神保町の魅力#2 ほっと一息スポット5選
靖国通りと白山通りが交わる交差点付近には100軒を超える古書店が集まり、その規模は世界最大級といわれている。オフィスワーカーのほか周辺大学の学生が多く滞在しているのも、この街の特徴の一つ。
1.街に溶け込むアメリカンカフェ。〈DILL COFFEE PARLOR 〉(ディルコーヒーパーラー)
アメリカにルーツを持つ店主のレブランク玲央さんが、祖父から受け継いだレシピで作る「Cranberry Dream Bar」500円などのアメリカン焼菓子が味わえる。逗子の〈Dark Arts Coffee Japan〉が焙煎する、スペシャルティコーヒーを求めて、毎朝近隣のワーカーが多く集まる。
住所:東京都千代田区神田錦町2-4-6
TEL:なし
営業時間:8:00〜20:00
席数:40席
2.コーヒーと共に季節を味わう店内仕込みの濃厚アイス。〈SR coffee & ice cream Jimbocho〉(エスアール コーヒーアンドアイスクリームジンボウチョウ)
ロースタリー〈SR〉が手がけるアイスクリームスタンド。大人でも頼めるキッズサイズ(350円)があるのもうれしい。
住所:京都千代田区神田神保町1-22-2 CIRCLES神保町Ⅰ
TEL:なし
営業時間:12:00~18:00(17:45LO)※冬期は営業時間変更あり
定休日:月休
3.歴史が培った空間で新しい文化を築く名喫茶。〈神保町 さぼうる〉
客が持ち寄ったというアートや落書きで彩られた店内の壁からも、文化人や学生たちが通い詰めてきた歴史が醸成した店の文化を感じられる。現店主の伊藤雅史さんは、ライブイベントの開催やメニューの改良など、新たな挑戦も。
住所:東京都千代田区神田神保町1-11
TEL:03-3291-8404
営業時間:11:00〜20:00
定休日:日休、祝不定休
席数:70席
4.路地裏から道行く人を誘うポルトガル菓子の甘い香り。〈DOCE ESPIGA〉(ドースイスピーガ)
お店のルーツは店主がポルトガルで出合った菓子店。その店と同じ名前を冠して移動販売から始め、2017年の夏に現在の店舗に。完全無添加で卵や砂糖を贅沢に使ったお菓子は、本場のように果実酒やワインと一緒に店内カウンターでも楽しめる。
住所:東京都千代田区神田小川町3-2-5
TEL:なし
営業時間:7:00〜18:00(土8:00〜15:30)
定休日:日休
5.創業から変わらない味と趣を守り抜く街のオアシス。〈神田伯剌西爾〉(かんだぶらじる)
1972年から直火式の自家焙煎にこだわり、種類豊富な豆を用意してコーヒーを提供する。古民家のような店内は分煙で、今では珍しく喫煙も可能。コーヒーを使った自家製のデザートメニューや茨城県の〈え〉のケーキは懐かしい味わいで人気。
住所:東京都千代田区神田神保町1-7 小宮山ビルB1
営業時間:11:00〜21:00(日祝〜19:00)
定休日:無休
席数:50席 ※分煙
各スポットを紹介してくれた神保町の案内人
アートも文学もお酒も。新しい何かに出会える場所。
「自分の好きなものをジャンルレスに集めています。本棚の裏にワインセラーが隠れていたりと、店をよく見てもらうと色んな発見があるかもしれません。お客様の新しい扉を開く、そんな場所でありたいですね」
76年の歴史を守りながら、新しい風が入る場所に。
「老舗だからといって常連客ばかりが集まるのではない、風通しのいい場所にしたい。〈兵六〉では、“プライドを持って営業する”という初代の教えを守りながら、全てのお客様に平等に接することをモットーにしています」
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