らかくなめらかに、ピーナツバターはホイップして軽くするなど随所に細かい工夫が。

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もともとインテリアデザイナーだった店主が内装を手掛ける。コッペパンは注文後、キッチンで丁寧に作られる。レトロな雰囲気の木枠ショーケースに、サンプルが並ぶ。

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パンは長めサイズ。「ハンバーグ」(数量限定)400円。テイクアウトのみで予約は不可。現在スイーツ系10種類、お惣菜系7種類を展開。

(Hanako1127号掲載/photo:MEGUMI(DOUBLE ONE) text:Riko Saito)

3.厳選された素材と繊細なアレンジが織りなす至福のハーモニー。〈Boulangerie Le Ressort〉

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「バランスの悪いものはおいしくない。いいお店でしか働いてこなかったので、わかってるつもりです」。さらりと言ってのける清水宣光シェフはシャープな感性の持ち主。素材を厳選し、具材の微妙な量さえスタッフ任せにせず、このハーモニーを生む。チャバタ、フォカッチャ、そしてバゲット。サンドイッチを食べてクローズアップされるのはパンのおいしさである。個性に満ちた麦に自家製酵母のフェロモンのような香りがクロスする。

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素材とはこんなに香りに満ちていたのか。〈ル・ルソール〉のサンドイッチを食べると、当たり前のことにまざまざと気づかされる。たとえば、パストラミビーフと人参のマリネ。苦味も草っぽさも含んでいない甘いニンジンの風味のすばらしさに改めて感動する。それが活きているのも、ビーフのコクや赤玉ねぎの辛みを、ニンジンとうまくバランスさせているから。

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バゲットがおいしければ、はさむものはシンプルであればあるだけおいしい。取り置き可。カカオ 55%のベルギー産チョコレート使用の「ショコラ55」170円(各税込)をはじめ、ていねいな作りのパンが所狭しと並んでいる。

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