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パイ専門店に、アイリッシュパブ… 「オールドハワイ」の魅力を知る!ハワイで愛され続ける老舗名店巡り Vol.2 Food 2018.07.08

古き良きハワイって?その答えを探るべく、老舗の名店を訪れました。家族の愛情が詰まったパイの専門店に、多くの物語を生み出してきたアイリッシュパブ…ハワイで愛され続けるお店を巡るストーリーをお届けします。

〈Hawaiian Pie Company〉家族がいて、パイがある。それだけでかなり幸せ。

ダイナーでおなかはいっぱいだけど、おいしいパイを求めて〈ハワイアン パイ カンパニー〉へ。

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オーナー夫婦のジョエルさんとジャンさん、その娘と夫、週末には息子2人も手伝いに来るという、まさに正真正銘のホームメイド。ジョエルさんの祖父がマノアで〈ホリーズ ベーカリー〉という店をやっていたのがここのパイの始まりだ。マノアの店を閉めてからブランクが空いていたジョエルさん。その背中を押したのは「おいしいパイを食べて、みんなが喜ぶ姿が好き」という子供たちだったそうだ。

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〈ホリーズベーカリー〉のパイの味が復活したという噂をどこからともなく聞きつけたお客さんで店は大にぎわい。今では家族総出でパイを焼いている。重さ3ポンドのパイには、バターとフィリング、そして家族の愛情がたっぷりと詰まっていた。

〈Hawaiian Pie Company〉
テイクアウトのみ。マノア時代から受け継がれるアップル、ピーチ、パッションペア、ココナッツのほか、アップルキャラメル、バナナフロストといったこの店オリジナルも。月替わりのパイも含め、10種類以上ある。パイは、ホール22ドル~、小ホール6ドル。クッキーやスコーンもおいしい。
■508 Waiakamilo Rd., Honolulu 
■808-988-7828 
■7:00(土9:00)~16:00 日月休

アイリッシュパブ〈Murphy’s Bar & Grill〉を舞台に、紡がれる物語の数々。

まだ外は明るいけれど、一杯飲んでいきたい。ツアーの最後を飾るのは、ダウンタウンの外れにあるアイリッシュパブ〈マーフィーズ バー&グリル〉。

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「ダウンタウンはもともと港に近いこの場所から発展していったんだよ。少しずつ変わってきたけれど、今ものんびりしたムードでここが気に入っているんだ」。
そう話してくれたのは、1987年に店をオープンさせたオーナーのドンさん。毎年3月中旬にはセント・パトリックデーを記念したイベントで盛り上がる。レンガの壁にシックなソファがロマンティックなこの店を舞台に、イベントをきっかけに結婚したカップルがいたり、3世代で訪れるお客さんがいるなど物語には事欠かない。

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どこか親しみやすい店構え。人の温もりを感じるものの手触り。そしてそこを心底大切に思って通う人々の放つ愛情。それらが全て積み重なった「古き良きハワイ」、そんなの惹かれないわけがない。

〈Murphy’s Bar & Grill〉
自家製のコンビーフ16.5ドルやシェパーズパイ17.5ドルが自慢。ボリュームがあるので、シェアして食べるのがおすすめ。店内はゆったりとしたボックス席がうれしいレストランスペースと、カウンターにハイチェアが並ぶバースペースに分かれている。
■2 Merchant St., Honolulu 
■808-531-0422 
■11:00(土日16:00)~2:00 無休 
■106席 

(Hanako1155号掲載/photo : Masako Nakagawa text : Rio Hirai)

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